2012年8月21日火曜日

サンタフェインディアンマーケット その15. 減って行く材料




今年のインディアンマーケットの

オフィシャルのガイドブック。

その中に気になった記事を見つけました。



無くなる危機にあるジュエリーマテリアル

と題された文章です。


その1. 陶器を作るための雲母を含む粘土や

泥しょう(SLIP)


その2. 貝、琥珀、ビーズ

貝やアンバー(琥珀)に加えて、ビーズの値段も
 
上昇。サプライヤーが在庫の色を減らして、

色のヴァラエティが減っていると書いています。

これは自分が売っていたので、実感していました。


その3. 皮やそれを染める材料

私が働いていたお店でも、前の地元のオーナー

の時には置いていた、ドラムに張る牛のハイドも

売り切れたらもう2度と入荷することはなかったです。


その4. トルコ石と珊瑚

アリゾナやネヴァダで採掘されるターコイズは

減る一方で、閉山した鉱山の古いものは

値段が上がる一方。

珊瑚も同じく環境的規制などで、質のいいものは

手に入りにくくなる一方です。

私の知るアーティストたちだけではないですが、



今や古いジュエリーを買って、そのトルコ石

だけを取り出して使っています。



それだけ質のいいターコイズが手に

入りにくいからです。




その5. 金属類(シルヴァー)

銀に関してはその値段の高騰で、アーティストが

薄いゲージのシルヴァーを使うことへの危惧。


☆ ☆ ☆


要するに自然のマテリアルが減りつつある状況で



例えばホピがカチーナダンスでマスクや

ヘッドセットに使う
羽などのマテリアルすら手に入り

にくくなっているのが実情です。


これからインディアンジュエリーはどう変わって行くのか。




自然環境の変化がこんなところでも


大きく影響しているのを痛感します。




0 件のコメント:

コメントを投稿