２０１６秋日本 三浦半島で食した金アジのフライ定食

鎌倉をあとにして、Nくんの車は

サーファーを横目に三浦半島を下ります。 

茅ヶ崎に向かっていた前日は雨がぱらついて、

日も沈みかけで、

富士山は見るべくもありませんでした。

でもこの日、とある釣りスポットに

車を停めて堤防沿いを歩き出すと、

何と目の前に富士山が！

このあたりの地理がまるで頭に入っていない私は、
海の向こうに見える富士山が
不思議で仕方ない。

地図で見たら、私たちは鎌倉から
三浦半島を南に下っていて、
私は少し北寄りの
西側に富士山を見ていたことになるみたい。

おそらく小田原方面のその先に
富士山が見えていたのではないかしら。


それにしてもやはり３７７６メートルの
高さだけありますよね。

調べてみたら、三浦半島と富士山との距離は
８０キロメートルほどらしい。

それだけの距離を経て見える富士山。

すでに雪をかぶっていました。


突然、海の向こうに現れた富士山には
かなり感動しました‥‥。

海もきれいです。

釣り人がいました。

中国語を話していましたが、
いくら何でも観光客ではないでしょう。

地元に住んでいるのでしょうか。

釣りが趣味の中島くん。

何て言ってたっけ、
このお魚の名前。

メジナだ。

関西ではグレと呼びますと教えてくれました。

うん、グレなら聞いたことがある。

Nくんが釣り船を出す海岸の上の
堤防沿いの道にある食堂。

彼も入ったことがないとかで、
この日のランチはここで取ることに。


このあたりでとれたアジなら
金アジにちがいないから美味しいはずだとNくん。

「金アジ」なる言葉を初めて聞いた私。

主に東京湾で釣れるアジのことで
関サバのように金アジと言うブランド魚らしい。


熱々の分厚くてやわらかいアジのフライが３つ。

あとはご飯とポテトサラダ、お味噌汁、
お漬物がついて８５０円！


何と何と美味しかったこと！


こんなに美味しいアジフライ定食を
ご馳走になって、
Nくん、ありがとうございました。

お昼時だったので、来ていたお客さんは
地元の工事関係者の男性グループや、
観光客ではなさそうなシニアのご夫婦。


この食堂に入って、テーブルにつくなり
運んで来てくれた、よく冷えたお水が
あまりにも美味しくて、
これは喉が渇いていたせいだけではないだろう
とお店の女性に聞いたら、
近くにある神社の湧き水なのだと
教えてもらいました。

汲ませてもらえるんじゃないかな
と言う言葉に、
この後、私たちはその神社に歩いて行きました。