今回のこのカタログについての説明。
ダム、よくもうまいこと名づけられたものだ。
ラテン語で damno とは英語で to condemn という
意味で、世界中で狂ったようにダムが造られて、
我々がまさに川たちにして来たことが
この<ダム>なのだ。
*ちなみに英語の condemn は非難する、とがめる
という意味でよく使われますが、
(品物を)不良品と決める、(船舶などに)廃棄
処分を言い渡す、あるいは(医師が)(人)に
不治の宣言をする、さじをなげる
と言う意味もあります(新英和大辞典より)*
数多くのトップリサーチ研究所によれば、
ダムと貯水池は、湿地の喪失、川底の減均作用、
海岸線の侵食と生物の減少の主たる原因となって
いて、それは同時に
文化的、社会的疾病とも重なり合っているということも
判明している。
なのでダム撤去の全国的プロジェクトは
伝統的暮らしをよみがえらせ、新しいリクリエーションを
提供し、ビーチや湿地をまもり、
健康的なエコシステムを復活させるものなのである。
とまあ下手な訳ですが、こういう主旨のもとに
今回のパタゴニアのカタログは作られています。
☆
以前にもここで書いたと思いますが、
国産のうなぎがすごく減っていて、
それは国内の川で捕れるうなぎの稚魚が
極端に減っているからだとお店の人が言っていた
と母が聞いて来ました。
まあ3.11以降の川魚の放射能汚染もひどい
みたいなので、これはある意味仕方ない、
またはこの方が良かったとも言えるかも知れませんが。
でもうなぎの稚魚が減っているということは
上流でのダムの建設、河口堰などが
関係していることはおそらく間違いないのでは
ないでしょうか。
建設されたダムを壊す。
その運動はきっと様々な分野で意味のある
ことだと思いますが、
じゃあどうしてそんなもの、造っちゃったんだよ、と
言いたくなりますよね。
治水などの目的もあったのでしょうが、生態系への影響
という長いスパンでのリサーチももっと
為されるべきだったのでしょう。
アメリカだけではなく日本だって。
そして壊すことさえ出来ない原発だって・・・。
まあこういう運動に賛同して、それをサポートする
そういう活動をしているからこそ、
パタゴニアを買おうって思うのですけれどね。
|
0 件のコメント:
コメントを投稿