2013年5月27日月曜日

シェルター、ないの?


ロサンジェルスでいた時、教えていた日本語
の教室に習いに来ていた女性と
親しくなりました。
今は連絡が取れませんが。

スタンフォードの大学院で日本の仏教を
勉強したという彼女は、コネチカットの出身で
礼儀正しい、物静かな人でした。

彼女がある時、自分は夫やボーイフレンドからの
暴力から逃げて来た女性のシェルターで
ヴォランティアをしていると話してくれたことが
ありました。
私も1度訪ねてみたい、と言ったところ、
誰にも公表してはいけないことになっているの、
と言われました。

そりゃそうでしょう、ヴォランティアの友人とは言え
どこから秘密がばれるとも限りません。

その時初めて、この国にはそういうシェルターが
あるのだと知りました。
それがもう20年くらい前のことです。

ここフラッグスタッフに引っ越して来てからも
前の職場で働いていた時、同僚のナバホの女性が
DVで、私が仕事場からシェルターに電話を
かけたことがありました。
何とその時はシェルターは満員だったのですが・・・。


http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130528/waf13052802000000-n1.htm

大阪のマンションで遺体で見つかった女性と子供
のニュースには心が痛みました。
最初は一体どうしたんだと思ってニュースを
見ていましたが、何と夫のDVから逃げていたんですね。


アメリカにはおそらく数え切れないくらいの数の
NPOがあると思います。

非営利団体はDVの女性を受け入れるシェルターから
ウィメンズクリニック、
ティーンの妊娠相談所、ホームレスの人用の
一時滞在センター、ホームレス並びに困窮家庭用、
食事供給センター。
グッドウィルもNPOです。
メジャーリーグがいつも寄付をしている
ボーイズ&ガールズクラブもそう。

わが息子が日本からサンタフェに引っ越して、
初めてアメリカの小学校に行き始めた時に
担任の先生が紹介してくれた
ビッグブラザー・ビッグシスターという機関から
息子のビッグブラザーになってくれた男性は、
シャイなおじさんで、息子に乗馬を教えてくれました。

そしてNPOは基本的に<寄付>とヴォランティア
で成り立っています。

主たるポジションの人以外はみんな
ヴォランティアです。


アメリカは貧富の差も大きいし、
健康保険はひどいし、でも何て言うか
(キリスト教の精神なのか)寄付とヴォランティアって
すばらしいんですよね。

アメリカでは企業の寄付は税金控除で
税金対策にもなります。
寄付がNPOを支えているんですよね。

こういうところはまねして欲しいです、日本も。
って言うか政治がいけないんでしょうね。










0 件のコメント:

コメントを投稿