2015年2月27日金曜日

兵士や軍隊が身近な町で










ここしばらく、街角でガールスカウトの
資金源用のクッキーを売る人たちの
姿をよく見かけます。


こんな⬆プラカード?を掲げてたり、
近くに立てていたり。


その看板が、この場所ではいつの間にか、
<兵士のためのクッキーを>
に変わっていました。


着ぐるみまで参加して。













このお金は実際に、どこに行くのでしょう。


<兵隊さん>へのどんなサポートに
使われるのでしょうか。


どういう目的で使われるにしろ、
それは悪いことではないでしょうし、
<必要悪>の部分もあるかも知れません。


戦場の兵士だけではなく、
負傷してハンディキャップになったり、
PTSDを患う退役兵士だって
山ほどいるでしょうから。




それにしても今の日本では
<絶対あり得ない>光景です。


自衛隊員が<兵隊さん>には
ならない今は。


(ブログにコメントを
くださった)ここぺりさん、私が住む
ここはアメリカの田舎。


善し悪しは別にして、
こういうことが日常なのですよね。







ネコにでも癒されないとやってられません









「ネコにでも癒されないと」という
表現は、もしかしたら、
ネコ好きの方からおしかりを
受けるかも知れませんが、
このところの川崎での残虐な殺人事件。


ニュースを見るたびに、なぜ?
どうして救えなかったの?
と言った怒り、無念が
私の中でぐるぐる回っていて、
それがこのタイトルになってしまった
わけです。


朝起きたら、わたしはいつも
キッチンのドアを開けて、
ベランダの温度計で気温を見るのですが
(ちなみに今朝は−2℃でした)、
すると、向いの窓際に、
おすましのポーズで
たたずんでいらっしゃるではないですか、
お向かいのネコちゃん。


見えるかどうかはわかりませんが、
ベランダから、例のガーフィールド
のマグを見せたり、振ったりしてみる
おバカな私。


しばらくきょろきょろしながらも
じっとすわっていたのですが、
私がカメラを向けた時は
もう、腰を上げたところ。











するりとお部屋に戻ってしまいました。
次にシャッターを切った時に写せたのは、
このしっぽだけ。


ずっと、飼うとしたら大型犬しか
考えませんでしたが、
ネコもいいよねえと家人に言うと、
まあ小さいから、扱いやすいかもね、
と何とも現実的な反応(笑)。


まあ、毎朝、先日手に入れた、
テイロンのユーモラスなカチーナ
の顔を見たら、心が和みますが、
よそのネコちゃんにも癒される
私ではあります。


部屋中にとまではなりませんが、
そこここに置いてある雑貨の、
スヌーピーのとんまな表情、
ミッキーの能天気なポーズにも
実は癒されています‥‥(笑)。










2015年2月26日木曜日

42歳で亡くなったホピの元ネイヴィー










昨日出たナバホホピオブザーヴァー誌
の1面に載っていたのは、
今月の12日にフラッグスタッフ

で亡くなった、
ホピの元海軍兵の移送に、

ネイティヴアメリカンのHonor Rider
たちが、フラッグスタッフから、
彼の出身地である、
ホピのモエンコピまで伴走した
という記事でした。




こういうことは時々行われていて、
フラッグスタッフの町中や、
その事実を知る人たちが、
道路脇で星条旗を振る姿を、
ナバホホピオブザーヴァーでも
見たことがあります。










亡くなったのはOrrin Chimerica中佐。

42歳でした。


彼はTuba Cityハイスクールを出て
すぐに軍隊に入り、
13年間、海軍の衛生兵として在籍し、
ボスニア、グアテマラ、アフガニスタン、
イラクで6回に及ぶ
Combat tourを経験しています。


<ツアー>というのは、
(当然<旅行>ではなく)
ツアーオブデューティと表現されますが、
軍隊における勤務、
あるいは在任期間のことを指します。


ツアーの期間は海軍、陸軍、
それぞれ違うみたいです。


いずれにしろ、この人は
13年間にわたり、1回がどのくらい
の期間だったかはわかりませんが、
6回も戦場に派兵されていたわけです。


彼のお父さんは家族の中で初めて
アリゾナ州立大学と
この町にある、北アリゾナ大学で
学び、Tuba Cityの中学で数学を
教えていたそうで、


息子さんには、学業を続けて、
コミュニティに戻って、
それを役立てるようにと
話していたそうです。


記事では、亡くなったオリンさんは、
自分も患っていた、PTSDの人たちへの
カウンセリングスキルで、
北アリゾナでは注目されていた
ということです。


私には軍隊のシステムについての知識
は全くありませんが、
それでも、たとえ衛生兵としてでも、
6ツアーはすごい回数だと思います。



どれだけの修羅場を目にした
ことでしょう。


彼がPTSDに悩ませられるのは
当然のことでしょう。


どういう理由で亡くなったのかは
記事では触れられてはいませんが、
まだ42歳。


アラスカにいた時に知り合った
日本人女性の息子さんは、
ヴェトナム戦争に行き、
戻ってからお酒を飲み始めて、
だんだん強いお酒にはまり、
私が知り合った当時は、

彼の元兵士の友人と、
昼間からウォッカを飲んでいました。


アルコール中毒でした。


アラスカからロサンジェルスに戻って
しばらくして、
彼が亡くなったことを知りました。




釣りに詳しく、とてもやさしい人でした。


戦争は戦場にだけあるわけ
ではないと言ったのは誰だったでしょう。


フラッグスタッフのような
アメリカの田舎町に住んでいると、
戦争や軍隊や兵士が身近過ぎます‥‥。





私たちが行っているジムの
向いは、ミリタリーのリクルート
センター。


アメリカ政府のナンバープレート
をつけた車がいつもいっぱい
停まっています。


ズンバのインストラクターの
スージーの息子さんは
かつてアフガンに従軍していて、
元スナイパー。


月曜日のTRXとH.I.I.T.のクラスを
教えるレイチェルのボーイフレンドは
フロリダで、
爆弾のスペシャリストになる
ための学校に行っています。


だから彼女も、4月には
フロリダに行ってしまうのです。


でももしかしたら、そういう「臭い」
を感じなかったのは、
移民だらけ、人種が入り混じった大都会
のロサンジェルスだった
からかも知れません。


それか、私には単にそういうのが、
見えていなかっただけなのか。



いつの世も戦争はいやです‥‥。



PEACE!
























炭水化物補給にポテトサラダとクッキー









少し前にポテトサラダに
(ちょっと?)はまっていると
ブログに書きました。


ジャガイモもパンもあまり食べないので、
ポテトサラダはちょうどいい
炭水化物の摂取になるかと。


昨日のランチは冷凍にしてある
アラスカのワイルドソッカイ
のバター焼きとポテトサラダ。


本当はツナとピクルスにしたかった
のですが、お魚が重なるので、
ゆで卵と人参、そしてピクルスにしました。


ポテトサラダにピクルスが以外
と合うので、
気に入っています。











久しぶりに焼いたクッキー、
今回はいつものレシピで
クルミ入り。








クッキーを入れた、古いワイヤー式の
保存用ガラス瓶も、
わが家では大活躍。


これもいつ、どこで買ったかも
覚えていないですが、
スリフトショップで買ったもの。


スリフトショップで見つけるものは、
普段、アメリカのどこの家庭でも
使われていたような、日常品。


アメリカの古いキッチン雑貨は
丈夫に作られているので、
普段に使えて、
しかもどこか心がほっとさせられます。


昨日買ったガラスのマグカップ
もそうでしょうが、
大量生産品ではあるのですが、
アメリカの工場で、
労働者がきちんと仕事をしていた
時代の製品。


そういう時代があったんです、
この国にも。
















2015年2月25日水曜日

1つ50セントだったら‥‥











今日のフラッグスタッフは快晴。

またまた郵便局や諸々の用事で出かけた
ついでに、今日は、
イーストサイドのシーダークローゼット
をのぞきました。


セントパトリックスデーの
デコレーションも少しありますが、
すでにもう、大々的に
イースターのデコレーションです。


ヴォランティアのご婦人方の、
季節のイヴェントに合わせた、
こういうデコレーションのまめさには
いつもながら、感動さえします。









ガーフィールドの、ガラスのマグ、
以前グッドウィルでは、
1個$1.99で買っていますが、
ここでは1個50セント。


ここは基本的にマグは1つ、
50セントなのです。


特にガーフィールドが好きと
いうわけではないのですが、
こんなきれいなのを見たら、買わずに
おれない‥‥。

そこが私のだめなところ。


グッドウィルで1つの値段で
ここでは4個買えました。















私ってキャラクターものに
実は弱いのかしら‥‥。


明らかにそうでしょう、という声が
どこかから聴こえてきそう‥‥。









1978年、アンカーホッキング製。
もちろん、Made in USAです。


だからか、非常に頑丈なガラスです。













こちらはフリントストーンの
クリアガラスマグ。


わが家の外のストレージの
段ボール箱に、
マクドナルドのクリアガラスマグ、
かなり詰まっていますが、
これもまた見るとね、
買っちゃうわけです‥‥。


こちらも1つ50セントです。



マクドナルドって私の人生の中で、
入ったのって、
日本で1回(子供の幼稚園の時の
何かの母親ミーテイングで)、
26年いるアメリカでも、
旅行中に、チョイスがなくて、という
状況で2回だけ。


それくらい行ったことのない
マクドナルドなのですが、
かつてお客さんに配っていた、
有名なファイヤーキングのミルクグラスの
マグカップとか、
今日買った、ガーフィールドの
キャラクターマグカップとか、
フリントストーンやバットマンの
ガラスのマグなどには
とっても惹かれちゃうんです‥‥。



こういうお気楽でポップなグッズ
って、アメリカならではですよね。


きっとそこに惹かれるんでしょうね。


こういうグッズを発信していた
という観点から見たら、
この当時のマクドナルドはエライ!


アメリカのポップカルチャーの普及に
貢献しているんですもの。















2015年2月24日火曜日

アカデミー賞とベルリン映画祭


http://www.yomiuri.co.jp/culture/cinema/cnews/20150218-OYT8T50056.html?cx_thumbnail=09&from=ytop_os_tmb


アカデミー賞が終わりましたが、読売新聞に載った<ベルリン国際映画祭報告>という記事で、2月15日に閉幕した、ベルリン映画祭の様子を知ることが出来ました。

最高賞の金熊賞はイラン映画「タクシー」。
監督は政治的理由で授賞式には来れませんでした。


イラン映画ではキアロスタミ監督の「桜桃の味」と、
「バラン(ペルシャ語で<雨>日本語タイトルは『少女の髪留め』)」くらいしか見たことがありませんが(チャンスがあれば、キアロスタミ監督作品をもっと見たいです)何と言うか、とてもいい映画でした、くらいしか凡才の私には言葉がありません。


金熊賞の次に大きな、審査員大賞を取ったチリの映画「ザ・クラブ」も見たいですねえ。


(ベルリン映画祭が)「社会派志向」へ揺り戻し、と読売新聞では書かれていますが、「世界は苦しみや経済格差などで満ちている。映画祭がそこから目をそらすわけにはいかない」と記者会見で語った、映画祭のディレクターの言葉に同感です。



相変わらず戦争映画を作り続けるアメリカ。

母親の死はそりゃショックだとは思いますが、薬中にまでなり、男を漁り、それで自分探しのハイキングに出た話なんて、世界の<苦しみ>に比べたら、何を甘えてるねん、の世界でしょう。



ロサンジェルスにいた時は、カンヌやベルリン、ベネチア映画祭で賞を取った作品を、よく独立系の映画館へ見に行きました。
ハリウッド映画は見なかったけれど、「外国」映画はよく見たものです。
フランス、イタリア、スペイン、中国、台湾、イラン、ギリシア、メキシコ映画などなど。


ハリウッド映画になくて、そういった外国映画にあったもの、それは<情、あるいは情緒>と<切なさ>でした。

それは時に政治的、社会的、経済的なことが背景にあるからかも知れません。
明るいけれど、切ない、黒白つかない感情、all or nothing ではない世界、葛藤と諦観、そういったものをしみじみと感じるわけです。

何なんでしょうね、これって。

昔、「東京砂漠」なんて歌謡曲がありましたが、こころの「砂漠」は、イランでもイラクでも、シリアでも、アフガニスタンでもなく、ほんとはアメリカにあったりして。





















アンチョビとベーコン、アスパラガス入りポテトサラダ












最近ちょっとだけ
ポテトサラダにはまっています。


わが家は炭水化物をあまり摂らなくて、
カレーにはジャガイモは入れないし、
シチューかスパニッシュオムレツ
を作る時以わが家でおジャガさん
の出番がないのです。


でも待てよ、ポテトサラダは好きだよね、
ってことで、今回作ったのは
インターネットで見たレシピを基に、
アンチョビとガーリックで炒めた
ベーコン入りポテトサラダ。


緑がないので、アスパラガスを。


黒コショウたっぷり、マヨネーズと
レッドワインヴィネガーで味をととのえました。


ワインのおつまみにも合いました。





パタゴニアからのオーダーが届きました
















50%オフセールが始まって
すぐにオーダーしたものが、
パタゴニアから届きました。


Mixed Guide Hoodyは家人
と息子用に2着。


これはゴアテックスではなくて、
パタゴニアのウォータープルーフ
の素材です。


息子曰く、日本のパタゴニアでは
黒は入っていなかったようでした。















メリノウールのシャツは私のオーダー。


ファスナー付きのハイネックを
マウンテンスポーツで
買っていたので、
セールになっていた丸首のものを。



このシャツ、暖かくて非常に
着心地がいいのです。















これは色違いで紫のストライプ
のハイネックです。


ウールのシャツはやはり着ていると、
小さな毛玉が出来て来るので、
今回のセールで買ったシャツは、
やっぱり手洗いした方がいいかもね。





パタゴニア、冬のセールの
お買い物はこれでおしまい!







またまたお水について








今日も雪が散らつく寒い日でした。

あと4日で3月というのに、
標高2100メートルのフラッグスタッフ
は冬に逆戻り。


でも4月の終わりにどか雪が降った
こともあるところです。


これくらいは想定内です。



ところで今日はめったに行かない、
Sprouts Marketに行きました。


どんなお水を置いてるのか
ちょっと見たくて。


ここはお値段、高めなのに、
けっこうお客さんが入っています。


パーキングも広くて、停めやすく、
店内は広くて、
いわゆる大手のマーケットと
似たつくり。


ナチュラル系、オーガニックも少し、
というところが、
オーガニックをメインに出す、
ホールフーズやナチュラル
グローサーズとの違い。


ある意味、買い物しやすいの
かも知れません。



そこで見つけたハワイの
ミネラルウォーター。


きれいなボトル。
少しだけセールだったので、
せっかく来たし、と
1本、買ってみました。








ph8.8なので、アルカリ度、
高いです。

ミネラルコンテントは
わかりませんが、
ウェブサイトを見てみたら、
こちらも高そうです。










これはアイスランドの
ナチュラルスパークリングウォーター。


びんもかわいくて、
つい買ってしまいました。










こちらはペーハ7.4なので、
中性と言っていいでしょう。



ペリエが大好で、
夏場はいつも手にしているし、
ワインを飲む時は必ずお供はペリエ
の私なのですが、
ペリエのカルシウム含有率は
けっこう高く、
ミネラル分の高いお水を飲み続けて
いいものか、
ちょっと気になったので、
それでお水のことを再び調べてみたのです。


私的にはペリエ、
まあいいかって(笑)。



それにしても、
水って奥深いですよね。







2015年2月23日月曜日

雪のち虹、のち月







昨夜から降り出した雪は、
朝、少し小降りになり、
その後またしんしんと降り積もり、

でも夕方には止んで、青空も見え隠れ。


ジムに行く時に出ていた虹。


雪が降って、止んで、太陽が
顔を出したら、虹が出ました。










6時前にジムに着いたら、
ズンバはお休み。


しかたなしに、レイチェルのクラスが
始まるまで、トレッドミルと
マシーンを少し。


30分で2.5マイルだけ走りました。


走ることがおっくうになってる‥‥。


時々レベル7まで上げて走ったら、
心拍数も163まで上がりました。


全力疾走もやらないと。


レイチェルは少し遅れてやって来ましたが、
1時間、みっちりとやりました。


上のホワイトボードが、
今日のメニューです。


Wall sit というのは、
壁に上半身をくっつけて時間の間、
そのままの姿勢を保つ
スクワットですが、
Wall sit (Bosu) とい
うのは、
Bosuボールという、
底がしっかりした半円形のゴムボール
をさかさにして、
その上に両足で踏ん張っての

ウォールスクワット。

これがきついんです。


TRX Pike は
TRXのわっかに足の甲をひっかけて、
腕立て伏せの姿勢になり、
お尻をぴくっと上げて、
体を逆V字型にもっていくというもの。

これを時間の間、
何度も繰り返す。


これがまた腹筋、腕、肩、
太ももを使うハードな運動。

3分間はきついです。



ズンバはなかったけれど、
トレッドミルでのランと、
レイチェルのいつものハードなクラス
で、週末、3日間もなまっていた体が、
心地よい疲労で
よみがえりました。


体を動かすことの気持ち良さ、
これってきっと動物にそなわった
<野生>をほんの少し、
くすぐられるからかも。


若者よ、
体を鍛えておけ。


若者だけではありません。


子供も、大人も、
若者も老人も、人間、
いくつになっても
ある程度「体を動かす」ことって
必要ですよね。


吉永小百合さんは、
ずっと水泳を続けていらっしゃることで
有名ですが、
バタフライで1km泳ぐ方なんですってね。


すばらしい!








全くピントが外れましたが、
ジムからアパートに戻って、
見上げた空に出ていた4日月。



朝は雪、
夕方には虹、
夜には雲の合間にお月さま。


しばらくまた寒くて、
お天気もあまり良くなさそうな
フラッグスタッフです。


2015年2月22日日曜日

アカデミー賞2015








上の写真は、今日のフラッグスタッフの空。


中央から少し右下に

彩雲が見えていました。


夜からは雪で、明日はheavy snowの予報。


今は夜の11時前で、
外はすでに雪。


今日は夕方の6時半から
アカデミー賞の中継が始まり、
じっとテレビの前に座っては
いなかったですが、
最後まで見ていました。









「Selma」の主題歌
Gloryを歌うジョン・レジェンド。

受賞の後のスピーチで、
黒人差別だけではなく
あらゆる差別がなくなるように、
と力強いメッセージを投げかけました。










アラバマ州Selmaにかかる、
1965年の行進が始まった
記念碑的な橋を作ってのステージ。


この橋の名前って、
かつてアラバマの元KKKのメンバーで
上院議員だった人の名前
を取ってつけられているんですね。











50年前に作られたミュージカル、
「サウンドオブミュージック」
のメドレーを歌う、
レディガガ。










歌い終えたステージに出て来た、
ジュリー・アンドリュース。










もう1度、スクリーンで見てみたいです、
サウンドオブミュージック。


フラッシュバックで映される
どのシーンもしっかり覚えています。




ところで今年の作品賞、
監督賞、
オリジナル脚本賞を獲得した
「バードマン」。


アレハンドロ・イニャリトゥ監督が
受賞の挨拶の中で何度も、
レイモンド・カーヴァーと
奥さんのテス・ギャラガーへのお礼を
言っていたのですが、
カーヴァーの短編小説、
「愛について語るときに我々の語ること」
が素材として使われていたのですね。



イニャリトゥ監督が最後に
この国の多くのメキシコ移民について言及し、
アメリカは移民大国なのだと
話したのが印象的でした。



バベル、ビューティフルと
いい映画を作る監督です。





今回のアカデミー賞、
ホーキンス博士を演じた
Eddie RedmayneがALS患者について、


Boyhoodで助演女優賞を取った
パトリシア・アークウェットが
女性差別について、


そして主演女優賞を獲得した
ジュリアン・ムーアが
アルツハイマー病への理解を、

それぞれの受賞スピーチの中で
訴えていましたが、


イミテーションゲームで

脚色賞を取ったグラハム・ムーアの
スピーチは心に響きました。


自分は16歳の時に、自殺を
試みたことがある、と始まり、
自分が他人と違っていても、
違ってていいんだ、と。


1981年生まれ。
弁護士の両親は小さい時に離婚。


お母さんに育てられますが、
そのお母さんはミシェル・オバマの
チーフロイヤー、
祖母も医者で、病院の設立者。


彼自身もコロンビア大学を出ています。


そういう中で育つってことも
それはそれで苦しいことが
色々あるのでしょうね。




アカデミー賞の「常連」みたいな
ハリウッド俳優の顔があまり見られず、
ある意味、多彩な顔ぶりとも言えた
2015年のアカデミー賞でした。










2015年2月21日土曜日

古いランクルとジャニスの切手


 





今日は強風が吹き荒れる
フラッグスタッフ。

ダウンタウンの郵便局に行く途中、
信号待ちで隣りに停まっていた、
古いランクル。

色もかわいいです。

コロラドナンバーでした。


何年式なのか、たずねたかったのですが、
チャンスはなし。


いいですよねえ、古いランクル。


トヨタの車ってやっぱり、すごい。











先日はジミヘンの切手を買いました。


今日はジャニス(・ジョプリン)の切手を。


ジャニス、ターコイズのジュエリー、
いっぱいつけていますよねえ。












もちろん使いませんよ。

アメリカのこういうところ
は好きですねえ。


亡くなった野球選手や、映画俳優、
ジャズやロックのミュージシャンの
切手を作ったりするところがね。


スーパーマンも持っています。

Sugar Rayというボクサーの切手も。


日本だったら、太宰(治)の切手
か忌野清志郎の切手が出たら、
欲しいなあ。





2015年2月20日金曜日

また私の収集癖が始まった?黄色のラムカン!











これを買いに行ったわけでは
ないです、一応‥‥。


昨日、別のものを探して、久しぶりに
立ち寄ったマーシャルズに
1つだけあった(残ってた?)
ルクルーゼのラムカン。

黄色です。


キッチンに赤とか黄色は
映えますよねえ‥‥。


あぁ、また他の色見つけたら、
買わないでね(笑)。



エルクのお肉が来ました!








夕方、アパートのドアを軽く
ノックする音。

誰?と聞いても返事なし。

誰かしら、とドアを開けたら、
同じアパートに住む、
日系人のハンター、ジェシカでした。


しばらく前にアパートのパーキングで
彼女を見かけた時、
またエルクのお肉が欲しいと
お願いしていたのです。


ごめんね、こんなに長いことかかって
と彼女が持って来てくれたのが
上の写真。


こんなにたくさん!


ステーキ以外はひき肉です。




これはいくら何でも、これを頂くわけには
いかないので、お金をお支払いしましたが、
多分、すごい安い金額のはず。











今回は初めて、ステーキも欲しい
ってお願いしていたのですが、
バックストラップと言う、
一番やわらかい部分を持って来てくれました。


エルク肉のステーキ!



どれも彼女が仕留めたエルクのお肉。

私のは<雌>だから、とジェシカ。


食すのが楽しみです!


こんなことして何になるかなあ、セドナにあるホピの祖先の遺跡が荒らされた









昨日手にした、水曜日に出た
ナバホ・ホピオブザーヴァー。


1面に載った記事。


昨年の12月16日、
セドナにある、ホピの祖先の遺跡が
破壊されたというニュース。


フォレストサーヴィス(森林局)が写真を
手に入れていて、それが、公開された
上の写真です。


石を持ち上げる男性と、
それを見ている二人の男性。


公開がなぜ2ヶ月以上も遅れたのかは
わかりません。



以下は記事からの引用です。


「ここは他の場所も含めて、
ホピの祖先の遺跡だと考えられています。
ホピの祖先はHisatsinomとされていて、
彼らはVerde Valley(セドナとその南、
フェニックスの北、東西にわたる町、
コットンウッドやジェローム、等々)
に何千年も住んでいました。


‥‥中略。


こういった考古学上の遺物を
発掘したり、動かしたり、
破損したり、形を変えたり
するのは違法です。


表面の何かを集めたりすることも含めて。」
とホピ文化保存局の局長である
リー(・Kuwanwisiwma)は話しています。


「これは犯罪であり」、
彼は罰金についても言及しています。



21世紀になっても、こういう蛮行を
するヤツがいるのですね。

何を考えてるのか。

何も考えてないのでしょうね。


「一度でもこういう場所が荒らされたら、
パズルの1ピースがないのと同じで、
当時の人々がどういう暮らしをしていた
のか、もはや知りようがないのです」


とは、森林局のパトロールキャプテン、
ジョン・ネルソンさんの言葉。








ところで、<アナザジ>という
言葉を聞いたことがある方もいらしゃる
かと思います。


私も26年前にサンタフェに住んだ時、
知りました。


<アナザジ>というのは
Hisatsinomのナバホ語の言い方
なんですってね。






2015年2月19日木曜日

使っているミルクはオーガニックのStraus










今日もフラッグスタッフは春のような
陽気です。


ダウンタウンのコーヒー屋さん。


以前のお茶屋さんがなくなって、
カフェになっています。













この場所の持ち主は
プチテカのスティーヴです。











以前、ホールフーズで、この
ストラウスのガラスびんのミルクを
買おうとしていたら、
私の後ろに並んでいた男のコが、
このカフェの名前を出して、
ミルクは、そのストラウスの
ミルクを使っているんだよ、と
教えてくれました。


で、コーヒーも切れたし、
1度コーヒーを試してみようかなと、
寄ったわけです。


コーヒーも買って飲んでみました。


このお店ではあえて、
ラテとは呼ばず、
エスプレッソ with steamed milk
とメニューに書いてありました。


カウンターの下の冷蔵庫には
私もいつも買っている、
ストラウスのオーガニックミルクが
何本かストックされていました。










線路の南側に、豆をローストする
場所が別にあるのだそうです。


お店で一番人気の、
エスプレッソに使っているという
豆を買いました。

さて、明日の朝が楽しみです。

2015年2月18日水曜日

風刺画って何? 自由とわがまま









これは誰でもおそらく1度は目にした
ことがある「鳥獣戯画」です。











蛙とうさぎの相撲。


これって何かを意味しているのでしょうか?










法要の画。


大僧正は猿。


ご本尊は蛙。


これも何かを皮肉っている
のでしょうか?










17日の読売新聞に載っていた記事。




アニメーション映画作家の
宮崎駿さんが、
ラジオ番組の中で、

「異質の文明に対して、崇拝している
ものをカリカチュア(風刺画)の
対象にするのは、僕は間違いだと思う。
やめた方がいい」

と述べた。


また番組内で紹介された
インタビューでの発言で、風刺画は
「まずもって自国の政治家に対して
やるべきだ」とも指摘した。




私はずっとデンマークやフランスで、

イスラムの予言者であるムハンマド
の風刺画が描かれること自体を
なぜなのか、不思議に思っていました。


遠いよその、彼らからはおそらく
想像もつかないような土地に
暮らす人々の間に発祥した宗教
について、彼らは一体どのくらい
知っているのか。


もし彼らがカソリックか、
プロテスタントかで、
同じ<一神教>であったにしろ、
イスラムの文化に根ざすイスラム教の
何をわかっているのか。


それなのに、絵で風刺するなんて、
アーティストだから、
表現の<自由>だから
何を描いてもいいというのは
一種の奢りではないでしょうか。


もっと言うなら、それはある種の
<差別>意識から来るもの
ではないかと。



何でわざわざそんなことを
するのか。
それは単に、オレは描きたいものを
描くんじゃ、
それのどこが悪い、という
<わがまま>なんじゃないのか、と‥‥。



それこそ、宮崎駿が言うように、
自国の政治家に対してやればいい
んじゃないの?って。




学生時代に読んだ、
本多勝一の本に書いてあったことです。


彼も朝日新聞とともに、
日本に長くはびこった、歪んだ
自虐史観をうえつけた張本人の一人
だと認識していますが、

でも、どの本で読んだかは忘れましたが、
彼が書いたこの文は、
それまで外国になんて行ったこともなかった
私の世界の他民族に対する認識を
大きく変えることになりました。



世界中で、レストランで働いている人が
お皿を割って謝るのは、
おそらく日本人と、数少ない
それまで侵略されたことのない地域の
人たちだけではないか。


アラブの世界では、もしレストランで
働いている人がお皿を割った場合、
彼らは謝るどころか、
「この皿は今日、割れる運命にあったのだ」
とさえ言う、と。


なぜなら、この世界では、
自分の非を認めて謝れば
どんな罰が下されるか、
彼らはわかっているからだ。



もうずいぶん前に読んだ本なので、
表現が合っているかも定かではありませんし、
本多勝一のたとえが、
偏ったものだったかも知れませんが、
これに近いことを書いてらした
のではないかと。


それくらい日本とアラブの社会を比べたら、
そんなに違うというか、
真逆なんだ、とその時深く
心と頭に残ったのです。



西洋文明とイスラムの文明の間にも
きっと深くて暗い川があるでしょう。


そういう認識が、
こういうムハンマドの風刺画を描く
画家たちの中には
ないのでしょうか。



新聞記事で読んだ宮崎駿の言葉から、
そんなことを思った私です。



再び、PEACE!






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