2012年12月28日金曜日

たのむから静かにしてくれ、とまでは言わないけど

<頼むから静かにしてくれ>は村上春樹訳の
レイモンド・カーヴァーの短編小説のタイトル。

黙って仕事出来ないの?と標準語。
黙って仕事、出来ひんの?と関西(大阪?)弁。
黙って仕事できんのかい?!と河内弁(?)。

「静かにしてくれ」とはさすがに言えませんが、
もうちょっとおしゃべりを減らしたらどう?と
言いたくなるほど、

グッドウィルの作業場はとにかくうるさい。

誰も黙って仕事をするということが出来ないのです。

まあアメリカ人って究極のおしゃべり。いわゆる、
「口数が少ない」というアメリカ人に出会ったことは
ありません。

黙って作業をするということが出来ない。
中にはこれまたすごく声が大きく、まさに<吠える>
人がいたりして、
私が働くグッドウィルの裏の作業場は時として
動物園なのです



それで思い出すのはブレントウッドにある
BELWOODBAKERY 。
http://www.belwoodbakerycafe.com/

ロサンジェルスにいた頃、よくパンを買いに行きました。
オーナーは確かヴェトナミーズで、働いているのも
(当時は)ほとんどがヴェトナム人でした。
真っ白い上着と帽子。
ヴェトナム人男性たちはぱきぱきとパンのオーダー
を袋に入れ、こちらの口が止まったら必ず、
他には?ときくので、
そんな言葉に乗せられて(笑)、ついよけいに
買ってしまう私でした・・・。

あの当時の彼らの仕事ぶりは見ていても
ほれぼれしてしまうものでした。



まあグッドウィルの場合はノルマを課せられていて、
手を動かさないわけには行かないので、
時に手の動きがのろくなっても、
まあ何とかみんな、ノルマは果たしているようです。

でもね最近は私も時々、叫ぶんです。
うるさ~いって。
でも声量の少ない私の声でしかも日本語。
誰も気にも留めないって言うか、多分
聞こえてもいないのでしょう。

Will you be quiet, please?

っていつも心の中では叫んでいるのですよ・・・。




0 件のコメント:

コメントを投稿