2012年8月4日土曜日

マイナンバー?いっそのことSSNにしたら?



朝日新聞の記事に目が留まりました。

<税金と社会保障の個人情報を一つにまとめる>

マイナンバー法案を閣議決定し、国会に提出した、

というニュース。

例えば(↓の写真)今日郵便で届いた
社会保障局からのお知らせ。



これは年に1回届きます。


☆Your Estimated Benefits

あなたの受給年金の見積もり。

70歳でリタイアしたら・・・

62歳でリタイアしたら・・・

月にいくらもらえます。



☆Your Earnings Record

あなたの所得記録

私が初めてアメリカに来て、学生の時
アルバイトをしたその時の記録から始まっています。

もちろんSSN(社会保障番号)を使って働いたからです。

逆に言えばSSNを使わないで、働いた分
(もちろん法律違反なのですが)は
ここには載りようがないのです。

日本にいた8年間は当然ゼロ。


アメリカでリーガルに働くには必ずSSNが必要で、
その番号を書き入れることによって、
いくら所得があったかが記録され続け、
ソーシャルセキュリティオフィスから
こういう通知が届くわけなのです。


それにしてこの記事でわからないのは
「金融機関からは預貯金などの情報、
医療機関からは診察歴などを提出してもらうため」

それって何か複雑過ぎない?

まずは所得と支払った税金から計算した年金
だけを1本化する法案にしたらどうなのかしら・・・。


もちろんアメリカにも不正はいっぱい。

SSNが取れない不法滞在者は違法に誰かの
SSNを使ったりして、使われた方は
税金の申請の時に多大な迷惑を蒙ったりします。

でも少なくても、働いて税金も納めていたのに
その記録が残っていないなんて事態は起こらないでしょう。

古い記録がなくてわがつれあいなど
年金の年数が足らないと言われたのですから。

今は変わったかも知れませんが(そう願いたい)
数年前に日本に帰った時、社会保険事務所に行って
調べてもらった私の記録。
私学と公立で教師をした私は、公立の場合は
共済組合。私立学校は別の組合なので
ここではわからないと言われました。

払った税金が一本化されていないのです。

教師のための共済組合と言うのもヘンな組織。

所得と払った税金はどんな職種であれ、
一つの大きな柱でいいんじゃないのかしら・・・。

アメリカも年金は少ないです。
でも少なくても、自分が払った税金で計算されている
ということはフェアと言えるのではないでしょうか。

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