2017年8月22日火曜日

Wind River を観に行く








きょうはアルバカーキにできた新しい

映画館へ「Wind River」という映画
を観に行きました。


VIP SEATINGとは何ぞや?









平日の午後ですから、
お客さんはとても少ないです。








私たちが観る映画は
このシアターです。








劇場の中に入って、VIP SEATING
の意味がわかりました。








前のシートとの間が広い!






いすはまるでLAZYBOYのいすのよう。


ファーストクラスよねえ、と
いいトシをして写真を撮りまくる私(笑)。


これだけ足を伸ばしても、
前のシートには届きません。








観たのは「WIND RIVER」。


監督のテイラー・シェリダンは
今年のカンヌ映画祭の「ある視点」部門で
監督賞を取っています。



わが国が北米のネイティヴたちをどう
扱って来たかというのは大いなる恥であり、
悲しいかな政府は、無関心と搾取という陰険な
恥行為を今も続けている。

インディアンカントリーで起こっていること
を変えるために自分に出来ることはない。

ただアーティストとして出来ること、
いや、しなければならないことは、
こぶしを握りしめて叫び続けることだ。
これらの問題が無視されないことを
確認することだ。

そしたら変化をもたらすことの出来る
人々は、行動せざるを得なくなるはずだから。


彼のカンヌでのスピーチの抜粋です。


テイラー・シェリダン監督が
何をきっかけに、アメリカインディアン
のリザヴェーションで起こっていることに
関心を持ち始めたのかは

知りようはないですが、
映画「WIND RIVER」でははじめに、
これはワイオミングのWIND RIVER
というリザヴェーション
で実際に起こったことをベースにした
物語だとテロップが流れます。


最後にはリザヴェーションでは
女性の行方不明が多く起こっていて、
そのほとんどどれもが解決していない
というようなテロップも。


拳銃の撃ち合いと暴力にあふれた映画
ですが、それだけではない、
リザヴェーションでの悲しい現実が
描かれています。



館内に観客は数組、
料金は火曜日スペシャルで
たったの6ドル!



ひさしぶりにゆったりといい映画を観て、
大満足でした。





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