2017年10月31日火曜日

サントドミンゴプエブロへパン作りのお手伝い 3)パンを焼く






いよいよ成形したパンを釜に入れます。






釜焼きピッツァのお店で使うような、
木の長い柄のスパチュラみたいなので、
成形したパンを
釜の中に入れていきます。








何にどう使うのかと思ったら、
このぬらしたブランケットは、







釜の中が乾燥し過ぎないためのもの。











30分ほどできれいに焼きあがりました。









パイもいい色に焼けました。








サントドミンゴプエブロへパン作りのお手伝い 2)釜をあたためる










パンを焼く釜は2年前に新しく作った
ものだそうです。

アドビのレンガを積んで形を作り、
外側はセメントで固めて、
出来上がるまで3、4日かかり、
工賃は800ドルだったそうです。

















薪が燃え切ったら、消し炭(?)を
取り出し、










こうやって集めておいておきます。








釜の中はかなりの高温でしょうね。








その釜の中へピラーが放り込むのは、








コーンハスク、
とうもろこしの皮です。


これの焼け具合で温度の見るのですね。



調節用のボタンも目盛りも、
温度計もありませんが、
代々サンドドミンゴの女衆に受け継がれた
パン焼きの知恵なのでしょうね。






















サントドミンゴプエブロへパン焼きのお手伝い 1)成形








前回待ち合わせをして、カルヴィンとピラー
から、オーダーしていた
イヤリングを受け取った時に、
11月1日のフィースト用のパン
をその前に焼くので、
(私が行きたいと言っていたので)
日にちが決まれば電話するね
と言ってくれていたピラーから昨日
電話があり(きっちりした方です)、
明日パンを焼くよ、と。


どのくらい早くに行けばいいの?


朝6時だね。


了解。じゃあ6時に行くからね
と電話を切った私。


今朝は4時15分に起きて、
コーヒーをカップに入れて、

5時10分前に家を出ました。


だいたい1時間をみていたらいいかな
と思っていたからです。


4時50分はまだまだ真っ暗。


フリーウェイに乗ったのが5時で、
フリーウェイを降りたのが5時半。


ところが私はフリーウェイを降りた道路
をひたすらまっすぐ行ってしまったんです。


道路標識はCochitiプエブロへと。


さすがの私もこれは絶対間違っていると
引き返し、
とにかくまたフリーウェイを降りた
ところまで戻ろうと。


フラッグスタッフに引っ越して、
初めてシパロヴィのレースを走った時、
やはり初めてで真っ暗な中、

迷って迷って、ホピに着いてからも全く
どう行っていいかわからず途方にくれて
しまったことを思い出しました。


でもこれは想定内(笑)。


再び来た道を戻り、やっとサンドドミンゴ
のサインを見つけて左にぐるっと
ループの道路をくだって行きました。


これは覚えていたので、
とにかくループをぐるっと回って
おりた道路をそのまま南(たぶん)に。


夏に初めて連れて来てもらった時、
確かループからまっすぐの道をそんなに
走らないうちにカルヴィンの家はあったと
記憶していたのですが、
やっぱり行き過ぎ。


もうどうしていいかわからない!


すると一人の女性が向こうから歩いて来ます。


とにかく彼女に聞くしかない!


と思わず車を止めて、窓を開けて
たずねました。


私はカルヴィンとピラーの家を探して
いるんだけど、と。


するとラッキーなことに彼女は彼らの家
を知っていて、
もう少し戻ったらあるから、と。


それでも今度はまた戻り過ぎ。


ループに戻ってしまい、
あわててUターン。


まだ真っ暗な道路でどうすればいいかと
あきらめかけながら思わず車を止めてしまい、

Uターンしようと思ったら、
後ろからは後続車が、
反対車線からは小型のバスが。





何とかカルヴィン宅にたどり着いたのは
6時14分。


フリーウェイを降りて17マイルも
余計に走っていました。



⭐️



私が着いた時にはすでに
女衆が総出でパンを丸めていました。







前の晩に粉を練って、第1次発酵をしたドウを
丸く成形します。









テーブルに並べられた、
成形の済んだパンたちは、
ふきんをかぶせて再びねかします。










こういう形も作りました。








いつの間にか姿が見えなかった、
ピラーとカルヴインのシスター、
ヴァージニア。


ピラーに外から名前を呼ばれて
外の釜まで行ったら、








釜の中を温めるために薪を入れて、







火を点けたところでした。








釜の写真を撮って、また
ダイニングルームに戻って、
今度はパイを作ります。


ちなみにこれはピーチのフィリング。


フレッシュな桃を甘く煮た、
ジャムみたいなものでしょうか。


何がすばらしいって、
彼らの用意する食べ物は全部自家製です。











私もやってみましたが、
パイクラストをめん棒で伸ばすのは
ギヴアップ。










薄く伸ばした別の生地でカヴァーして、
上下のドウをぴっちり閉じて、
パイ皿に沿って、余ったドウを削り取り、
最後にこうやって、
縁の生地をひねりながら閉じていきます。









写真が前後しました。








ピラーの娘さん、当たり前でしょうけど、
手際がいいこと。







こちらはプルーンのフィリング。








パイもこの後、布をかぶせてしばらく
ねかします。



ピラー、彼女のシスター、
カルヴィンのシスター、
ピラーの二人の娘さん、そして私。


女衆は早朝からずっとダイニングテーブルの
まわりで、パンとパイ
にかかりっきりでした。




2017年10月30日月曜日

ワークアウトの重要性



⭐️


今日はお昼のビギニングヨガと
夜のケリーのダンスフィット
の2つのクラスに行きました。


ビギニングヨガには時間的にも
シニアが多いのですが、
というか、ちょっと若い(笑)のは私だけ。


皆さん、もちろん来るだけでも
立派なのですが、
いかんせん今まであまり運動はしてこなかった
あるいは体を動かしてはいなかった
という人がおそらくほとんどでしょう。


アメリカでは移動は車で、
歩くこともほとんどない生活です。



体は太ってお肉がたっぷりついていて重い、
そこへ腕、腹筋、脚の筋力がなく、
体も硬くて、バランスに欠けるので
ヨガの途中でもばたんと音がして、
ひっくり返る人を度々見ます。



夜はケリーのハードな
ダンスフィットのクラス。


彼女はヒット曲、ラテン、ヒップホップ、
速い曲、バラードを織り交ぜて、
実に上手に1時間のクラスを作り上げています。


このクラスにもシニアに近いお年の女性や
シニアの男性も来ていますが、
彼らを見ていると、
いえ彼らだけではなく、
若い女性でも速い音楽のステップや振り
についてけない人も多いのです。


「敏捷性」です。


音楽にぱぱっと反応すること
に慣れていないのですね。



⭐️



そしたらNHKのニュースサイトで
興味深いリポートを見つけました。


以下がそれです。


長いですがコピペしました。



シニア世代の体を変えるヒップホップのすすめ


「今、スポーツクラブやダンススタジオで、中高年がヒップホップダンスを踊り始めている」。 そんな話をことし9月、高齢者向けに健康維持のためのダンス講座を開いている団体から聞きました。これまでヒップホップダンスのようなストリートカルチャーは、あまり“科学”されてきませんでした。それがことし、ある論文が発表されたりと、じわじわとその可能性が見直されています。



ヒップホップダンスにキャンセル待ち

大阪府・住之江区で行われる、シニア向けのヒップホップダンス講座。誰もが手軽に楽しく運動習慣を身につけるため、日本ストリートダンススタジオ協会が厚労省やスポーツ庁の後援で行っています。

住之江区の講座は当初、定員が30人でしたが、実際に参加したのはその倍の60人以上に。ほかの地域でも同様の現象が起きていて、各地でキャンセル待ちの状態だと代表理事の吉田健一さんは話します。

吉田さんいわく、シニアの人たちが参加する理由は、「若い曲で踊りたい」とか「年寄り扱いされたくない」といったものが多いそうです。シニアの人たちのための運動の機会が、心の若さとマッチしていない現状もかいま見られました。


シニアの敏しょう性を劇的に改善?

そしてことし、このヒップホップダンスの持つ力が科学的にも注目される出来事がありました。ヒップホップダンスが、シニアの敏しょう性を劇的に改善する可能性があると論文で発表されたのです。

現場は岐阜県多治見市。ここでは健康維持の目的から、保健センターが主導して3年前、シニアのヒップホップダンスチーム「TGK48」が結成されました。「TGK」は、「たじみ・げんき・こうれいしゃ」の略です。「48」は、アイドルグループの名前になぞらえてつけたということです。
平均年齢は69歳。週に1度、1時間半のダンスレッスンを行い、汗を流します。

彼らの身体能力に着目したのは、スポーツ科学を専門とする岐阜大学の春日晃章教授。春日教授は、多治見市に依頼されて、住民向けに体力測定を行いました。その際、ひときわ身体能力の高いシニアを複数発見。何か特別なことをやっているのか聞くと、全員が「ヒップホップダンスをやっている」とのこと。春日教授は、この「TGK48」の身体能力を定期的に計測することにしたそうです。

特に高い能力を見せたのが″敏しょう性″。シニアにとっては、歩行中の転倒や自動車などの運転の操作ミスなど、とっさの出来事に素早く対応できることが、生活するうえで大切な能力です。この敏しょう性の計り方の1つである″全身反応時間″の計測で、TGK48のメンバーは20代のレベルのスコアを続出させたのです。

中には、アスリート以上の人も。身体機能は全体的に加齢とともに低下していきますが、敏しょう性は筋力よりも大きく低下し、鍛えるのが難しいとされてきました。しかし、春日教授の調べでは、ここ3年間でTGKのシニアたちの敏しょう性はさらに向上しているということです。

その理由として、ヒップホップの″リズムに合わせにいく″行為そのものが、シニアの敏しょう性をつかさどる神経に刺激を与えていると、春日教授は考えています。ヒップホップの持つリズムは、シニアにとっては非常に早いもので、その非日常的なリズムに、一生懸命合わせようと繰り返し練習することが、シニアの敏しょう性を高めるトレーニング効果につながっているのではというわけです。


ヒップホップダンスはハードルが低い

とはいえ、「この年でヒップホップ? そんなできるはずがないよ」と思う人も多いのではないでしょうか。また、「速いテンポなら、ラテンの社交ダンスだって速いよ」という人もいるのでは…。

実は、ヒップホップダンスこそ、ほかのダンスよりもシニアにとってハードルが低いと言う研究者がいます。東京大学大学院総合文化研究科で人の持つリズム感について研究する三浦哲都助教は、ヒップホップの音楽が持つ特性として、″体の動きを誘発させる″ということがさまざまな研究結果で明らかになっていると言います。

ヒップホップの音楽は基本、ビートと呼ばれる低音の強いリズムで構築されています。そのビートに合わせて上下運動することがヒップホップダンスの基礎的な動きです。この低音の強いリズムが体の上下運動を促すことも、三浦助教は自身の研究で明らかにしています。


「リズムに乗れていれば表現は自由」

さらに、みずからもダンサーである三浦助教は、このシニアへのヒップホップダンスの広がりについて、「ヒップホップはリズムに乗れていれば表現は自由という思想もある。型ではなく、自分は自分であるということを踊りをとおして主張するもの。体の動きに限界のあるシニアにとっては、そのダンスの文化面も人気を促す1つの要因なのでは」と考察しています。


「自分スタイル」で殻を打ち破ろう

シニアだけではありません。人生100年時代、「老後」なんて概念は薄らいでいきます。50代の今こそ、これからどう生きるか考える時。「自分はこういうもの」、「自分の人生はしょせんこんな感じだろう」と自分自身を規定してしまいがちな年代。ヒップホップの特徴である「自分スタイル」は、そんな自分の殻を破ることにつながりそうです。




⭐️  ⭐️  ⭐️



「非日常的なリズムに、一生懸命合わせようと
繰り返し練習する」


これこそ私が毎週2回、
ケリーのダンスフィットのクラス
でやっていることです。


私の日常生活での敏捷性が
アップしているのか、
そこのところはわかりませんが、
速いテンポの音楽に合わせて体を動かすって
必死に脳も働かせています。


その時の集中力もすごいと思います。


この記事を書いた記者は50代なのかどうか
はわかりませんが、
確かにエクササイズはせめて
50代から始めておいた方がいいのでは
ないかと思います。



私は40歳からジムに通い始め、
かなりハードなハイインパクト
のエアロビクスにはまり、
そのうちフルマラソンも走り始め、
そしたらガンになり、
走ることはやめましたが、
12年前にフラッグスタッフに引っ越して
またランを再開し、
フラッグスタッフのジムでは
ズンバとHIITと、
そしてヨガにはまりました。


私の場合、どこにおいても
素晴らしいインストラクターに出会えた
からこそ継続できたと言えます。



学校でもジムでも
素晴らしい導き手に出会うことが
その人の人生を(そうです、まさに人生を
左右するのですよね。



ガンの手術を受けても私がこれまで
健康で過ごせているのはみんな
このインストラクター達のおかげなのです。



さてさてこのブログを読んでくださる
皆さんも、
市や町内会や区域のワークアウトの
プログラムのちらしを見たら、
一度参加されてみてはいかがでしょう。



これまでの人生が(ポジティヴに)
ひっくり返るようなことが
起こるかも知れませんよ。









女の子へのメッセージ



<金口木舌>女の子へのメッセージ


高校を中退し、父親が借金苦で自殺、結婚相手はアルコール依存症で、DV(家庭内暴力)がひどかった。元ヤンキーの彼女が言う。「王子様を待たないで。幸せは、自分で取りに行ってください」
▼彼女とは漫画家の西原(さいばら)理恵子さん。著書「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」で、若い女性にメッセージを送る。「追い込まれて次の一手が打てなくなる前に生き抜くための戦略を立てて」
▼「女の子」という点がポイントだ。女性は出産する性。子どもが生まれれば働けない場合もある。でもお金はかかる。恵まれた環境であればいいが、世帯収入が低いと夫婦関係にひびが入ることもある
▼沖縄の離婚率は全国トップで、人口千人当たり2・59人と全国の約1・5倍。10代で出産する割合は、全国1・3%に対し、2・5%と高い。傾向は語られても、離婚後や若年出産の対策について語られることは少ない
▼離婚や若年出産が、自分の幸せをつかみ取る新たな一歩となり得ることもあり、決して悪いことではない。一方で、食べていくための戦略も必要。「自立」を促す西原さんの助言は的確だ
▼では「男の子」はどうするか。暴力は振るわない。簡単に妊娠させない。親やパートナー、酒に依存しない。まずは「自立」。男女共に必要なのは、それを目指す姿勢だと言えるのかもしれない。






  ⭐️ ⭐️ ⭐️



昨日の琉球新報のコラムです。


女の子へのメッセージ

「王子様を待たないで」


「バッグとリングは自分で買いなさい」

と西原さんは言います。



私はオトナの女子が
「◯◯に買ってもらった」と言う
言い方が嫌いです。

◯◯はもちろんオトコ。

イイ年をして買ってもらったなんて
言うな、って思っちゃいます。



王子様なんているわけないよ。

そんなの待ってる間に年取っちゃうよ。


それより西原さんが言うように、
幸せは自分から
獲得しに行かなくては。



私の友人は3人姉妹の長女。

今は休職中ですが、ナースです。

彼女のお母さんは彼女が中学生の
時に離婚をして、
その時3人の娘さんにこう話したそうです。


自分で自活できる職業につきなさいと。


で、私の友人はナースに、
次女は栄養士、
三女は美容師になりました。


昔の人が言う「手に職」
あるいは実用的な「資格」は
おそらくどんな時代にも仕事を探す時の
強いファクターの1つではないかと思います。



自活できる「資格」を取りはしたけれど、
自立も自活も出来ないまま結婚という
選択をした私にはえらそうなことは
言えないのですが、
女の子を育てる時は
結婚しようがしまいが、きちんと
経済的に自立できる仕事を身につけてほしい
ということは話しておいた方がいいと思います。



では、「男の子」はどうするか。


息子が高校生の時、
私はよく女の子を妊娠だけはさせないでね
と言っていましたが、
息子曰く、そういうことは学校で
ちゃんと習ってるのだと。


その当時でもアメリカのハイスクールでは
性教育ができていたのでしょうね。



ではこのコラムに書かれているように、
「男の子」はどうするか。


暴力は振るわない。

簡単に妊娠させない。

親やパートナー、酒に依存しない。

「男の子」もまずは「自立」。


まさにこれに尽きますよね。


若年妊娠はあらゆる負の可能性の
始まりです。




女の子よ、
王子様を夢見るのは
あなたの夢の中か映画の中だけです。