2012年11月30日金曜日

ギネスブラックラガー



少し前にセーフウェイというスーパーマーケットで
試飲販売をしていたギネスのブラックラガー。
色は黒だけど、ラガーだからか軽め。
すごく飲みやすかったんです。
あのオリジナルの独特の濃さと味がないので、
まるで普通のビールと混ぜたようなさわやかさ。
で、その時にもらっていたクーポンを使って
今日はワインじゃなくてビールを買いました。



胃の手術をしてからビールがほとんど飲めなく
なったので、めったにビールを飲むことは
ありません。
まあ日本に帰ったら、居酒屋などではやはり
ビールにしますが。

今日は仕事を終えたのは5時45分。
外は風もなく歩いていても寒さはそう感じない
時刻も浅い夜。
のども渇いたし、今日はワインをやめて
ビールが飲みたいかなと思えるくらい
暖かなのです。
もう12月だと言うのに。




この味はびんから直接飲んで楽しんでください、
などとボトルの後ろの
ビールの説明書きの後に書いてありますが、
私はやっぱりグラスに注いで飲む方が好き。

アメリカのビールのCMで男どもが
びんのままごくごくとビールを飲むシーンが
よく出て来ますが、私はあまりああいうのは
好きじゃないんですよね・・・。
あれが<ワイルド>だとかも思わないですし。
単にお行儀が悪いだけのように思えちゃうんですが・・・。

それともそんなのは少数で、男性、女性を含めて
あれがカッコいいと思う人の方が
一般的なのかなぁ。

まあそれはさておき、私にはきつ過ぎず、
ちょうどいいかな、このギネスのブラックラガー。

アイルランド、ダブリンで作られています。

働くという訓練が為されていないアメリカ人と、ランチ


今日の仕事場でのこと。
私がブレイクルームでランチを食べかけたら、
一人の女のコが入って来ました。

彼女もランチらしい。

何やら電子レンジで暖めてるなぁと思ったら、
彼女のランチはこれ↑でした。

彼女はパートでグッドウィルに働きに来ています。

学校にも行っていないようだし、どういういきさつで
働くようになったかは知るよしもありません。

少し前に20歳だか21の誕生日だとかで、
自分でピザをテイクアウトして、
他のスタッフにふるまっていました。

この彼女、小柄だし、顔つきはまだ
中学生でも通るくらいの幼さ。
なのに、来た早々、私にヘイ、ガール!何て言う
口のきき方。

とにかくひまがあったら、裏の作業場に来て
気に入りの男のコたちとおしゃべり。
さすがに最近はマネジャーもそんな彼女に
びしびし言っています。

作業場で何かを運んでいて、別の何かに
ぶつかっても知らんぷり。
ぶつかった箱がどっちを向いていようが、
ほったらかし。
その日の担当が決まっていて、マネジャーが
ホワイトボードに書いてあるのに、
それも見ているのか見てないのか、
誰かの指示がないと、何をしていいかわからない。
自分から何かをしようという気がない。

今日、私がランチに入る前に、シニアマネジャーの
ウィリアムから何か言われていたのが聞こえていた
のですが、彼女、ランチを食べながら鼻を
ぐしゅぐしゅしています。

私は何の言葉もかけませんでした。

パートとは言え、仕事に来ていると言う感覚がない。
働くとはどういうことなのか、全く身についていない。
遊び感覚で仕事場に来て、適当に楽しんでおしまい。



私のつれあいもいつもこぼしています。
サーヴァーたちのおしゃべり、携帯の
メッセージチェック。
タイムカードを押してからそういうことをしている
のだ、云々。

何て言うのでしょうか。
働いてお金をもらう、稼ぐという、基本的な
意味を教えられていないと言うのでしょうか。

私の仕事場でもウィリアムがいなかったら
すぐにおしゃべりを始めるヤツがいます。
さぼっている時にウィリアムが入って来て
何をしてるんだ、ときかれると、
理屈だけはちゃんと言い返すのです。

どんな仕事であれ、仕事に来ているという
意識が薄いように感じてなりません。



話は変わってそのランチを食べながら
泣いていた(ように見えた)彼女が食べて
いたのがこれ↑。
中を見たら何のフレイヴァーか知りませんが、
すごいオレンジ色!

前の仕事場でもそうでしたが、ナバホも含めて
アメリカ人はこれが大好き。
安くて手軽なのがいいのでしょう。

マルちゃんって日本では役所広司をCMに使うような
商品を出しているのですね・・・。
アメリカではもっぱらこのカップヌードル
<インスタントランチ>が人気です。

東洋水産のMARUCHANはカリフォルニアの
アーヴァインとヴァージニア州のリッチモンドという
ところで作られているそうです。

あまり体にいいとも思えないですが、
いつの間にかアメリカに根付いた、
MARUCHANです・・・。








2012年11月29日木曜日

ごぼう、使わなきゃ、で炊き込みご飯



9月の末に友人がLAから買って来てくれたゴボウ。
袋に入ったままキッチンのすみに放置されたまま、
で早や2ヶ月。
今日こそはと、1本半をささがきにして、
ニンジン、うすあげ、こんにゃく、チキンの胸肉で
ようやく炊き込みご飯にすることが出来ました。




お昼のうちに5分搗き玄米をお水に浸していたので、
具を入れて、炊飯器で1時で炊けました。

青いものがなかったので、先月オールドコインの
さとみさんからいただいた、コリアンののりを
散らしました↑。

これは明日のランチ用。
あ~、久しぶり!
こういうシンプルな和食がもっと作れたらね・・・。
炊き込みご飯を作るのもすごい久しぶりですが、
ゴボウを食べるもの久しぶり。
よくもってくれました・・・、ゴボウさん。

久しぶりにバファローパークを走る


今日こそは、今日こそはと思いながら
なかなか来れなかったバファローパークに
今日は夕方でしたが、やっと来ました。

今年は気候も穏やかなので、この時期の
こんな時間に外を走れるのがうれしいです。



ゆっくりでしたが2周、4マイル走りました。
かかった時間はほぼ50分。
でも息を切らすこともなく、
I-pod の曲に合わせて時に大声で歌いながら・・・。

私と反対周りで走っていたアフリカ人と思しき
ゴアくんみたいに、背が高くて、細くて、
長~い足の男のコ。
私が1周する間に彼は3周・・・。
ストライドの幅が大きい・・・。

走り終える頃にはさすがに手がかじかんで、
よく見たら、みんな手袋をはめて走っていました。
久しぶりだったので、手袋を持って来るのを
すっかり忘れたのです。

外を、しかもアスファルトじゃない道を走るのは
やはり気持ちもいいし、足にもいいです。
夏に買ったパタゴニアのトレールランニング
シューズで今日、初めて<外>のトレールを
走ったのでした。
いつもジムやアパートのトレッドミルばかりだったから。

雪が降らない前にまた走りに来なきゃ。


ピニョン、松の実



ネイティヴが<ピニョン>と呼ぶ松の実。
秋になるとナバホの女性があちこちで売っています。
けっこう高いです。

でも実を拾って仕分けて洗って、ローストして
という手間を考えたら、そんなものかなあと・・・。

前の仕事場ではよくナバホの女性が売りに来て、
働いているナバホたちが買っていました。



漢方薬にも松の実ってあるし、コリアンも
サムゲダンとかに使うし、
実だけを買うとけっこう高いです。

調べたらたんぱく質の含有量が高いんですね。
10%以上です。

まあアリゾナのインディアンたちがこの時期、
食べるものなので、何がしかの意味はあるはずです。
きっと遠い昔、食料が満足に手に入らなかった頃、
彼らのプロテインの源だったのでしょう。



イーストサイドの「ファーマーズマーケット」で
売っていた生のピニョンを買いました。
パウンド13ドル。
安くないです!
すでに袋に詰めてあるので、
少し軽めのを選んで、約10ドル。

これってどこのなの?
とたずねたら、リザヴェーションだよ。
リザヴェーションって?
アリゾナさ、キャメロンのだよ。

ははぁ、キャメロンはTUBA CITY へ行く途中の
小さなナバホの町。
フラッグスタッフから1時間ほど北に行ったところです。
 




何分くらいローストしたらいいのかもわからないまま
適当に。
やっぱりね、自分で家でローストしたらなかなか
香ばしくて美味しいではないですか・・。

殻もぱきっと割れて、何とか粉々にしないで
食べることが出来ます。

何て言うか、木の実の自然の甘さっていいですよね。
で、話は飛びますが、あ~、甘栗が食べたいなぁって・・・。




 

ビーツ!


今日は仕事がオフでしたが、
車を使える時間もあまりなく、ぱぱっと買い物、
しばらく来ていなかった、イーストサイドの
スリフトショップもぱぱっと・・・。
今日は前と違うネコがいました。
お腹が大きかったみたい。
このネコはどうもカメラが嫌いみたいで、
取れたショットはこれだけ。
あとは全部、シャッターを押す一瞬前には
ささっと逃げちゃうんです。



ニューフロンティアではリークがセール。
3本買って来ました。
車の中はおネギ?系のいい香り。



最後はナチュラルグローサーズ。
また賞味期限が近かったのか、こんなものがセール
のコーナーに。
TEVAってサンダルのメーカーとおんなじ名前?
半額だったので、試しに買ってみました。

私はビーツはだめなんです。
血を増やすとか、体にいいのは知っているのですが、
どうもあの独特のにおいがだめ。

 


開けてどんな味がするのか、小さな一切れを
つまんでみたら、これが悪くない・・・。

材料の表示が見えなかったのですが、
どうもオリーヴオイルとヴィネガーに漬けてある
みたいです。
私がだめなあの<臭み>がかなり消えてる・・・。

 



ということでチキンの胸肉のローズマリー焼きに
ブロッコリと買って来たビーツを添えて、
簡単ランチの出来上がり。



私の仕事が休みでも、つれあいのための
ランチ作りはね・・・。
欠かすことが出来ません。
彼が働くお店には「賄い」というものがないので、
私が仕事の日はもちろん二人分、
私の仕事がオフでも彼のためのランチは
作らねばなりません・・・。



このビーツサラダ、なかなか美味しいかも。

いつか時間がたっぷりある時に、
生を買って来て、自分で作ってみようかな。


 

グッドウィルのホリデーパーティ



昨夜はフルムーン。
町外れのシニアホームのメインホールで
会社のホリデーパーティがありました。
初めてだったので今年だけ出席してみようと
仕事が終わって出かけました。
このホームはとても立派な建物のようで、
(一度昼間に来てみたいです)
グランドキャニオンへ行く180番の道路を
北アリゾナミュージーアムの近くまで行った
ところにあります。
敷地内に入ったとたん、東の空に真ん丸い
フルムーンが浮かんでいました。



パーティは6時からで、私が着いたらすでに
始まっていました。



オフの時に仕事場に来る時のファッションの方が
ずっとカッコいいんですけどね・・・。
これ↑が例のシニアマネジャーのウィリアムです。




来るのが遅れたので、知らない人たちが
座るテーブルの空いた席につきました。

この一番右端の、ちょっとハンディキャップのある
ジェニファーはコットンウッドのグッドウィルで
週に2日だけ働いているのだとか。
とても明るい女のコで、
彼女のお母さんのリン(真ん中)と
おばあちゃまのイヴェリン(左端)の3人で
パーティに来ていました。



ジェニファーのおばあちゃま。
何と87歳!
こんなにきれいでお元気。
びっくりしました。
写真は嫌いなの、とおっしゃるのを、
私の母は81であなたの方がずっと若いから
写真を見せたいの、と話したらOKが出て
撮らせていただきました。
イーストコーストの方と聞いて納得。
それっぽい雰囲気を醸し出していらっしゃいます。



お母さんがホピ、お父さんはナバホの
キャッシャーのレイ。
一人娘と来ていました。


最近私が働くウェストサイドのお店で働き
始めたナバホのクリィはいつもの車椅子で。
左はおばあちゃん。
彼女がクリィを育てたのだそうです。
彼女の病名を聞きましたが、よく聴き取れ
ませんでした。

生まれた時は未熟児だったそうです。
たった1ポンドとちょっとしかなかった、とおばあちゃん。
600グラムくらいでしょうか。

足型を今でも置いてあるのよ。
彼女のベビー服は私が作ったの、とおばあちゃん。

健常者の働く、普通の職場で
彼女のようなハンディキャップを持った人も
雇うのがグッドウィルです。
そういうところはすばらしいと思います。




パーティ会場を出て、そのあたりの写真を・・・。

おしゃれに作られていますよね。

さて今月もあと1日でおしまいです。

2012年11月28日水曜日

ローレンと


今日は仕事を4時15分に終わり、荷物を持って
売り場に出て来たら、お鍋を見ていた
ローレンに会いました。

ホピのハンドメイドチェーンを作るローレン。
シルヴァーが(オンス)2ドルも上がったよ、と。

そう、ガソリンの値段は下がっていますが、
シルヴァーは値上がりしています。

6時から市の仕事のミーティングがあり、
それまで時間をつぶしているんだと。

私がつれあいの仕事場まで車を取りに行くので
乗せてってよと言ったら、いいよということで
歩いたら8分かかるだんなの仕事場まで
ローレンに乗せて行ってもらいました。
 


ローレンは車のハンドルの裏に、
コーンミールを入れたパウチをかけています。
いつ、どこで必要になるかわからないからね。
 




そしてローレンもプレイヤーフェザーは
車の真ん中の天井につけています。



ローレンにきくのを忘れましたが、やはり先日、
ジェラルドが教えてくれたの新聞記事の
影響でしょうか。

もうバックミラーに羽はつけていませんでした。

また週末に出て来るよ、と言ってたローレンは、
けっこうしょっちゅうフラッグスタッフに来ています。

彼いわく、ホピにいてもつまらないから・・・。

話し好きでアウトゴーイングのローレン。
彼が言うのもわかるような気もします。

とにかくグッドウィルに来てくれてありがとう、ローレン。






 

食事の無料提供所


今の仕事場で働き始めて、知った
ファミリーフードセンター。
1年中毎日、夕方の4時から5時半まで
無料で食事を提供しています。
ここを教えてくれた彼女もたまに使うことが
あるのだとか。

私が行ったのは5時前。
受付の前には長い列。
ガラス越しに向こうではヴォランティアが
サラダやお肉などをプラスチックのお皿に盛り付けて
それを一人ひとりがもらって行きます。

そんなに広くない部屋が2つあり、
そこでみんなちょっと窮屈そうに
食事をしていました。

この町に無料の食事を必要としている人たちが
どれだけの数いるのかわかりませんが、
少なくてもこういう場所があるというのは
ホームレスも含めて、そういう人たちには
有難いことなのでしょう。

グッドウィルもイーストサイドでは
ホームレス用にシャワーの提供、
あとは就職用のトレーニングやハンディキャップの
人たちの雇用などなどのヘルプを行うオフィスが
あります。

 


2012年11月27日火曜日

価値観と言うほどでもない、何て言えばいいのかなあ・・・

日本でアメリカの古着がブームになった
のっていつごろからでしょう。
70年代、ポパイが発売を開始。
Made in USA などというカタログ本も
売り出されました。
 
あの当時売り出された、タイトルは忘れましたが
別のカタログ本を持って、初めてロサンジェルスの土を
踏んだのももう何十年も前のこと。
あの本に載っていたメルローズの古着屋まで
バスで行ったことを懐かしく思い出します。
 
あの当時、アメリカの若者の服装が
新鮮に見えたのは、1つにはあのちょっとくたっとした
感じ、真新しくてピシッとしたものではなく、
体になじんだ、ちょっとヨレっとしたくだびれ感だった
のではないでしょうか。
 
あの当時、もちろんグッドウィルはすでに
あったでしょうし、ただのボロ屋さんのような
古着屋もあって、値段はめちゃくちゃ安かった。
メルローズの古着屋、
確かアードヴァーク?だったかな。
そこだってすごく安かった記憶があります。
もちろん時代は違いますけれど。
 
 
バブルの頃、日本でも古着屋というビジネスが
大繁盛し、若い男のコ用の雑誌では繰り返し
アメリカの古着特集が組まれたものです。
 
ジーンズはもちろん、
ジージャン、軍用ジャケット、スウェットシャツ、
ペンデルトンのシャツなどなど、
型からデザインから、タグの違いからステッチの
違いまで詳しく解説してくれていましたよね。
 
 
で話は私の仕事場、グッドウィルです。
 
私が働くのは<プロダクション>エリア。
寄付されて仕分けされたものに値段をつけるのが
私の仕事。
 
Pricing (プライシング)のスピードはまず、
そのもの(靴なら靴、バッグならバッグ)の
Grading (要するに見極め。どれを捨てて
どれを残すか)にかかっています。
そしてその Grading にアメリカ人と日本人の私の
違いが表れるんですよね。
 
もちろん全てが使用済み。
靴からベルトからバッグ、ソックスからブラジャーから
下着まで。
でもメインは靴です。
毎日、毎日、山ほどの靴が寄付されて来ます。
仕分けされたトートというプラスチックの箱の数が
一番多いのが靴なんです。
 
もちろん作業にはぴたっとした薄いゴムの
手袋を私は2重にはめています。
 
これはちょっとだめでしょう、と私が思うのと
これはまだ値段をつけて売れるという
彼らの感覚との差が大きいんですよね。
 
今日はそれならと思って(私の感覚では
とても売れないと思うけど、それではだめかなと
思って)出した靴たちを一人のアシスタント
ネジャーが何足も戻して来ました。
 
どうすりゃいいのヨ。
 
わかんないなぁ・・・。
 
というお話でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

仕事に持って行くもの



TOMOさんに教えていただいてから
ずっとわが家でも何日かに1回は寸胴で
生姜を煮ています。
ニューフロンティアよりパウンドで数ドル安い、
ナチュラルグローサーズでオーガニックの
生姜が手に入るので助かっています。

熱いうちに私の分はハチミツを入れて
甘くして、冷めたら冷蔵庫に。
それを毎日このVOSSのお水のガラスボトルに
入れて、仕事場に持って行って飲んでいます。
 





こちらはコーヒー。
もう20年以上前の日本製。
と言うか母が持っていたのをアメリカに持って
来て、私が使っています。

仕事場でそんなにがぶがぶ飲むわけでもないので
この分量と小ささが助かります。
それでもこれにいっぱいは入れていません。
 



毎日、仕事にはこのふたつを
トートバッグに入れて持って行っています。

それでは行って来ます!

2012年11月26日月曜日

仕事場での弛緩、シニアマネジャーのウィリアム

今日は月曜日。
仕事場での朝のミーティングで
昨日の日曜日の売り上げもその日のゴールを
1000ドル以上も超えた額だったと
マネジャーのウィリアム。
 
私が行った時はお昼前も夕方も、
そんなにお客さんの姿はなかったようでしたが、
やはり日曜日。
忙しかったのでしょう。
 
それにしても今年、1月から今までの売り上げが
私の聞き間違えでなかったら、
150万ドルに達したのだそうです。
信じられますか?
 
ところがアシスタントマネジャーのジムの話では
ここのグッドウィルは、4年前には倒産寸前
だったというのです。
 
キャッシャーのパレスチナ人のマイクが
(自分の働いた)7年間でマネジャーが12人
変わったと話していたのを思い出しました。
業績が上がらなかったら、すぐにクビにされるんだ、と。
 
(私の前の職場とはえらい違い・・・。
マネジャーはさぼりまくって、
売り上げ努力もしなかったのに、安泰。
でも普通はそうですよね。
マネージメントこそが全て。
だから給料も多い代わりにシビアな責任を
負わされているというのがマネジャーでしょう)
 
ウィリアムがシニアマネジャーに就いて
何年かは知りませんが、おそらく彼が立て直した
のでしょう。
 
彼がいるとみんなやはりさぼれないので
おしゃべりはしながらも、手は動かしています。
嫌なことを言うけれど、と断りながらも、彼は
こんなことはするな、こうしろ、ああしろと
細かく指示します。
すきあらば手を止めておしゃべりにかまける
アメリカ人のこと、
(これは女性に限ったことではなく、
仕事場の男どももかなりおしゃべりです)
彼がそう言うので何とかみんな真面目に仕事を
するのです。
彼がいなくなったら、手を止めて話し出す輩も
いますもの。
 
だからウィリアムがみんなにはっぱをかけるのが
いいのですね。
 
でも仕事場というのはそういうマネジャーばかりでは
また、みんな疲れてしまうもので、
あとの二人のアシスタントマネジャーは
あまりうるさく言わず、わりとのんびりムード。
それでバランスが取れているのでしょう。
 
私も今日はウィリアムにプッシュされまくりました(苦笑)。
 
 
今朝、仕事場のドアを開けたら、肩膝をついた姿勢で
ウィリアムが帽子を整理していました。
その後姿がやっぱり(?)ゲイっぽくて
思わず心の中で笑みが・・・。
 
仕事は何でも率先してする彼。
 
きれい好き、整理好き、本当によく働きます。
 
金曜、土曜は4時に上がるスケジュールなのに、
いつも時間をオーヴァーして働いています。
まあ忙しい週末のそのまた一番忙しい時間帯に
帰ってしまうのは、彼には
忍びないのかも知れません。
自分が帰った後のことが気になって・・・。
 
たとえ自分の業績のためだとしても、彼の仕事ぶりには
頭が下がってしまいます。
 
 
さて明日、明後日は彼はオフ。
少しだけリラックス出来るかな・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2012年11月25日日曜日

これって・・・フィリピン製?それとも本当はナバホの作品?


 実はこれもグッドウィルで今日買ったもの。
てっきりナバホの手作りネックレスだと思いました。

前のお店でお客からも仕事場内でも
さんざんいやな思いをして、
その頂点はナバホのマネジャーで、
ターコイズ大好きだった私が、
ナバホの象徴であるターコイズを嫌いになり
一切身につけなくなりました。
それなのに、値段をつけられる前からジュエリーの
テーブルのスタンドにかけられていた、
このナバホの女性の手作りのネックレスが
気になっていた私。

不思議なものです。

今の仕事場では以前のようにひどい態度や
言動のナバホのお客に接することもない。
たまに前のお店のお客も見かけますが、
向こうも気づかないし、話もしないので、
いやなことやいやみを言われたりすることも
なくなりました。

それに私のパートナーとも言えるナバホの
ブレンダはよく働くし、きっちりしていて、
とても明るい(ナバホって何となく暗いイメージ
があって・・・偏見かも知れませんが)。
もう一人のナバホのサムも
サクラメント育ちで親切ないい人。

そういう影響もあってか、
以前なら大嫌いだったこんなネックレスなのに
今はちょっとつけてみたいなぁって思ったんです。
ターコイズとシェルヒシの典型的なこんな
ナバホのネックレスを。

これはもう仕方のないことかも知れません。
って自己弁護をお許しください。
1を見て10を知ったと思う、或いはそのもの、こと
についての全体の判断を下すのは
すごい偏見につながる要因だと思いますが、
私の以前の職場での体験があまりにも強くて、
それでやはりこうなっちゃったんですよね・・・。

 
私も今の職場でもちろん性格的にも
さぼったり、いい加減なことをしたりはしませんが、
やっぱりどこかで<日本人>を背負ってるような
気持ちになっています。
 
いつか誰かが、あぁ私は日本人と働いたことが
あってね。
と思い出された時、日本人ってこんなだったよ、と
やはりいい印象で話されたいって思っちゃうんですよね。







それでこのネックレスです。
レジでお金を払ってからよく見てみたら、何やら
タグが貼り付けてあります・・・。
えっ、フィリピン製?!
私は自分自身についニヤリとしてしまいました。






それにしてもこんな凝ったもの、
フィリピンで作ってるのかしら。

じゃあこれはターコイズではないの・・・?





この黒っぽいのは貝で、
オリーヴピンシェル。
シェルヒシの中でも一番薄くて小さなものです。



コーンと呼ばれるファインディングもシルヴァー。
ネックレス部分の5連の糸をまとめて
シルヴァーのワイアーでくくり、
それをコーンの先から出して、フックの両側に
通して留めて出来上がります。

前の職場で、ナバホの女性が身につけている、
↑の写真のネックレスのようにコーンを使って作る、
何連ものターコイズやコーラルのネックレスを
見るたびに、作り方を教えてもらってはいても、
作ろうとも思わなかったものです。

だって私には気の遠くなるような作業ですもの・・・。

今日買ったネックレスのさざれの石の細かさと
ヒシの薄さ、細かさ。
1連作るだけでもけっこうな時間がかかると思われるのに、
これは5連です。
かなりの時間がかかっていることでしょう。

もちろん7連、8連、10連のネックレスだって
ナバホの女性は作っていました。
細かい、細かいターコイズのチップ(さざれ)や
コーラルで。

このネックレス、タグ通り、フィリピン製かなぁ・・・。
いえもちろん、だかこそ賃金の安い
フィリピンで作らせてるってこともあるでしょう。
いまどき台湾製やタイ製の
擬似インディアンジュエリーは
いっぱい出回っていますもの。

でも勘ぐり過ぎたら、これを寄付した人は
グッドウィルで高く値段を付けられないように
他のものについていたこんな Made in Philippine
のタグをくっつけた・・・。

んなことないよね?





いずれにしろ、こういう風に糸が緩んで来たので
見栄えが悪くなって寄付したのかしら・・・。
糸はシニューを使って、途中で切れても
石が全部ばらばらにならないように
写真のように所々結び目を作ってあります。






コーンとフックを磨いたら、ほらこんなにぴかぴかに。

まあ真実はどちらでもいいです、この際。

このネックレスをつけていたら、
誰でもがナバホの手作りだと疑わないでしょう。

それが実はフィリピン製でもね・・・。

私にとって画期的なのは、
こんな典型的なナバホのネックレスを
欲しいなと思ったこと。

何だかすごく自然に。

トラウマが少しは融けて来たのかも・・・。