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2011年12月2日金曜日

SRP でのプロテスター16名が逮捕される

Salt River Project というのは
おもにフェニックスエリアの電気と水道水を
供給する会社のようです。

今朝そのSRPの本社前で70名のネイティヴとその
サポーターが入り口前で「人間の鎖」を作って
デモンストレーションをしたというニュースを
ジムのトレッドミルで走っている時、
目の前のモニターで見ました。

SRPは要するに<ブラックメサ>で掘られた石炭
によって発電された電気を買っているのです。

このブラックメサで石炭を掘るのはピーボーイという
会社で、ここで使われる地下水は巨大な量で、
しかも地下水の汚染を招いてきました。

今日のプロテスターは鉱山のある近辺の
リザヴェーションでは電気も通ってないのに
ちゃんとした協定もないまま掘られた石炭から発電された
電気をフェニックスエリアの住民だけに
供給するのは間違っていると訴えています。

<ブラックメサ>の問題はスノウボウルの
人口雪問題と並んで、ホピ(とナバホ)の関わる
重要なサブジェクトです。
これもここに住む限り、ずっと追って行きたい
テーマです。



2011年2月22日火曜日

ホピから届いた感謝状


昨日は祝日だったのでおそらく先週の土曜日に
届いていたのでしょう。
(土曜日は大雪だったので郵便を取りに行かなかった)
HOPI FOUNDATION からの感謝状。
先月あったホピ農業エキスポ
(ブログ1月23日ホピ農業シンポジウム)での
ヴォランティアに対してです。

こんなものが送られて来るなんて、何だか
うれしいですよね。

(昨日の時点でアップしようとしていたのに
インターネットがつながらなくなり、ケーブル会社に
電話したら、メインテナンスで朝までだめだと)

イヴェントのヴォランティアをするのって
私は好きです。
イヴェントに参加も出来るし、
ちょっと「関係者(?)」って思われそう(笑)な
ところも・・・。
ホピのこういうイヴェントでは友人や知り合いに
会えるのも楽しみです。

ところがこのイヴェントに来ていた一人の
ホピの男性のお客さんがお店に来て
(この時に)私がホピで写真を撮りまくっていたと
ナバホのマネジャーに話したのでしょうが、
何をどう聞いたのか、
先週私がヴァケーションを取ったのはそのため
だったのかと思った彼女、私にホピに行ったの?
とたずねるのです・・・。
(ほんとにヤな人。休みを取って何をしようが
私の勝手のはずなのに)。

こんなことを書くのはあまり好きではありませんが、
私の言うことすることを良くない方にしか取らない
このナバホのマネジャーはなぜか
私がホピと仲がいいのが気に入らない。
私がダンスを見に行くことも快く思わないのです。

と話がずれてしまいましたが、
この感謝状、うれしいな。





2011年1月23日日曜日

エキスポからの帰り、まさに虹色の彩雲でした

ホピの農業エキスポの帰り、ハイウェイ160番を
走っていたら、ちょっと不思議な太陽と雲。
サングラスをかけていたら彩雲が肉眼で見るよりも
はっきりとその色彩がわかるのですが、
この日の彩雲はサングラスをはずしても
はっきりとわかります。





一人で出かけた時の最大の利点は
いつでも好きなときに車を停めて
思う存分写真を撮れること。

ほら、もう行くよ、とか急かされることなく・・・。


サンフランシスコピークスの写真も
何度か車を停めて写しました。

土曜日ということで行きも帰りも
私の後ろを走る車はいたって少なし。
インディアンたちはリザヴエーションから
フラッグスタッフへ買い物に出て来るので
リザヴェーションに向かう私は
反対車線を走っているので、車の数が少ない
というわけです。

この日のホピのエキスポのように、
伝統が忘れ去られない努力をすることは大切な
ことだと思います。
特に食べ物にかかわることって、非常に重要だと
思います。
YOU ARE WHAT YOU EAT 
という言葉が多分70年代ころからアメリカで
使われて来ましたが、
まさに我々が口に入れるものこそ自分自身を
造るからです。

この日いただいたサンプルのホピフードは
ハレの日の食べ物も含めてまさに家庭料理であり、
日本で言うところのお袋の味です。
ホピもそして私たち日本人も、その「作り方」を
次の世代に手渡して行くことこそやらなければ
いけないことなのでしょう。

でも私には娘はなし。
自炊もしない息子です。
小さいときから私の作る日本食をさんざん食べて、味は舌が覚えて
いるとは思いますが(そう願いたい)、
いざ作るとなるとどうなのでしょう・・・。

そんなこともふと考えてしまったホピのエキスポの帰りでした。

エキスポにて その3 


バンケットルームを2つに仕切った会場の
1つは様々な展示あり、即売あり。
これは<グリースウッド>という木の枝のごつごつした
固い皮を削って、サンドペーパーで磨いたもの。
片側の先がへら状にカットされています。
これは種を植えるときに、まずこの枝を土(砂?)に
突き刺し、へらの部分でそのまま土をかいて
種を植える溝を作り、種を植えたらまた
土をかける道具なのだそうです。
ホピの伝統的な種の撒き方です。

細めのはシチューをかき混ぜるのに使います。
白黒の写真でホピの男性が手に持って立てて
いるのがグリースウッドです。



これはユッカの茎で編むホピのバスケット。
バスケットダンスでいっぱい投げられるバスケットですが
直径30cmくらいのが200ドル。
私は小さいのを1つ持っています。
サードメサ、バカヴィのカチーナダンスで
カチーナから直接もらいました。


綿も栽培してるのですね。
綿の実を見たのも初めてですが、実がはじけて
こういう風に中の綿を見たのも生まれて初めてです。



それをこういう風に綿にしてそれを捩って
綿の糸にして、ダンスで身につけるキルトを織ります。
マーカスがくれたプレイヤーフェザーの
お守り<バホ>のコットンの糸もこうやって作ります。



1919年に撮影された写真。
種まきをするホピの男性。
彼が手にしているのがグリースウッドです。

展示された古い写真の中にはセレモニーで
種まきをする男女の写真も。
女性はみんなあの、スターウォーズのレイア姫
の髪型(バタフライ)。
あれはホピの(未婚の)女性の髪型を
まねていたんですね。

隣の部屋ではホピクックブックの著者の女性が
OHPを使っての講演。
この会場にいた参加者には全員に
このホピクックブックが配られました。

参加費無料で美味しいホピフードの
サンプリングは出来て、本までもらえるなんて
主催のNPOであるホピファウンデイションは
お金持ちですね・・・。




エキスポにて その2 日本人とホピの共通点、農耕民族


カチーナダンスがある時と同じように
色とりどりのエプロンをつけて
今日のエキスポのために<ホピフード>の
サンプルをいっぱい作ってくれた女性たち。


見たことがある人がいるなぁと思ったら
何とローレンス(・スフキー)の娘さんの
ロレンシータでした。



こうしてそれぞれの食べ物の前にはネームカード
が置いてあります。
どれもコーンが基本です。
コーン好きの私にはどれも美味しくて、
つい何度もおかわりをもらったものも・・・。


いいですよね、白髪があってもこのふさふさとした
長い髪。
ブレードをしてあげているトリニ。
彼女も髪の毛も伸びたなぁ。

ホピでは台所仕事はおんなのもの。
セレモニーやダンスのある日には何日も前から
お料理の下準備。
シチューを煮込み、パンを焼き・・・。

これは何?と質問をしまくる私にていねいに
答えてくれたおばさん。
伝統的なホピフードを絶やさないためにも
こういった催しは大切です。

自分たちの畑で採れたとうもろこしで作る
ホピの食べ物は正に身土不二。
たいがいのホピの人に共通するあの物腰と
表情のやわらかさは、もしかしたら彼らの
農耕民族ゆえのDNAから来ているのでしょうか。

ホピ農業シンポジウム 第2弾 モエンコピでヴォランティア


フラッグスタッフからハイウェイ89番を北へ、
ハイウェイ160を東へ。
ほぼ1時間15分でTUBA CITY に着きます。
ハイウェイ160をはさんで、東側がモエンコピ(ホピ)。
西側はナバホのリザベーションでTUBA CITYです 。


夏にはサマータイムを取り入れるナバホ側と、
アリゾナタイムでサマータイムのない
ホピ側では、道路1本はさんで1時間の時差のある
地域です。


 


ホピ側モエンコピに完成したホテル。
MOENKOPI LEGACY INN AND SUITES。
シンプルで広いエントランス。
今回も前回同様、HOPI FOUNDATIONの中の
1つの活動団体である NATWANI COLITIONの主催です。

去年の9月にあったシンポジウム(9月18日のブログ参照)
に次ぐイヴェントで、
今回はホピの農業に関する古い写真の展示と
エキスポ。
前回、レジスターの際に「ヴォランティアやります」
の欄に○をつけていたので、今日のイヴェントの
メールが届いたのです。
私の持ち場は受付でした。
土曜日ということもあり、次々と参加者が。
私はレジスターの書き込み用紙を渡して書いてもらって、
パンフレットなどが入ったファイルを渡すこと。

私の目はついTRIBE (部族、ホピとかナバホ)      
  CLAN(氏族)の欄に目が行きます。
来ていたのはほとんどホピ。
CLAN は COYOTE, BAMBOO, ROADRUNNER,
SPIDER, BEAR などなど。
私が行ってからざっと数えただけでも用紙は100枚以上あり、
かなりの人が集まっていました。

お店のお客さんのボブやトリニ一家にも
会いました。

今回の参加費は無料。
私は参加出来ませんでしたが、この日、3回に渡って
アグリカルチャーツアーというのもありました。











2010年9月22日水曜日

シンポジウム その5 テスキプエブロの蜂蜜

シンポジウムにはニューメキシコ州、サンタフェの少し北にある、
TESUQUEプエブロからゲストスピーカーが来ていて、
彼がテスキで取れたお豆やコーンのサンプルや蜂蜜を
持って来ていました。
ここは灌漑用水があるので、ホピとは違い、様々な点で
農作物を作るには条件がいいと言っていました。
私は2つあった小さい方の蜂蜜を買いました。
色がきれいでこれは美味しいかも、という私の勘は大当たり。
私が普段食べている蜂蜜も悪くないのですが、この蜂蜜は
華やかな香りがあって、糖度が高い!
去年サンタフェのインディアンマーケットに行った時、
サンタフェのファーマーズマーケットに行き、そこでも蜂蜜を
買いましたが、それはラベンダーの花と他の花のもので
これもすごく美味しかったのを思い出しました。
どうしてだろう。
ニューメキシコのロー(生。非熱処理、漉してない)ハニーは
何かアリゾナの(もちろんこちらのもローハニーです)より
美味しい気がする・・・。
何かわけがあるのでしょうか。
野生の花が違う・・・?
それとも技術的なこと・・・?
それはわからないですが、とにかくひょんな場所で手に入れた
蜂蜜、美味しくて大満足でした。

2010年9月19日日曜日

シンポジウム その4 ラッフルチケットで当たったグリーンチリ

シンポジウムでは最初にレジストレーションをした時に
ラッフルチケットをもらいました。
くじです。
最初のピックでは何も当たらず、まあ私たち、くじ運には縁がないしと
はなから期待もしていませんでした。
ところがランチの後、もう1回くじ引きがあり、
何と二人ともが当たってしまいました。
1つはアスパラガスとイチゴの苗。
もう1つは写真のグリーンチリ。
アパート住まいの私たちにはガーデンも畑もないので、アスパラガスとイチゴは
会場でばったり出会った、お店のお客さんでも
あるシュリーンとルーディー夫妻にあげました。
シュリーンはナバホ、ルーディーはホピのカップル。
このご夫婦は私(のアメリカンネーム)と同じ名前の娘さんを
小さい時に亡くして、それもあるのか、私とは何かとても
気持ちが通じ合う人たちです。
ルーディはカチーナを彫るアーティスト。
シュリーンはジュエリーを作っています。
こう言ったら何ですが、シュリーンは一般的にアグレッシヴな人が
多いナバホの中ではとても静かで謙虚な女性。
ルーディはソニーの1眼レフカメラで私たちの写真を写してくれたのに、
私はうっかり彼らの写真を撮るのを忘れました。

何かかわいいでしょう?グリーンチリ。
モエンコピヴィレッジの温室で育ったものです。
大きなチリになってくれるまで、しっかり育てないと・・・。

2010年9月18日土曜日

シンポジウム その3

シンポジウムの帰り、マーカスの家に寄りました。
彼を訪ねるのは1年ぶり。
きっちり道を間違えて、途方に暮れていたら救いの神が。
ダートロードですれ違うのを待ってくれていた車の女性に
すがる思いで(マーカスの家を)きいてみたら、
説明しかけたのですが(説明もまどろっこしかったのか)すぐに、
私について来て、とUターン。
私たちは曲がるのが早すぎたのでした。
娘さんを乗せた、親切なその女性はマーカスのトレーラーハウスの
まん前まで車で案内してくれて、そのまま行ってしまいました。
サンキューは言ったものの、名前をきく間もなく・・・。

マーカスと少し話して、持って行った私たちの着ない洋服などを渡したお礼に
スイカとコーンをもらい、仮眠中だったルースにあいさつをし、
そこを出る間際、マーカスの家のそばのコーン畑の写真を写しました。
肥料は雨と土だけ、まさにオーガニック、自然農法のとうもろこし。
もらって来たスイカは黄スイカで、なかなかの出来です。
あの砂地に出来た作物たち。
そのパワーに感動した私です。

シンポジウム その2



このシンポジウムはランチつきでした。
ホピの食べ物が大好きな私は、実はこれも期待していたのです。
上の写真はホワイトコーンとマトンのシチュー。
カチーナダンスのある日には前の日から女性たちが大鍋でことこと煮て
作る、シチュー。
ホワイトコーンは実をかちかちに乾燥させた保存食。
これとマトンをお水だけで煮たものです。
味付けもなし。スープ自体はさらっとはしていますが、
マトンの脂はたっぷり出ています。
食べる時に個々がお塩やコショウを足します。

私の大好物<スミヴィキ>。
ブルーコーンの粉を練ったものをとうもろこしの皮に包んで
2箇所、その皮を裂いてひもにしたものでしばったものを
蒸してあります。
作るのはけっこうな手間だと思います。
ほんのり甘くて、大きさはこちらの方がかなり小さいですが、
ちょっとだけ<ちまき>に似ているかな・・・。

ホピにはスイカ。
レースに出たら必ず出してくれるスイカは、ホピとは
切っても切れない食べ物のような気がします。
いつどこで食べても美味しいです。

ホピの農作物シンポジウムに参加

<ホピの種、我々の祖先、子供たち、そして未来>
と題したホピの農業シンポジウムに参加しました。
<ナバホ・ホピオブザーヴァー>というネイティブの
新聞で知り、これがタイミング良く、私の仕事のオフの
木曜日にあったので、これは行くしかないと
8時半からの開始に間に合うように、朝6時40分に
家を出ました。
受付の女性から、このシンポジウムはまだ2年に1度の開催だと
聞いて、やっぱり来て良かったと・・・。
開催場所は<HOPI VETERAN'S MEMORIAL CENTER>。
ここに来たのは2年前。
お手洗いの奥のドアを開けたら、そこは最新のマシーンや
トレッドミルが並んだジム!
あとで案内したもらったらシャワールームには
ドライサウナまでありました。
お手洗いもハイテクになってきれいにリモデルされてびっくり。
しかもここは誰でも無料で利用出来るのです。

シンポジウムは主に<種>に重点を当てて進められました。
パネリストのお話が終わると、個別のテーマで
各セクションに分かれてのレクチャー。
私は<ホピの種の保存>というテーマに参加しました。
ホピのドライファームの畑にはホピの畑で収穫された
作物の種が一番合っててよく育つ。
昨今の遺伝子組み換えとうもろこしはホピの畑の
生態系を壊す、とかそういったレクチャーでした。
このNATWANI COLITIONという団体が出来たのは
5年前だそうです。
やはりこの地球環境のドラスティックな変化に
雨だけが頼りの農業を実践するホピが
危機感を持つのは当然でしょう。

一番下の写真はホピのとうもろこしの種の撒き方から始まって
その成長を表わす段階ごとの表現(言葉)とその
状態を絵に描いたものを指し示しながら教えてくれた
???さん。
名刺をもらったと思ったのに見つからず、名前がわかりません・・・。
ホピ語と英語の半々で話されたので
私に理解できたのはわずかでしたが、それでも
興味深いお話でした。

彼の前に同じセッションで話をされたリーさんに
後で、品種改良のことをたずねたら、
自分のおじいさん、おばあさん、おじさんに言われたことは
旱魃でもとにかく種を植え続けること。
それを乗り越えて、種自体が強くなるのだから、ということでした。
将来、セカンドメサに灌漑用水が出来ることはあるかしら
という私の問いに、それはないだろうし、それは必要ないんだ。
ドライファームこそがホピの伝統であり、
先祖から受け継いだものだから。

このシンポジウムについてのブログは次にも続きます・・・。