2012年12月29日土曜日

こんなところにもウラン鉱山のごみが


今週発行のナバホ・ホピオブザーヴァーの
1面はナバホのリザヴェーションでの
ウラン鉱山の廃棄物の除去作業のことでした。

(↑と↓の写真はナバホ・ホピオブザーヴァーから)




記事によると、ウランが実際に採掘され始めたのは
1940年代からで、
50年代60年代には↓の27区分の地図の真ん中より
少し東南にあるLUKACHUKAIという町の近くの
鉱山からナバホの労働者がウランを掘り出していた
のだそうです。
ナバホの労働者たちはウランのちりを衣服や体に
つけたまま家に持ち帰り、それが
妻や子供まで汚染することになったと。



2番目の写真の除去作業が行われているのは
COVEという場所ですが、
この地図のこの27区分自体がアリゾナの
北東の端っこ。
東はニューメキシコ。北はユタ州です。
そしてCOVEやLUKAHUKAIがどのあたりかと言うと、
ちょうどキャニオン・デ・シェイのすぐ北です。
そう、あの有名な観光地、キャニオン・デ・シェイです。



私たちも何年か前に区分35の↑の地図の真ん中より
少し西の町、GANADOを通って、キャニオン・デ・シェイ
まで行きました。

それにしてもアリゾナのウラン鉱山は
グランドキャニオンの周りだけではなかったのですね。
新聞にはナバホをウラン鉱山は切り離せないものだ
と書かれていましたが、
確かに全米1の居留地を誇るナバホですから、
その中にウラン鉱山が数多くあるのも当然とも
言えるかも知れません。
それにしてもここにも放射能の被害・・・。



原発は核廃棄物はもちろんですが、
当然ですが、
原料であるウランを採掘するところから、
すでに人体汚染は始まっているのです。

人の手に負えないもの。
それがウランなのです。
人間がハンドル出来ないものには
手を付けちゃだめなんです。

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