2012年10月18日木曜日

ジェシカは日系人のハンター

かつて私たちの住むアパートの下の階に
住んでいた日系人のカップル、ラッセルとジェシカ。
ラッセルはお母さんが日本人とのハーフで
お父さんは熊本出身だそうです。
ジェシカは、ドイツ人と日本人のハーフ。
身長が180センチ以上あります。

その後婚約を解消して、今はそれぞれ
別の棟の1ベッドルームに住んでいますが、
今でも仲がいい友だちって感じで行き来しています。

二人ともとてもいい人たちで、
ハワイ出身ということもあり、アパートの敷地内で
出会うと、つい立ち話。
日系人、ハワイ育ちということもあり、
食べ物の話などでつい盛り上がったりすることも。

その彼女が先日またエルクのひき肉を持って
来てくれたので今日はお礼を持って行きました。
彼女、お金を受け取らないからです。

ジェシカはセキュリティの仕事をしています。
趣味は狩り。
アパートのリヴィングルームには自分が仕留めた
アンテロープや鹿の頭が飾ってあります。

12月には1週間のヴァケーションを取って、
フラッグスタッフ近辺でまた
エルクハントに行くそうです。

1年で1人のハンターに許されているのは
アンテロープ、エルク、鹿1頭ずつ。
鉄砲を撃っていいのは日の出から日の入りの
明るい時間帯のみ。
エルクを仕留めたら、すぐに皮をはぎ、
お肉(の塊)を外気にさらすのだそうです。
1発で仕留めるのがもちろんベスト。
1発目でしくじって2発目で仕留めたりすると、
1発目で驚いて傷ついた動物はアドレナリンが回って
お肉の味が変わるのだそうです。

今食べてるのは1発で仕留めたので、
お肉の味はいいわね、と彼女。

なので彼女は1年分のお肉は狩りで得たもので
まかなえるのですって。

そんなハンターの彼女がうちで飼っているのは
下の写真のネコちゃん。
名前はラッキー、♀です。




毛並みがきれいなこげ茶色。
黄緑色の目がきれいなおとなしいネコです。




アラスカででも、町から遠く離れた森の中で
ムースを仕留めてそれをセスナやヘリコプターで
運ぶだけでも大変なことだと、やはりハンターから
聞きましたが、ハンティングって撃ってそれでおしまい
じゃないですものね。

仕留めた後の方が大変。

それでも撃つのだけが趣味でお肉は食べない
ハンターもいるのだとジェシカは話していました。

考えてみたらとても贅沢なことです。
野生の動物のお肉を食すことが出来るなんて。
オーガニックや牧草育ちどころじゃない
究極のナチュラルですものね。

今日はまたエルクのひき肉でハンバーグを
作ろうかな。


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