2015年7月24日金曜日

ホピ、頑張れ!








今週の水曜日に出た、
ナバホ・ホピオブザーヴァーの1面の記事。

左上は、ナバホネイションは
ギャロップの南東にある20000エーカーの
Fort Wingateという土地を、
ズニと分け合いたくないという記事。

Fort Wingateはちょっと複雑な歴史のある場所
のようで、ナバホにもズニにも
歴史的に重要な意味を持つ土地だそうです。

ホピとナバホもリザヴェーションの線引きで
長期間の争いがありましたが、
ズニも、ナバホとの間に
同じ問題をかかえていたのですね。

私にはナバホの主張がよくわかりませんが、
素人目に単純に目に写るのは、
全米1のリザヴェーションの土地
を保有するナバホが、
こういう小規模の土地すら独占しようとするのって
何て欲深いのかしらってことでしょうか。


下の記事は、サンフランシスコピークス
にあるスキー場、スノウボウルに
人工雪を降らせるために
下水処理水を使うことについて。

ずっとこれに反対して来たホピと、
下水処理水をスノウボウル側に売る立場の
フラッグスタッフ市との間の訴訟争議。

昨年の1月にアリゾナ州の最高裁が、
ホピが、サンフランシスコピークスに
下水処理水を使用することに反対することへの
訴訟へのゴーサインを出したことにより、
争議の内容が複雑になっていたのです。

いずれにしても、すでに
この計画は実行されていて、
11月から2月にかけて、スノウボウルでは
下水処理水を使った人工雪が撒かれるのです。


ホピ政府の議長であるリロイは
一貫して、下水処理水をサンフランシスコ
ピークスに撒く人工雪に使うことは
<間違っている>という態度を取っています。

反対の理由にホピは、
サンフランシスコピークスが
カチーナの棲む聖なる場所であるとかの、
ホピ独自の宗教的な文言は一切使っていません。

ただ下水処理水を撒くことは
この土地の原初的な植生を損なうことになる
からだとだけ主張しています。

一般人にも共鳴されやすい理由を持って来た、
ある意味、ネイティヴの文化に理解の少ない
アリゾナ州への、
スマートな対応かと私は感じています。


反対を主張し続けて欲しいです。


波が立たないとサーフィンが出来ない
サーファーは、人口波なんて起こせません。

スキーヤーもスノウボーダーも、
雪がなかったら滑れない。

いくら処理水でも、
トイレの下水で作られた人工雪の上なんか
滑りたくない、ってスキーに来る人も
スノウボーダーも反対して欲しいです。


頑張れ、ホピ!




















0 件のコメント:

コメントを投稿