2017年8月22日火曜日

近くの古本屋さんで見つけたホピに関するこんな古い本








昨日近くの古本屋さんでサリンジャー
の「The Catcher in the Rye」と
一緒に買ったこの本。


ドアを押してお店の中に入って、
とりあえずそのまま奥に向かって
まっすぐの棚は、
アメリカンインディアンに関する
本の並ぶ棚で、
少し離れた通路からも棚に立てて置かれた
この本が目に入りました。



この本はフラッグスタッフのアンティーク屋
さんで見たことがあり、知っていたので、
まっすぐ棚に行って手に取り、
迷うことなく
買うことにしました。







1953年オクラホマ大学の出版ですが、
一体この本自体が
1953年の初版本なのか、
それともその後重版されたものなのかは
レジにいた無愛想な白人のおじさん
に聞いてもわかりませんでした。









オクラホマ州はかつてアメリカ政府により
多くのインディアンが強制移住させられた土地
であり、歴史も複雑です。


オクラホマ州と命名される前は
インディアン準州と呼ばれていたくらい、
様々な部族が住まわされていたのです。


ロサンジェルスからフラッグスタッフ
に引っ越してから
パウワウを観るチャンスができ、
何度か観ましたが、
そこには必ずオクラホマから来ている
ネイティヴの部族がいて、
当時はアメリカンインディアンについて
ほとんど何の知識もなかった私は、
どうしてオクラホマなんだろうと
不思議に思ったものですが、
オクラホマ州の歴史を少し読んだら、
それも納得できます。








本の表紙を開けたら、
こんなブックレットも入っています。









オクラホマ大学の学章も素敵ですが、
オクラホマ州の州旗もかっこいいのです。


まさにインディアンの州を象徴するデザインです。










ところでこの本には24人のホピの
長老の写真と著者がホピを訪ねた時の
物語が語られているようです。


この本が出版されたのが1953年、
1877年生まれの著者はこの時すでに76歳。


24人のホピたちはすべて、
そのラストネームのホピの名前で紹介
されていて、その中で
私が知っている名前を持った人
(私の知り合いは彼らのひ孫たち
かも知れません)が
⬇️の写真です。









(ホピ名は便宜上カタカナ表記にします)


彼はホナニ。


ジュエリーアーティスト
のアンソニー・ホナニや、
ジュエリーショップの名前にも
確かありました。








表紙の写真にも使われているこの長老の
名前は
ナモキ。


ホピのジュエリーアーティストの
マールのラストネームはナモキです。








この長老の名前はヌヴァムサ。


ホピのチェーンを作るローレンの
おばさんダーリーンのラストネームは
ヌヴァム(マ)サ。


彼女が自分の名前のヌヴァは
ホピ語で「雪」の意味なの、
と教えてくれたのを覚えています。



文字が大きくて読みやすそうです。



著者のことは1987年オハイオ生まれ、
1897年にオハイオ州立大学を卒業、
くらいしかわかりません。


'Okaneというのはアイリッシュ系の
姓なので、著者はアイルランド移民か
その子孫だったのでしょうね。




⭐️⭐️⭐️



身を飾るもの(ジュエリーとか)は
ある程度(買うことを)我慢できても(笑)、
本は無理ですね。


しかも63年前に出版されたこんな古い
ホピに関する本、
買わずにはおられません。






0 件のコメント:

コメントを投稿