深夜便に乗る私は、ロサンジェルスの空港では いつもながらの長〜い待ち時間。
ベンチが並ぶエリアに腰を下ろして 時間をつぶすしかありません。
6つのいすがくっついたベンチの、 自分が座った隣のいすが空いていたので 機内持ち込みのバックパック を置いていたのですが、 エクスキューズミー、そこいいですか? と丁寧に聞いて来た男性。
それが写真のボランさんとお母さん。
丁寧な人だなあと私が感じた通り、 とても丁寧でやさしい中国人でした。
パサディナに住む姉妹(のどちらか)を 訪ねて観光に来たのだとか。
グランドサークルも回っていて、 なかなかリッチなツアーをしたようです。
メールアドレス教えて、 とその場でお互いのiPhoneに送って 届いたことを確認。
ボランという名前は感じでは 波浪と書くと教えてくれて、 カッコいい名前ねえ、と。
北京に住んで、薬の関係の仕事をしていると。
サムソンじゃなく、iPhoneなのね?
サムソン、嫌い。
iPhoneが好き。
北京ではレグザスに乗ってるよ。
ボランさんとは中国映画の話で 盛り上がりました。
チャン・イーモー、チェン・カイコー、 いい映画作ったよねえ。
もちろん話はジャッキー・チェン、 ブルース・リーまで。
そろそろチェックインだからと 席を立って行きましたが、 楽しい待ち時間を過ごさせてくれた ボランさん親子に感謝でした。
彼とのメールのやりとりは日本に行ってからも 続きましたが、 何と彼はレグザスの他にアウディ とランドローヴァーも持っていると 写真を送ってくれました。
きっとリッチな人なのでしょうね。
それにしても政府がらみで、 正直チャイニーズにはかなりの 嫌悪感を持っていた私でしたが、 ボランさんの人柄に感激。
リッチで余裕があるからだと言われれば 確かにそうかも知れませんが、 私のチャイニーズ観がちょっと、いえ だいぶん変わった瞬間でした。 彼のお母さんがまたとっても暖かい人で、 英語も全くわからないのですが、 会話の合間に私の肩を抱いては、 にっこりと微笑むのです。お上の政治や外交方針で判断しては いけないと痛感したひとときでした。
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