2012年8月22日水曜日

イギリス製SPODEのお皿、無駄と効率


これも本日の模様替えで出て来た、
SPODEのお皿。

このお皿、コットンウッドかアルバカーキの
アンティークショップで見たような・・・。

ロサンジェルスにいた頃、マーシャルズで

買っていました。

なので買ってもう15年以上はたっています。



銅の板に刻んだ下絵は1825年に初めて
パターンとして紹介されたとあります。




このお皿が何年製かはわかりませんが、
まだこの頃はちゃんと Made In England の刻印。



SPODEもいつの頃からか英国を離れました。

今出回っているのは確かインドネシア製だったように
記憶しています。


効率と利益を追求した結果、
英国ブランドSPODEももはや英国製でなくなりました。



こんなことを書くのは、今日NHKの朝のニュースの中で
東京で山田洋二監督の映画が
「最後のフィルム上映」と題されて上映された
という特集を見たからです。

映画もフィルムではなくデジタル化がされて
経費節減にはなったかも知れないけれど、
それによって失くしたものも大きいと山田洋二さんは
話していました。

上映されていたのは寅さんシリーズ。
監督曰く、寅さんは
<必要な無駄>なのだと。


今日も本棚を整理していて、思わず手に取った
古本、しばらく購読していたTIMEやNEWSWEEK
に思わぬ文章や記事を見つけてしばし読みふけって
しまいました。

インターネットでは決して手に入らない
それは<情報>ではなく<知識>とでも
言えばいいでしょうか。


SPODEのお皿から話が飛躍してしまいましたが、
すべては<効率>。
ここから始まった話題でした。

原発もきっとそうでしょう。
<効率>という言葉に惑わされた結果の
こんな想定外の汚染。

2012年もそろそろ終盤に近づいています。

マヤやホピの信じる新しい世界は
やって来るのか。
来るとしたら、それは一体どんな時代なのか。

そんなことを考えた1日でした。

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