2013年5月23日木曜日

共通番号って・・・

http://digital.asahi.com/articles/TKY201305230699.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201305230699

アメリカでSSNと省略される
Social Security Number。
赤ちゃんがうまれたら、この番号を申請して
それがこの赤ちゃんが成長して
働き始める時に必要になります。

アメリカではこの番号がないと働けません。
アルバイトであってもパートタイムでも
学生でも、とにかく誰もが仕事先から
求められるものです。
もちろんわざとこの番号を使わないで、
賃金を現金でもらったり、
雇用側の税金対策のために、SSNを使わないで
給料は現金で渡すというケースも。

だから偽SSカードも横行しています。
今は知りませんが、ロサンジェルスのダウンタウン
ではフェイクのソーシャルセキュリティカードが
作れるところもありました。
実際に偽物を目にしたこともあります。
不法で働こうとする外国人は、
とにかくこのフェイクSSカードを作ってそれを
仕事場に差し出すわけなのですが、
確か雇用側はそれが本物かどうかは訊いては
いけないことになっていると聞いたことがあります。

自分の番号が誰かに知らない間に使われて
稼いでもいない収入の税金の請求が来た
と言う話も聞いたことがあります。

それでもこの番号を使って働くと言うことは
自分が初めて働いた時から、1年にいくら
税金を納めたかが、記録されて行きます。
行方不明と言うことはほぼあり得ません。
 
そしてある年齢からかはよくわかりませんが、
毎年SS局から、あなたは今までに
これだけの税金を納めているので、
60歳でリタイアしたら、月にいくら、
62歳なら、65歳なら・・・と年金の額が表示された
ものが送られて来ます。
もちろんある程度(10年だったか・・・)働いて
税金を納めていないと資格はありませんが、
でも一目瞭然なんです。

日本のように、何十年か前に納めた税金の情報が
会社がなくなってそれっきりとか、
そういう混乱や納税者への不備・不公平は
少なくてもありません。

その代わりセルフエンプロイ、要するに
自営業者は勝手な申請をして、税金の額を低くしたり
ということはありますが、
これは日本だって近いものがあるでしょう。

かつては<国民総背番号>今は<共通番号>
って、ネーミングがまず良くないですよね。
それこそアメリカみたいに、
<社会保障番号>とかにすれば、わかりやすくて
はっきりしていいのに・・・。

この番号制は何も政府お役所だけに
管理しやすいというだけではないと思うのですが・・・。





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