2012年5月29日火曜日

ローレンスの壷たち、青い星のカチーナ


日曜日のイヴェントは朝のファーマーズマーケット、
ズニショウ、最後はファーストメサでカチーナダンス。
私たちが着いたのは午後も遅く、ポラッカへ上っていく
道路には車がぎっしり。
てっぺんまで行って戻って来たところに
空いたスペースがあり、何とか車は停められました。
ポラッカでダンスを見るのはまだこれが2回目です。

プラザを見つけたのはいいのですが、
屋根にのぼるはしごの下に順番待ちの人の列。
あちこちのヴィレッジでダンスを見ていますが、
こんな光景を見るのは初めて。
屋根にのぼってまたまたびっくり。
何という人の多さ!
カチーナダンスにこんなに人が集まったのを見た
のも初めてです。
私たちが着いた時にはすでにダンスは始まっていて、
オームのカチーナが踊っていました。
彼らがプラザを去ると、今度は様々なカチーナと
クラウンたち。
このカチーナはダンスはせず、クラウンを一人ずつ
列の端に連れて行き、
そのクラウンがカチーナが並んだ楕円の列の真ん中を
色んな話をしながら進みます。
聞いているホピの人たちはどっと笑いますが、
理解力のない私にはところどころの単語しか
聴き取れません・・・。

カチーナが去り、クラウンが残ってまた
寸劇のようなことを始めましたが、日もかげってきたし、
私たちは帰ろうということになり、屋根の上から
恐々はしごを下りました。

TOMOさんとMIZUMIさんが、家の前でホピのパターンを
描いた大きなせともののボウルを見ていた時、
ローレンスがいたので声をかけました。
彼とは最近よく出会います。
スタジオを見に来る?ときかれたので
見たいと返事。
10分ほど待って、と言われてしばらく待ったら、
彼の(多分)お母さんの家へ案内してくれました。


彼が作る壺に描く絵の色づけはすべて
自然のもの。チェリーも使います。
黒っぽい塊は鉄。
それをまるで墨をするように、この石でこすって
茶色の色を出します。



彼がマヤ人からタイミングを考えてもらったという
紫ですがほとんど黒い色のとうもろこし。
この色には特別な意味があり
彼は今年、もうすぐしたらこれを畑に蒔くそうです。


青はコバルト、ターコイズグリーンはターコイズの
粉、他の色も石から。


絵を描くブラシはヤッカの茎。




見てください、この精緻でカラフルな絵。


これはアロサカというカチーナ。
角が一つだそうです。
(ちなみに私が持っているカチーナの解説本では
角は二つあります)

ローレンスが言うには、このカチーナは
今年出てくると言われている
<青い星のカチーナ>のおじさんで、
彼はもう出てきているのだと言うのです。

青い星のカチーナはいつ出て来るの?
という私の問いに、
それはわからない。
私たちは見れるの?
見れない。

と言って、1枚の古いカチーナの写真を見せてくれました。
これが<青い星のカチーナ>だよ。
今は誰もこのカチーナは彫らない。
ぼくたちのおじいさんだって見たことがないんだ。
これを見せたのはあなたたちが5人目だ。
見せても大丈夫なの?
大丈夫。

実は<青い星のカチーナ>のことを
他のヴィレッジの知り合いにもそれとなく
たずねたことがありましたが、答えてくれる人は
いませんでした。
こんな話をしてくれたのは、ローレンスが初めてです。

今年の12月21日。
我々は第4番目の世界から第5の世界へ入るんだ。
何が起こるの?
何も起こらないけれど、世界が変わるんだ。
シリウスの移動速度が速くなっていてそれが
起こるのが10月頃だと言う天文学者もいるけどね。



彼の壺が展示された棚の上には
ヴェトナム戦争に行った時の古い写真と
まさにヴェトナムのどこかで兵士仲間と一緒に
写った写真。
彼はヴェトナムヴェテランでした。

青い星のカチーナの写真は撮ってもいいと言われましたが
人に見せるのはだめということで、ここには
載せられません。

<青い星のカチーナ>のことはインターネットで
見たりして、少しは知ってはいましたが、
ホピの人から直接こんな話を聞いたのはもちろん
初めて。

日本も今年に入ってからの異常気象。
風前の灯とも言える福島原発4号機。

2012年も半分が終わろうとしています。

(ダンスなのでカメラを車に置いていた私は
カメラを取りに行く時間もなく、
これらの写真はTOMOさんにI-Phoneで
撮ってもらったものをお借りしました)




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