2010年3月28日日曜日

村上春樹とジム・モリソン

日常的に手元に置いてあっていつも読み返す本は、
星野道夫と村上春樹。
ふとした時に聴いてしまうのは
やっぱりジャクソン・ブラウンとドアーズ。
< はいほー>は出版されてすぐに買いました。
1989年です。
このエッセイ集も大好きで、ふ~ん、なるほど、と
思わせられるものやら、そうか、彼はこういう人なんだ
と感心させられたり、
どのページをぱっと開けて読み出しても面白い。
でも多分私が一番好きなのは
ジム・モリソンのためのソウルキッチン
一般的に言えば芦屋のおぼっちゃんで、優等生だった
村上春樹(だからこそなのか)に
この「本質的なアジテーター」であるジム・モリソンが
与えた衝撃。
春樹さんももう還暦を過ぎて、<1Q84>には
音楽はクラシックしか出て来なかったけれど、
今もドアーズを聴くことはあるのでしょうか。
上の写真のアルバムのサインは
ドラムのジョンのもの。
彼はグランドキャニオンのインディアンたちが主催した
ウラン採掘に反対する集会に参加していました。
物静かな人でした。

メジャーリーガーのファッション SFジャイアンツ

名前はわからないのですが、サンフランシスコジャイアンツの選手。
車から降りて来て、サインを求めるファンに、サインしている
ところ。
ジャイアンツが使っている、スコッツデールにあるこの球場は
選手が車でやって来て、駐車場に車を停めて、入り口に入る
間際でファンが待つことが出来ます。
だから選手たちの私服もばっちり見ることが出来ます。
ジャイアンツの選手の間では彼が着ている、
このEd HardyのTシャツやジーンズが人気のようです。
スコッツデールのファッションモール(グッチやヴィトンなど、
高級ブランドのお店も入っているモールです)にはこのブランドのブティックがあり、
お店の中にはマドンナやロドマンなどがここの洋服を着ている写真も飾られています。

この緑色のTシャツは私がディスカウントショップで見つけて
買った、子供用。
上の写真が前で、左の写真が後ろ。
日本の刺青に魅せられて、日本で実際に彫り師から
習ったというDon Ed Hardy。

こんなところにも日本の文化が・・・。
入れる入れない、とかそのものの良し悪しは置いておいて、
あの絵の細かさと色鮮やかさ、そして大胆さはまぎれもない
日本のアートと言えるのでしょう。
そしてそれが今やアメリカ人の間でもポピュラーになって来ていて、
本も出て、日本の刺青にあこがれる人が現れても 
きっと不思議ではないのでしょう。

実際私の仕事場に来た、一人のナバホの男の子は、
こちらのケーブルテレビのトラベルチャンネルで見た、
東京の彫り師が入れる刺青のドキュメンタリーを見て、
日本のヤクザに憧れてるんだ、いつか自分もああいうのを入れてみたい、
と真剣に話していました・・・。












2010年3月27日土曜日

イチロー



やっぱりイチローはカッコイイ!!
左下はイチローがずっと乗っている、インフィニティ。
選手用の駐車場で
いつも定位置に停まっています。




右上の写真はイチローのスポーツバッグ
とシューズ。
練習が終わったら、きちんとどの靴も
青いシューズバッグにしまっています。
この靴のそろえ方も
彼の性格が表れていますよね。
キャンプもそろそろおしまい。

フェニックスでの唯一の楽しみ・・・

フェニックスに来たら、ロスアンジェルスにいた時から
今も会員になっているジムに行きます。
(ネイションワイドのこのジムは私の住む町にはないけれど
フェニックスにはあります)
ここが田舎(と言うとフェニックスには悪いけど、
いかんせん、LAと比べたらね・・・)の良さ。
5レーンある25メートルプールはたいていいつも
全部ふさがってるということはなくて、
水もいつもきれいで、心置きなく自分のペースで泳げます。
この日は時間帯もあってか、直前まで全部のレーンが
使われてて水流が強くて、何だか思うように進まず、
(多分、筋力も落ちている)
40分かけて1000M泳ぎました。
もう少し泳いでられるのだけど、アメリカの屋内プールは
水温が低くて、
40分、お水に入っていたら、体が冷え切って、
震え上がってしまいます。
その点、日本のプールは水温が高いですよね。
漢方医の友人がよく言っていました。
水泳は体を冷やすから良くないって・・・。
う~ん、でも泳ぐのはとても気持ちいいんだけれど・・・。
トライアスロンに自転車がなかったら、
トライしてみたいです。

最後のスプリングキャンプ

またまたもう終わりかけのスプリングキャンプへ。

カンサスシティーロイヤルズのマイナーリーグで、

スポーツトレーナーのインターンの日本人を見つけました。

多田潔くん。

コロラドの大学で修士まで取得した彼は

ただいまロイヤルズで修行中。

彼から、今やメジャーリーグでも注目されつつある、

針治療などの東洋医学のことも聞きました。

う~ん、やっぱり漢方ってすごいのか!!

2010年3月23日火曜日

お店に売りに来る人たち

都会ではあり得ないでしょうが、
こういう田舎だと、お店にものを売りに来る人が
けっこういます。
お店に、或いは私たち従業員に。
ジュエリー、食べ物、ETC。
このバナナブレッドはナバホのおばさん(おばあさんに近い年齢です)
が時々売りに来て、これはわがお店でも人気。
私も必ず買います。
甘過ぎず、スパイスもほとんどなくて
安くて、美味しい!
秋には自分たちで拾って1つ1つ穴を開けた、
<シダービーズ>と呼ばれるジャニパーの実のビーズを
売りに来るナバホがいます。
シダービーズはナバホのお守りだとか。
これは一昨年の秋に売りに来た時に買ったものです。
私は5本買いました。
これをばらして、間にターコイズやローズクオーツをいれて
ロングネックレスを作りました。
これはフェニックスへのグレイハウンドのバス代が
要るから買ってくれと売りに来たリング。
これは外側がくるくる回るようになっている、
ホピのリング。
買えばけっこうするはずです。
(と後になって知りました)
しかも何かの記念に作られたらしい・・・。
と言うように、お店には様々な人が様々なものを売りに
来て、またそれを買う(時にはお店のお客さんも
買います)人がいるのです。

すべてのシルバージュエリーはここから始まる

これは私が働くお店で売る、
シルバーのシート。
10から32までのゲージ(厚さ)の
シルバーの板を扱っています。
ゲージ数が少ないほどぶ厚くなります。
毎日株価や金、プラチナと同じように
マーケットプライスが変わるので、
値段は上がったり下がったり。

これは週に1回、すべてのシルバーの在庫チェックをする
アシスタントマネジャー。
1枚のフルシートは縦6インチ、幅36インチ。
縦は6インチなので、必ず6x何インチとカットします。
ここからすべてのインディアンジュエリーは始まります。
どんなアーティストも
これなくしてはシルバージュエリーは作れない・・・。


グッドウィルで

久しぶりにグッドウィル(スリフトショップ)へ。
お店に入ったら私はまず食器を見ます。
あまりたくさん品物はなかったけれど、
私の目を引いたこのカップとお皿。
スリフトショップにしては破格のお値段!

裏で(値段付け等で)働いていそうな
白人のおじさんがいたので
きいてみました。
これってどうしてこんなに高いの?
ついてる値段を見て、う~ん、
フィンランド製だし(私はイングランド
としか読めてなかった!)、
シリアルナンバーがついてるし
(えっどこに?)
僕ならここまで高くはつけない
とは思うけど(彼に値段つけてもらい
たかった!)新品で買えば、この何倍
かはするはずだから。
手描きで、ワイングラスに使えそうなこのカップの形が気に入って、
このお花の模様も素敵!
ということで、カップとお皿と2つずつ買いました。







レジで私の後ろに並んでいたネイティブの女性。
最初はわからなかったけど、つい数日前に仕事場のお店にやって来た、
わが親愛なるローレンス(ホピの有名なシルバースミス)の娘さん。
ローレンスの名を前に持って来て、女子だからロレンシータ。
両親はフェニックスに行ってるから、明日、帰りに(お店に)寄るかもよ。
彼女が着ていたのはホピの100マイルクラブのTシャツ。
これはホピのヘルス&フィットネスのプログラムの1つで、
5月ごろから4ヶ月で100マイルを走るか、歩いて、完走したら、
Tシャツやら、色々なグッズがもらえるというもの。
参加費を払ったら、ノートを送って来て、それに(自己申告ですが)
日付と距離を書き込んで行くというもの。
(何てシンプル、そしてアナログ!)
で、彼女に住所を書いて渡して、今年は私も参加しようと・・・。
単にグッズが欲しいだけで・・・。

次の日、きっちり、ローレンンスとグリセルダ夫妻は息子のウィルマーと
3人でお店にやって来ました。





2010年3月19日金曜日

久しぶりにセドナへ

久しぶりににセドナへ。
湧き水が出る道路はしから
少し下ったオーククリークは雪解け水で
水量も増して、流れもかなり速いです。

お水の量も多かったですが、
さすがにまだかなり冷たい・・・。


いつもはお水を汲んでおしまいなのですが、
この日は久しぶりだったのと、お天気も
良かったのでセドナの町まで
足をのばしました。

春休みもあってか、アップタウンは観光客でいっぱい。
いつ見てもレッドロックの岩山の景色は圧巻です。
セドナを南北に突っ切る89Aというハイウェイを車で走ると
すごい開放感と爽快感。
もちろんここに来るには、くねくねとカーブの多い、
細い山道を600Mほど下って来るのですが、
たどり着いたセドナは、いるだけで気持ちがいいんですよね。

ここの土地の持つパワーと関係しているのか
どうかはわかりませんが・・・。




OLD ADOBE TRADERSのオーナー、マーリン

OLDADOBE TRADERSのマーリンが
仕事場にやって来ました。
元々彼のダウンタウンのお店で働いていた
ナバホの若いアーティストと一緒に、
シルバーを買いに。
仕事、終わってから寄るよ、でも何時に閉まるの?
6時だよ。
私もここ、6時まで・・・。
いいよ、開けとくから来なさい。
ということで仕事が終わってから、彼の新しいロケーションの
お店へ。
初老の白人のカップルがいて、
彼は熱心にナバホラグについて説明していました。
彼らが何も買わずに出て行って、
彼曰く、
彼らが次に戻って来て買ってくれるか、
それともこれっきりか、それはわからない。
でも少なくてもある程度の知識はつけてあげたんだ。

次に行ったら、彼がどういうきっかけで
インディアンジュエリービジネスに関わるようになったのか
きいてみようと思っています。
どんなに作品が良くても、何としてもこの人に
お金は使いたくないっていうアーティストと
この人のものなら是非買って、身につけたいって思う
アーティストがいるの、と私が言ったら
そうだよ、全くその通りだ、という彼の意見。
作品を作れば上手で、売れる人でも
いつもお金がないって言ってる人も多いわね。
と私が言ったら、
(名前は出さなかったけど)あるアーティストの
お金の使い方を話して、
こういうビジネスに関わってもね、
彼らは自分たちとは全く違った考え方、全く違った価値観で
生きて来ているんだということをいつも
頭に置いておくことが大事なんだ。
彼のこの意見に私も同感です。
それは<差別>ではなく<違い>を知っておくということ
なんだと思います。
ダウンタウンで70年代から今もインディアンジュエリー店を開いてる
別のお店のオーナーは違う表現だったけど、
私にこう言いました。
あくまでも我々はアウトサイダーなんだということを
忘れないようにしないとね。
どんなに仲良くなったり、親しくなったりしても。
もちろんそれは私も理解しているつもりです。
帰り際に、写真を撮ってもいい?
ときいたら、ぼくの写真をどうするんだい?
私のささやかな日本のブログに載せたいの。
まあぼくはもう日本でも有名だけどね、と笑うので
じゃあもっと有名になるわよ、
ということで彼のショットを2枚。
両腕につけた圧巻のターコイズのブレスレット。
もちろんカスタムオーダーです。
右手につけているブレスレットは、何と
彼が3つの石だけに使ったお金が2300ドル!!
私にはトルコ石の価値と良さがいまいちわからないのですが、
とにかく希少な石なのだそうです。
温和で知識のある、こういう人と話していると
楽しいし、不思議と英語にも詰りません。
外に出たら、くっきりときれいな三日月。
何かとてもさわやかな気持ちで帰宅出来ました。

2010年3月17日水曜日

セントパトリックスデー

毎年3月17日はセントパトリックスデー。
聖パトリックがアイルランドに
キリスト教を広めたのを祝う日
(なんですって)。
ちなみにこの日は彼の命日だとか。
グリーンデーとも呼ばれて、
この日はたくさんの人が
聖パトリック、あるいは
アイルランド人に敬意を表して、
緑色の服を着たり、何か緑色のものを身につけたりします。
アイルランドには元々ケルト文化があり、
ケルトは自然崇拝の多神教。
自然とともに生きなくてはいけない人間が想像して創造した、
自然の中の神様。
狩りや農作業をする人間には、太陽はもちろん、森や岩や
海や山に神が宿るというのは自然な考え方だったのでしょう。

日本も元々はそうだし、ホピもそうです。
ホピはキリスト教の宣教者を殺し、日本には踏み絵があった。
アイルランド人はキリスト教(カソリック)を広めた聖人の
命日を祝う。
ずい分前ですが、そういう医療行為が禁止されている
アイルランドから、命をかけてイギリスへ船で渡る、
悲愴な女性たちのドキュメンタリー映画を見たことがあります。
カソリックであるがために、許されない。

そんなこともふと思ったセントパトリックデーでしたが、
話は変わって食べ物のこと。
アイリッシュのバターが好きで、バターは必ずこのバター。
風味があってミルクの味がして、
どこか懐かしい感じの味です。
写真では銀色に写っていますが、実際は金色の
パッケージ。
銀色のパッケージのノーソルトもあります。

・・・でもアイリッシュと言えば、やはりU2!!














2010年3月16日火曜日

わが家の甘味

ジャムを作る時、私は甘味は蜂蜜を使います。
ファーマーズマーケットで売ったりする(プロの)人は
果物の味を損なわないようにと、
真っ白なお砂糖を使う場合が多いようですが、
わが家には白砂糖はないので、
蜂蜜。

手元の蜂蜜が少ない時には、このアガヴェシロップも。
アガヴェシロップはメープルシロップのような
独特の香りがなく(もちろんこのメープルシロップの
独特の風味も大好きだけど)、
サラダのドレッシング、煮物、コーヒー、紅茶と
シンプルに甘さだけが欲しい時には
重宝しています。
蜂蜜が大好きな私は、とにかくどこに行っても
蜂蜜を探す。
去年日本に帰った時に、以前から知ってはいたけれど、
お店に入ったことはなかった、老舗の蜂蜜屋さん。
れんげ蜂蜜をどうやって採取するのかときいたら、
作物を収穫した後の畑にわざわざれんげのタネをまいて、
れんげの花を咲かせるのだそう・・・。
昔はれんげなんて、田舎だと、どこにでも
咲いてた(ことにも気づかないような野の花だった)けれど。
私がここに来て見つけた蜂蜜は
<カーボーイハニー>。
熱処理もしていない、Raw Honey。
私のお気に入りはワイルドフラワー。
リチャード(養蜂家)は旅をしないのです。
巣箱(?)を置いていて、その時期に蜂たちがどこへ
飛んで行ったかがわかる。
いつぐらいにはどんな花が咲くか、だいたいは
彼の頭の中に入ってはいるけれど、もちろん実際にいつになれば
花が咲いてくれるかは、その年の天候によります。
夏の間のファーマーズマーケットでだけ買える
カーボーイハニー。
マーケットの終わる前にはいつも、彼の蜂蜜を買いだめ。
彼の蜂蜜に会えるまで、あと数ヶ月。
春、と言うより夏が待ち遠しい私です。



2010年3月14日日曜日

お宝発見!?

1日うちにいて、ごそごそとものの整理。
こんなものが出て来て、またスリフトショップに
寄付しようか、と思いつつ、念のため、
インターネットで調べてみたら・・・。
アンティークのサイトで、何と$150で売ってる!!
Chippendaleという会社のものなのですが、
サイトで売ってたものと同じ、私のもシリアルナンバーが
入っています。しかも、これよりずっと
コンディションがいい!!
どなたか、買ってください!!

古いセイコーの腕時計

アラスカにいた時に友人のE子さんがくださった、
彼女のだんな様がつけていた腕時計。
それ以来ずっと私の左手におさまっています。
そんな大切なものを、と思ったけれど、
(もちろんもっと高価な時計もお持ちでした)
だからこそ大切に使っています。
もちろん自動巻き。
ゴールドは身につけないけれど、これだけは別。
シンプルで、見やすくて、とても気に入っています。
古いものっていいな。
E子さん、ありがとう!!

私の癒し?











ジャム作りを始めてもう10年以上です。
ロサンジェルスにいた時は6月頃になると、
ファーマーズマーケット(朝市)に行くと
アプリコットが出始め、あの当時はまだ
今より体力もあって、箱で買ったアプリコットで、
大鍋に山ほどのアプリコットジャムを作っていました。
そしてプラムにピーチ。
アメリカの桃は固くて、甘さも少ないものが多いのですが、
ジャムにすると程よい酸味が残って、意外ととても美味しかった。
アプリコットはやはりジャムの王様だけれど、桃は水分も少なくて、
果物の形を残すように作れるので、桃のジャムも大好きでした。
アプリコットは煮るまでの手間がすごくかかりましたが、
とにかくどんな果物も、皮をむいたり刻んだり、
お鍋で煮始めたら、こまめにあくを取ったり、火の調節をしたり。
最後はこれもお鍋でごとごと煮て熱消毒したびんに詰め、
それをまた熱湯のお鍋につけて少し煮て、
取り出してしばらくしてぱちんと音がしたら
びんのふたのわっかをしっかりと締めて出来上がり。

一人でことこととするこの作業と言うか、行程が私は
とても好きで、なぜかすーっと心が癒されるのです。
秋にはいちじくのジャム。
アラスカにいた時は摘んで来た野生のブルーベリーや
ラズベリーでジャムを作りました。
アラスカに行って、ブルベリージャムも大好きになりました。

というわけでジャムも切れたので、久しぶりにジャム作り。
マーケットでイチゴを2パック買って来ました。
最大で縦4cm、横6.5cmもの大きさのイチゴ。
ごろごろと大きくて、固くて、味もかなり大味。
日本のほんわりとジューシーで甘いイチゴと大違いです。

仕事も休みの日曜日。
部屋を片付けたり、ランチのスパニッシュオムレツを焼いたり、
イチゴジャムを作ったりして過ごしています。

3月も半ば。
アメリカのほとんどの州が今日からサマータイムです。
(ナバホのリザベーション以外の)アリゾナは関係ないので、
時計の針を進めなくてもよし。
来週は春分の日。
まだまだ続きそうなこの寒さですが、日照時間が長くなって来たのが、
せめてものなぐさみ。
太陽は偉大!!
太陽に感謝!!










2010年3月13日土曜日

セドナの湧き水

私たちの住むアパートの下の階に住んでいた、ここの
大学に通う男のコが教えてくれた
セドナの湧き水。
セドナにはしょっちゅう行くけれど、なかなか探せなかった
このスポット。
生で飲んでも大丈夫なのかしら・・・。
と思っていたけれど、毎月1回、水質を検査していると聞き、
今はそのまま飲むし、もちろんコーヒーやお料理にも使っています。
私の一番のお気に入りはフィジーウォーターで、
ロサンジェルスにいた時は生で飲む水は必ずフィジーウォーターを
買っていました。
とてもマイルドで、口当たりがすごく良かったけれど、
はるかフィジーから延々運んで来た、とんでもなく
アンチエコの水。
今はアリゾナと言えども、レストランで出す水も
(水道水は)フィルターを通していなくてはだめで、
水質的にはOKらしいのですが、
私は飲むとどうも何か臭う感じがします。
こんな高地の水ならすごいクオリティがいいかなと思っていましたが、
ここに長く住む人の話では、かつて製紙工場があり、
そこで使用した水銀が、地下にも、近くの湖にも
染み出ているんだ、とか。
私の感じる臭さがそのせいかどうかはわかりませんが、
とにかくオフの日にはセドナへ水を汲みに・・・。
セドナの<聖なる>お水をいただいているしだいです。
ま、こんな田舎に住んで、いいこともないとね。

この鳥たち・・・

仕事の帰り、車を置いて20分ほど歩くのですが、
松林の中でとにかくすごい数の鳥が
鳴いている。
その一角はもっと広い松林が続いていたけれど、
今は大きなアパートのコンプレックスが2つも建って、
松林はそこだけになっています。
その鳴き声から察して、半端な数ではないと判断します。
高いけれど、勘にさわるような甲高さではなく、
なかなかいい声で鳴くのです。
アラスカにいた時、姿はとてもきれいで、
何という鳥かと思ったら、カラスの仲間で、
鳴き声はやはりカラスで、すごいがらがら声で鳴いていました。
でも私はカラスが嫌いなわけではありません。
特にワタリガラス(Raven)は大好きです。
ワタリガラスの鳴き声は優雅でした。
その鳥たちが、最近、通りをはさんだアパートの屋根と敷地内の
松の木にとまっています。
もう薄暗い時間帯なので、鳥の黒い影しかわからない。
鳴き声から、カラスの仲間ではないと思うのですが、
アリゾナの野鳥のことについて、まだ全く知識がなので、
どんな鳥なのか、見当もつきません。
(TFさん、教えて!!)

2010年3月12日金曜日

フェニックスにも春!イチローとリンスカムを見に

2日続いたスノーストームがうそのように晴れた日。
標高2000m、-3℃の世界。

2時間のドライブで着いたフェニックスは
ここも雨が続いていて、やっと晴れた、春の1日。
気温も15℃ほど。
すごく暖かいとも思えないけど、みんな夏のような服装です。





スコッツデール球場で、ジャイアンツ対マリナーズのオープン戦。
14000人収容というこの球場が、ほぼ満員でした。
パーキングはラッキーなことにすぐ近くのパブリックパーキングで
あったものの、チケットはもう外野と外野横の
長いベンチ席だけ。
お天気もあったのでしょうが、もう人でいっぱい。

私たちのとなりに座っていたお年寄りカップル。
シアトルよりまだ北の町から来ていました。
もちろんマリナーズファン。
息子さんがスコッツデールに住んでいるらしい。
古めかしそうな金色の腕時計をつけていらしたので、
それってアンティークかしら?ときいてみたら、シチズンよ。
買って7年くらい、という返事が返って来ました。
あなた、見える?と姿勢を変えて、私にきいてくれたおばさま。
そんなこと気にしてくれるなんて、やはりお歳と関係あるのかなあ。
ある時期まではアメリカ人だって、普通に良識的だったんだ。
今みたいにお金優先、自分第1ではなくて。
そんなことに感心しているうちに、
私の大好きなリンスカムはイチローには2塁打を打たれ、
私たちは写真を撮りに別の場所に。

そこで写真を撮っていたメキシカンの女性。
サンフランシスコから来ているのに、ドジャーズファン。
でもイチローも好きなのと、イチローにカメラを向けていた。
ペナントレースでもないのに、キャンプを見に、
そしてオープン戦に集まるベースボールファンたち。

かつてジャイアンツに在籍して名球会入りした選手たちが
サインボールを売っていました。
売り上げは寄付。
何て言うか、メジャーリーグのこの運営の仕方と言うか、
ファンサービスが徹底してる。
日本のプロ野球も見習わないと、とはつれあいの弁。


その後は、私の住む小さな町の1軒しかない映画館には決して来ない
映画を上映している映画館へ。
フェニックスでもこの映画館だけ、カンヌやヴェネチアで賞を取った
作品や、マイナーな映画を上映しています。
そこへポランスキーの<ゴーストライター>を見に。
面白かった!







2010年3月7日日曜日

カチーナダンスを見に、ションゴパヴィへ

これが今日見たカチーナ。
Mudhead (マッドヘッド)、ホピ名Koyemsi(コエムシ)。
(Hopi Kachinas by Barton Wrightより)
面白い(interestingという意味です)でしょう?
こんなにお腹の出っ張った人ばかりではありません。
このマッドヘッドが100人以上プラザでダンス。
あとは15人ほどの別のカチーナも。

こんな道を延々と走ります。
片道ほぼ170km。
行きは風もほとんどなくかなりのスピードで飛ばしましたが
帰りは強風で、車が風にあおられてコワイ。
それでも時速60マイル(90km)です。
そんな私を追い越して行く車が何台も。
みんなすごいスピード出してます。
フリーウェイに乗ってフラッグスタッフに近づくにつれ
雪。
風は強い(多分風速50m以上)し雪で見通しが悪いのに、
第1レーンを走る私にパッシングするドライバー。
私は高所恐怖症で、特に助手席側が断崖絶壁の
車線を走るのが怖いので、つい追い越し車線を走ってしまう。
みんなゆっくり走ってるのに、こんな時に
パッシングはやめてよね。
フラッグスタッフでフリーウェイを降りたら、
町ははまさにブリザード。
前も見えない!
やっと家に着いて遅いお昼を食べた私は
今度はパーキングの雪かき、30分。
今年は雪が多い。
アラスカに次いで多いらしい。
フェニックスは雨で、エンジェルスのオープン戦も延期。
昨日、今日とフェニックス、ハードミュージーアムで
サンタフェインディアンマーケットに次ぐ規模の
インディアンジュエリーのショー。
去年は最悪だったと言ってたアーティストが多かった。
今年はどうだったか・・・。


2010年3月6日土曜日

1979年&1980年版アリゾナハイウェイ 全24冊!!


ランチライムに久しぶりにのぞいた仕事場の近くの
スリフトショップで見つけた<アリゾナハイウェイ>。
今までにも何冊か、興味のある特集のを見つけたら
買っていましたが、1年分、12冊そろって
ファイルに綴じられたのを見たのは初めて。
1979年と1980年の1月から12月まで、全部!!
各20ドルで40ドルも使ってしまった・・・。
私はナショナルジオグラフィックも大好きで、
これも実はうちにはかなりたまっています。
小学校の時、少年年鑑が大好きだった、その
名残りでしょうか。
年号のついたものに弱い・・・。
今日買ったアリゾナハイウェイは、1冊1冊に鉛筆の素描画の
カバーがついていて、
フェニックスの出版社からカリフォルニアの購読者に
送られていたものでした。
30年も前の雑誌たち。
1冊ずつ見るのが楽しみです。
                       

2010年3月5日金曜日

Jedがお店にやって来た!




金曜、土曜とお店のスーパーセール。
私が店の売り上げを上げても、何のコミッションもないけれど、
親愛なるシルバースミスたちに少しでも安く材料を買って
欲しいので、セールの前には何人かの、親しくなった
アーティストにはメールや電話で、
セールのことを知らせるようにしています。
携帯電話にメッセージを残しただけだったJedが
セール初日の今日、現れました。
彼とはお店で初め会った時からなぜか気が合って、
それ以来私の大事なbuddyです。
最初の写真は彼の作るブレスレット。
2cmほどの、ディスクと呼ばれる丸い形のシルバーに
様々なデザインのスタンプで、1つ1つ金槌でたたいて
模様をつけて行きます。
できたボタン(と呼ばれています)の裏にループをつけて、
それを革ひもに通してブレスレットに。

野菜でもジュエリーでも作り手がわかって買うのって
ある意味こんなぜいたくなことはありません。
しかも作り手から直接買えて、
その人が真摯に仕事に取り組む、魅力的な人であれば、
これ以上すばらしいことはありません。
心をこめて作っているのが伝われば、
野菜なら美味しく、大切にいただけるだろうし、
ジュエリーなら身につけたら、暖かい気持ちになれる。
Jedはそういうアーティストなのです。
彼の作るブレスレットやジュエリーに興味がある方は
までご連絡ください。







2010年3月4日木曜日

見たらつい買ってしまうもの

別にディズニーランド好きでもミッキーマウスのファンでもないのですが、

スリフトショップなどでマグカップや記念プレートを見つけたら、
つい買ってしまう。
これって一体何なんでしょう。

先日、フェニックスの南の町を走っていて見つけた
BOOKMANという古本屋。
私の住む町にもありますが、今年の大雪で屋根が落ちて
ただいま休業中。


ここはお客さんが持ち込んだ本や雑貨類を、スタッフがこれは
売れると判断したものだけ、トレードかキャッシュで
買い取ってくれます。
トレードだとその分の金額をお店で使わないといけないけど、
その分、率がいい。




























そこの雑貨コーナーに飾ってあったこの記念プレート。
ヨーロッパオープン記念の1992年版。
下の左側のは1994年クリスマス、右側はオープン35周年記念。
こんなのをオンタイムで買ってた人がいたのですね。
飾るだけのものだからきれいなのは当然かもしれませんが、
それにしてもぴかぴか!
そしてディズニーのこういう記念プレートってなぜか日本製。
ユーロディズニーのは5000枚限定でした。
ユーロディズニーは1992年4月オープン(だったんですね)。
AVRILってアヴリル・ラヴィーンのアヴリルだ。
英語ならAPRILなんだ・・・。調べてみたら9月生まれでしたけど。
彼女、カナダのイーストコースト生まれだから、
やっぱり名前もフランス語なのかしら。


どこかとんまで能天気(ミッキーファンの方、ごめんなさい!)
なこのキャラクター。
アメリカでは年齢に関係なくコレクターはいっぱい。
なぜなんだろう・・・。

2010年3月3日水曜日

2008年ボージョレ

日本に帰れば、美味しいビールがいっぱいあるので
ビールはよく飲みますが、
アメリカでは日本ほど色んな種類のビールや発泡酒があるわけでは
ないので、ワインを飲みます。
たまに飲むサミュエルアダムスは美味しいけれど、
老体には少々きつい。
それにこちらではカリフォルニアワインが安い!!
だから私はカリフォルニアワイン。
フランスワインはほとんど買わないし、飲まないのですが、
ボージョレだけは別。
新酒ということで、これは毎年、味見程度に
いくつか買って試します。
先日コスコで売っていた、1年前のボージョレ。
2007年はかなり出来が良かったけど、翌年のも悪くはなかった。
安いし、買っちゃえ、ということで1ケース(12本)購入。
飲んでみたらまだなかなか美味しかったので、次に行った時、
もう1ケース購入。
(さすがにその次に行った時には売り切れていました)
Louis Jadot のBeaujolais Villagesだったので、まあまあかなと。
これにサンアンドレ(フランスのブリエ)があれば
文句なし!
疲れた体とマインドを癒してくれます・・・。

2010年3月1日月曜日

スプリングキャンプに集まる人たち

フェニックス2日目にエンジェルスの練習球場に松井選手を
見に行った時、パーキングの手前で待っていたとき
私たちより先に来ていたおじさん。
前日、例のゲートで3時まで待っていてイチローのサインを
もらっていた人。
コロラドから10年来ているということでした。
7年目でやっともらえたよ、と。
やはりイチローのサインをもらおうと来ていた女性は
アラスカのジュノーからこれも10年来ているという。
キャンプの間中、フェニックスに滞在するらしい。
アンカレッジに住んでいたことがあるの、と言ったら、
だめだめ、アンカレッジは広すぎると即座に言われてしまいました。
2日間ピオリアで一緒になった
ロサンジェルスから来ていたメキシカンのおばさんは
リタイアして、ほら、することないから・・・と言いながらも
なかなか選手のことにも詳しく、
バスケットボールのファンフェスタにも行って、
名前は言われたけど、私にはわからなかった選手のサインを
バスケットボールにもらったの、と話してくれました。
(サインボール)買ったら200ドルよ、と。
雨だった3日目にはちゃんと雨用ポンチョを着ていました。
(準備万端!!)
松井選手の言っていた通り、寒かったフェニックスで、
ヘビーなジャケットを持っていなくて風邪をひいたつれあいとは
大違い・・・。
キャンプ通い3年目にしてイチローのサインが
もらえたのが幸いでした。
写真は後姿で仲良くおさまったイチローとケン・グリフィーです。

愛想が良くてかわいい、トニー

この日はシアトルマリナーズのファンフェスタ。
どんなものかと思いきや、
ふだんの練習はネットが張られたプラクティスフィールドで
行うマリナーズが、
この日は試合をやる球場で練習風景を見せてくれる
というだけのこと。
もちろん選手が目の前に見れるのですが、
エンジェルスやジャイアンツが使う球場は古くて、
プラクティスフィールドがいくつもないので、
毎日がファンフェスタ。
目の前で練習風景が見れます。
とにかくファンフェスタでもかわいそうにつれあいはイチローの
サインはもらえず。
その代わりと言うか、私はめったにサインをしないという
ケン・グリフィーに1番でサインをもらいました。
つれあい曰く、この方がすごい!
そうなの?
(野球のことはさっぱりわからない&あまり興味もないので・・・)
マリナーズのファンフェスタの後は同じ球場を使っている
サンディエゴパドレスの選手が。
ファンも少なくなった座席で、つれあいに教えられて
トニー・グインの息子のジュニアにサインをもらい、
彼一人だけ、私と一緒、と写真も数枚写しました。
真っ白な歯が印象的。
にこにこととても感じのいいトニー・グイン・ジュニア。
応援しましょ、トニー。

みんなイチローのサインが欲しい

フェニックスではメジャーリーグのスプリングキャンプのシーズン。
MLB大好きなつれあいにつき合って、
今年もフェニックスでキャンプめぐり。
第1日目はピオリアのシアトルマリナーズ。
イチローのサインはもらえなかったけど、球場には古田さんの姿が。
目ざとく見つけたつれあいがサインを。
きちんとした折り目正しい方でした。
折り目正しいと言えばマリナーズのドン・ワカマツ監督も
折り目正しい方のようにお見受けします。
プラクティスフィールドから一人で出て来た監督に、
カントク!と呼びかけてサインをもらって、サンキューと言ったら、
ドーイタシマシテと日本語で。
去年から(野球のことがわからない私でも)練習の形態が
変わったのは、この監督のやり方でしょう。
この日のイチローは練習の間ずっとケン・グリフィーと
終始にこやかに会話していました。
いつものごとく選手や関係者が出入りするゲートわきで待つ、
コアなファンを尻目に私たちは練習だけ見て
引き上げました。
一番最後に出て来たイチローが、少ないとは言え、
待っていた全員にサインをしたというのは、
次の日、エンジェルスの練習場に松井選手を見に行った時に
知りました。
気まぐれ(失礼!)イチローはなかなかサインをしないことで有名。
私はどうでもいいんだけれど、つれあいはもらえないからこそ
意地になる・・・?
人間の心理ってそういうものなんでしょうね。