2012年5月31日木曜日

今日は2マイル


一昨日は3周で6マイル。
昨日はさすがに1周だけ2マイル。
今日はつれあいも一緒でやはり1周だけ。


私たちが走り終えて車に乗る頃には
入って来る車がいっぱい。
今の時期なら、6時ごろから1時間走るというのが
気温も低くなりかけて、日差しも少しかげって
いいのかも知れません。


満月に近づく月。


3日続けて同じ時間帯にバファローパークに
来てみると、同じ顔ぶれに出会います。
上半身裸で犬を連れて走る男のコ。
歩く女性。
二人そろってこれも上半身裸で走る男のコたち。
フォームは崩れているけど、私よりもずっと
早く走るナバホの女性。

みんなそれぞれに健康に気をつかっています。

JUST DO IT はナイキのキャッチコピーですが、
それをもじってナバホが健康促進のために
 JUST MOVE IT というロゴのTシャツを作っていました。

そう、健康はまず<動く>のが基本です。
日常生活においても、不精をして怠けてはいけません。
じっとしているのは精神的にも肉体的にも
よくありませんよね。

5月も今日でおしまいです。




2年間眠っていた洋服


2年前のパタゴニアのセールで買ったものの
何だか着るチャンスを逃して、
タグをつけたままクローゼットで眠っていた
このタンクトップ?。


取り出して着てみたら、何と着心地のいいこと。
形も少しテーパーしてあり、胸の部分に
切り替えがあってギャザーが入っていて、
なかなかかわいいデザインです。
何でずっと着なかったんだろう。

素材は90%のオーガニックコットンと10%の
スパンデックス、伸縮素材が入っています。

私はわりとこういうことをやってしまうんですよね。
買ったまま箱の中とかクローゼットにしまったまま。
箱の中だともうすっかり忘れて、買ったこと自体も
忘れてしまっていることもあったり。
スリフトショップで買った食器など、袋の中で紙に
包まれたまま忘れ去られたことも・・・。

良くないですよね。

お金をバッグや洋服のポケットにしまったまま忘れて
ある日、突然あらっということは、あればすごく
うれしいと思いますが、まだないです・・・。
が、しまった場所を思い出せずにあわてふためく
という状況はしょっちゅうです。

これから歳を取って行くほどにこういうことが増えて
行くのでしょうね・・・。

100歳で亡くなった新藤兼人監督。
亡くなる数日前にも寝言で映画のことを話していた
とニュースにありました。
あっぱれとしか言いようがありません。

明治45年生まれ、大正、昭和、平成の世を
生きられたわけですね。

ご冥福をお祈りします。


ナコタ!


2009年8月、サンタフェでのインディアンマーケット。
プラザのステージでフープダンスを
披露するナコタ。




この時すでに自分の<見せ方>を知っていたナコタ。
シルク・ド・ソレイユへの入団が決まったのは
確かこの後だったと思います。

どうして突然ナコタだったかと言いますと、
MIZUMIさんがロサンジェルスから持って来て
くださったフリーペーパーたち。
なつかしいフロントラインにライトハウス。
LALALAに日刊サン。
そのフロントラインの<耳よりジョ~ホ~>という
コーナーに載っていた1枚の写真。
サンディエゴでシルク・ド・ソレイユの<TOTEM>
が5月27日までという記事。



このフープダンサーはあのナコタではありませんか!



ホピのジュエリーアーティストのスティーヴと
やはりジュエリーアーティスト、マリアンの
息子のナコタはフープダンサーとして
<TOTEM>に出演しています。
私はまだ見たことがありませんが、ヨーロッパ、
カナダ、アメリカと公演してまわっています。

スティーヴたちは去年の秋、奥さんのマリアンの
故郷であるニューメキシコに引っ越してしまい、
その後会えていません。
もう少し早くわかっていたら、サンディエゴまで
ショウを見て、彼に会いに行けたのに・・・。



フロントラインの写真の転載はニューヨークに電話
をして許可をいただきました。

次の公演地はボストンのようです。
もしシルクがお好きな方がいたら、ナコタに
ぜひご注目を!

2012年5月30日水曜日

1971年製カルマンギア


夕方買い物に行ったニューフロンティア
マーケットの駐車場に停めてあったカルマンギア。
かつて初めてアメリカに来た頃、
このカルマンギアにあこがれました。
何と言ってもこのフォームに。

買い物を終えて外に出たら、ちょうど
この車の持ち主も車に乗り込むところでした。
これって何年の製造なの?
1971年よ。私よりずっと歳取ってるの。
走り具合は?
すごくいいわ。



折りしも空には上弦を1日過ぎたお月さま。

月はまた満ちています。



フロリダからの観光バス


とあるパーキングに停まっていたとても大きな
(と言うか車体が長い)観光バス。
フロリダナンバーです。


見てください。
すご~く長いでしょう?



この二人がドライヴァー。
キューバ人のアルマンドさんとカルロスさんです。

マイアミからお客さんをラスヴェガスに連れて来た
のだそうです。乗客は61人。
マイアミから2765マイル。4424キロです。
ここまで3日かけて来ています。

聞けば日中10時間の運転を二人で半分ずつ、夜は
ホテルで寝る。
夜は運転しないのね?
当たり前さ、夜は休まなくちゃ。

キューバはいい国だよ、食べ物も美味しいし、
きれいなビーチもある。
音楽も大好きよ、と私。
でもコミュニズムだからね・・・と、アルマンドさん。

明るいキューバ人ドライヴァーでした。

観光シーズンまっさかりです。

今日は風も強すぎず、本当にさわやか。
こんな日のためにあの冬の寒さと雪があるのでしょうか。






人間そうそう変わらない


学生時代の私を覚えている人がもしいたら、
↑の写真を見てきっとこう言うでしょう。
「変わってないねぇ」
(いえ、何しろ70年代は強烈でした)

戦争にも軍隊にももちろん軍備にも反対ですが、
なぜかアーミー系のものを見たら反応してしまう。
このカーキ色に心惹かれてしまう・・・。

この写真のショルダーバッグは静岡で
均ちゃんたちが参加したフリマで見つけたもの。
売っていた人は沖縄のサープラスストアで買った
と話してくれました。
100円はまさにフリマ価格。



このシャツはアーミーのものではありませんが、
やっぱりカーキ色。
フリマに出していた女のコが最初、100円と
言っていたものをくれちゃったんです。



これは福岡の古賀さんのお店で扱っているブランド、
GOWEST のワンピース。
生地も縫製もしっかりした日本製です。



学生時代、アーミーの払い下げのバッグをさげていたり、
ボーイスカウトのショルダーバッグを持っていた
男のコについ目が行っていた私。
どこから見つけたのかぶ厚いカーキ色の生地で
手縫いのショルダーバッグを作って
さげていた記憶があります。

人の好みって年月を経ても、歳をとっても
変わらないものですね。
性格が変わりようがないように。

えっそれって進歩がないだけ?

5月のフリーダ


5月も今日と明日でおしまいです。
1/3は日本で過ごしましたが、あとはまた
アリゾナに戻って、買い付けの古賀さん、上原
さんに始まり、金環日食、ズニショウ、
ホピでは週末2度のカチーナダンスと
1週間、1週間があっと言う間に過ぎて行きました。

そんなこんなで5月のフリーダのカレンダーの
写真を忘れていました。

これは1946年の作品で
The Little Deer
絵の大きさは9×12インチ(22×30センチ)なので
そんなに大きなものではないです。
テキサスはヒューストン在住の女性の
プライヴェートコレクションです。

フリーダはペットだったお猿さんやオームと一緒の
自画像を描いていますが、
Fawn という名のほんとにかわいい小鹿も
飼っていました。
Fawn は成長して、そして何が起こったのでしょう。

生々しくもシュールな絵です。
フリーダ以外の誰がこんな発想、着想ができるでしょうか。
フリーダに会いたい!





2012年5月29日火曜日

2マイルを3周

週末はいっぱい楽しんだので
今日は朝はジム。
夕方にはバファローパークへ走りに来ました。




風はありましたが、この前ほど強くなくて、
走り始めた5時半頃はまだ気温もけっこう高いです。
練習でここを走る時はいつも2周。
1周2マイル、3.2キロです。
でも今日は1度、3周走ってみようと走り出しました。

ペースはゆっくり目。
1周23分です。
3周目だけ24分かかりましたが、意外と走れるものです。
走り始める時間が早いと、帰りをあせることもなく
気分的に楽に走れました。

これくらいを週に3回くらいやらないと、
これからのレースに間に合いません。
が、なかなか思うようには行かないです。



走っていて疲れて来ると、なぜか
<インターナショナル>が口をついて出てしまう
ヘンな私。
起て、飢えたるものよ、とか
いざ闘わんいざ、奮い立ていざとか、
何だか頑張ろう!って気になってしまうんです。

別にこんな歌で奮い立たなくてもいいんですけど・・・。
いえ、そういう世代ではありませんよ、念のため。

筑前煮!


人参と鶏肉はいつも冷蔵庫にありますが、
これだけでは筑前煮は作れません。
MIZUMIさんが買って来てくださった
こんにゃくとゴボウ、フリーザーにあた竹輪で
筑前煮を作りました。
長いこと作っていなかった、こういうものが
やはり食べたくなりますよね。



さてこれは何でしょう。
タクワンではありません。




クッキーでした。
今回はクルミを半分、プレーンを半分にして
焼きました。
こんがりと、美味しく焼けましたよ!

See you soon!




月曜日はメモリアルデーの祝日です。
TOMOさん、MIZUMIさん、LAに向けて出発。
8時間のドライヴです。
お気をつけて・・・。

楽しい2日間でした。


アリゾナでたこ焼き!


TOMOさんたちがロサンジェルスから
わざわざたこ焼きセットを持って来てくださり、
日曜日の夜はたこ焼きパーティ!

ニジヤのオーガニックたこ焼き粉、
てんかす、削り節、青海苔、そしてもちろんタコ。
くるっとまわしてひっくり返す、千枚通しのようなものも。
懐かしいなぁ。LAはいいなぁ。
とか、この日に見たカチーナの話。
カチーナの本を広げて、これだったかしら、
こっちじゃない?
そんなこんなの話に花が咲きました。

朝の北アリゾナミュージーアムでのズニショウ、
ホピ、ポラッカでのカチーナダンス、
ローレンスの話。
実り多い1日のしめくくりはたこ焼き!

美味しかったです

アリゾナでたこ焼きが食べられるなんて。

TOMOさん、MIZUMIさん、本当にありがとうございました!




ラマ売ります、何?このバス・・・

ホピへ行く途中のループのガソリンスタンドで
お手洗いのストップ。
MIZUMIさんが見つけた、掲示板の
こんなもの。
だんなさまに私、コレ欲しい~、買って!と・・・。


ラマが売りに出ていました。
150ドルって安くない?とまたMIZUMIさん。
う~ん、相場は全くわかりませんが、
こんな動物が150ドル。
安いのかな・・・。

 

ポラッカからの帰り、再びカルチャーセンターに
戻ると、ホテルの駐車場には
こんなバスが停まっていました。
やはりと言うかさすがと言いますか、
カリフォルニアナンバー。

Revolution をもじって Loveyulution
今も続く「愛こそはすべて」思想ですね。

ローレンスの壷たち、青い星のカチーナ


日曜日のイヴェントは朝のファーマーズマーケット、
ズニショウ、最後はファーストメサでカチーナダンス。
私たちが着いたのは午後も遅く、ポラッカへ上っていく
道路には車がぎっしり。
てっぺんまで行って戻って来たところに
空いたスペースがあり、何とか車は停められました。
ポラッカでダンスを見るのはまだこれが2回目です。

プラザを見つけたのはいいのですが、
屋根にのぼるはしごの下に順番待ちの人の列。
あちこちのヴィレッジでダンスを見ていますが、
こんな光景を見るのは初めて。
屋根にのぼってまたまたびっくり。
何という人の多さ!
カチーナダンスにこんなに人が集まったのを見た
のも初めてです。
私たちが着いた時にはすでにダンスは始まっていて、
オームのカチーナが踊っていました。
彼らがプラザを去ると、今度は様々なカチーナと
クラウンたち。
このカチーナはダンスはせず、クラウンを一人ずつ
列の端に連れて行き、
そのクラウンがカチーナが並んだ楕円の列の真ん中を
色んな話をしながら進みます。
聞いているホピの人たちはどっと笑いますが、
理解力のない私にはところどころの単語しか
聴き取れません・・・。

カチーナが去り、クラウンが残ってまた
寸劇のようなことを始めましたが、日もかげってきたし、
私たちは帰ろうということになり、屋根の上から
恐々はしごを下りました。

TOMOさんとMIZUMIさんが、家の前でホピのパターンを
描いた大きなせともののボウルを見ていた時、
ローレンスがいたので声をかけました。
彼とは最近よく出会います。
スタジオを見に来る?ときかれたので
見たいと返事。
10分ほど待って、と言われてしばらく待ったら、
彼の(多分)お母さんの家へ案内してくれました。


彼が作る壺に描く絵の色づけはすべて
自然のもの。チェリーも使います。
黒っぽい塊は鉄。
それをまるで墨をするように、この石でこすって
茶色の色を出します。



彼がマヤ人からタイミングを考えてもらったという
紫ですがほとんど黒い色のとうもろこし。
この色には特別な意味があり
彼は今年、もうすぐしたらこれを畑に蒔くそうです。


青はコバルト、ターコイズグリーンはターコイズの
粉、他の色も石から。


絵を描くブラシはヤッカの茎。




見てください、この精緻でカラフルな絵。


これはアロサカというカチーナ。
角が一つだそうです。
(ちなみに私が持っているカチーナの解説本では
角は二つあります)

ローレンスが言うには、このカチーナは
今年出てくると言われている
<青い星のカチーナ>のおじさんで、
彼はもう出てきているのだと言うのです。

青い星のカチーナはいつ出て来るの?
という私の問いに、
それはわからない。
私たちは見れるの?
見れない。

と言って、1枚の古いカチーナの写真を見せてくれました。
これが<青い星のカチーナ>だよ。
今は誰もこのカチーナは彫らない。
ぼくたちのおじいさんだって見たことがないんだ。
これを見せたのはあなたたちが5人目だ。
見せても大丈夫なの?
大丈夫。

実は<青い星のカチーナ>のことを
他のヴィレッジの知り合いにもそれとなく
たずねたことがありましたが、答えてくれる人は
いませんでした。
こんな話をしてくれたのは、ローレンスが初めてです。

今年の12月21日。
我々は第4番目の世界から第5の世界へ入るんだ。
何が起こるの?
何も起こらないけれど、世界が変わるんだ。
シリウスの移動速度が速くなっていてそれが
起こるのが10月頃だと言う天文学者もいるけどね。



彼の壺が展示された棚の上には
ヴェトナム戦争に行った時の古い写真と
まさにヴェトナムのどこかで兵士仲間と一緒に
写った写真。
彼はヴェトナムヴェテランでした。

青い星のカチーナの写真は撮ってもいいと言われましたが
人に見せるのはだめということで、ここには
載せられません。

<青い星のカチーナ>のことはインターネットで
見たりして、少しは知ってはいましたが、
ホピの人から直接こんな話を聞いたのはもちろん
初めて。

日本も今年に入ってからの異常気象。
風前の灯とも言える福島原発4号機。

2012年も半分が終わろうとしています。

(ダンスなのでカメラを車に置いていた私は
カメラを取りに行く時間もなく、
これらの写真はTOMOさんにI-Phoneで
撮ってもらったものをお借りしました)




トニーが展示していたヴィクター、あるいはリッキーのコピージュエリー


日曜日、TOMOさん、MIZUMIさんと再び
ズニショウへ来ました。
ホピ・ズニショウの常連、トニーが
毎年のように、フェイクを展示しているブースに来て
びっくりさせられることがありました。


彼が日本で買って来た、日本で売っていた
ペンダント。
えっこれってリッキーの(あるいは)ヴィクターの?
と一見見間違えるペンダント。
ちょうどリッキーのをつけていた私は、自分の
正真正銘リッキーが作ったの(向って右側)
と並べて写真を撮りました。


裏のホールマークはフェイクはSterlingだけ。
ほんとにシルヴァーなのかしら。
それにしてもこんなものが日本で売られていて、
何も知らないお客さんはこれがホピのジュエリーだと
思って(言われて?)買っていくのでしょうか。
本物を知っているMIZUMIさんでさえ、
サイズ的にはこっちの方がいいかもと・・・。
確かに小ぶりのものを好む日本人には
リッキーが作った私のサイズより、このサイズの方が
身につけやすいかも知れません。

元報道カメラマンのTOMOさんも興味を持って、
トニーに手伝ってもらって、光の加減で写しにくい
シルヴァーを撮影中。

この後行ったホピでリッキーの娘さんのリサに
会ったので、私が撮った写真を見せたら
びっくりしていました。

私だって、まさかこんなものが出回っているなんて
思いもよりません。

もしこのブログをたまたま見て、
ホピのジュエリーを見てみたい、あるいは欲しいと
いう方がいらっしゃったら、ぜひ、
本物を置いている、出来たら老舗の
インディアンジュエリー店へ足を運んでみてください。

それにしても同じ日本人がこういうビジネスをして
いることを目の当たりにすると
何とも言いようがないです・・・。
悲しいですね。