朝日新聞の<どらく>で
原田芳雄さんのインタヴューがありました。
2008年6月25日掲載です。
インタヴューの中で3つの質問コーナーの
最後、人生に影響を与えた本は?という質問に
中上健次の本と答えています。
原田芳雄は毎年2月にある新宮の御灯祭りで
何度か神倉神社にも上っていたそうです。
原田芳雄と中上健次。
原田芳雄が中上健次の本をあげているのに
ちょっとびっくりしました。
我が家には映画「火祭り」の完成で
地元新宮にあいさつに来られた中上さんのお話の後、
近くの喫茶店に誘っていただいて
その後まだ小さかった息子が模型の電車を持って
中上さんと写した写真があります。
当時私たちは新宮に住んでいて、
映画の上り子のエキストラでわがつれあいも
神倉山に上っているのです。
原田芳雄も中上健次も二人とも好きでした。
こうこんな俳優も作家も出て来ないでしょう。
本人と家族の希望で戒名もつけなかったという
原田芳雄。
カッコイイです。
インターネットのニュースでしか見ていませんが、
集まった人やファンにも気に入っていた日本酒を
ふるまうなど、お葬式もしめっぽくなくて
カッコ良かった。
<どらく>のインタヴューを読んでも
年齢に関係なくしなやかな考え方。
どこまでも流れ続ける水のように仕事をされていた
原田芳雄という人の魅力がこれを読んでも
よくわかります。
松田優作も死んじゃった。原田芳雄も・・・。
好きな俳優が次々亡くなっていく・・・。
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