2013年1月12日土曜日

暴力・・・肉体的暴力、言葉の暴力、どちらも暴力

http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY201301110314.html?ref=comtop_fbox

「絶対に仕返しをされない」という上下関係の
構図で起きるのが体罰です。

朝日新聞の取材に応じた桑田さんは、
体罰についてこう、きっぱりと述べています。


元々体罰というか、上の者が下の者を殴るというのは
軍隊から来ているのですよね。
私は本で読んだり、映画でしかそのひどさ、
恐ろしさを知りませんが、
あの上官が部下なり下の者を殴るという構図、
(今でもその光景、シーンだけははっきりと
思い浮かべることが出来ます)
それがそのまま学校現場に受け継がれたとしか
思えない、教師の暴力、体罰。

だいたいそういう時の教師が口にする言葉は
たるんでる、なめてるのか、根性入れなおす・・・。

「暴力で脅して子どもを思い通りに動かそうとするのは、
最も安易な方法」

そしてこういう場合、暴力は何も肉体的なものだけ
ではなくて、言葉の暴力も含まれます。

親が子どもに、男性が彼女なり、奥さんなりに、
吐く言葉の暴力。
怒鳴ること。
これも許されることではないでしょう。
絶対服従とまでは行かなくても、この場合でも
ほぼ歯向かえないという構図があります。

言葉にしろフィジカルなものにしろ、
暴力は憎しみしか生まないことが多いです。

「愛情の表われなら殴ってもよい」と言う人もいますが、
私自身は体罰に愛を感じたことは一度もありません。

暴力をふるう側の心理はどうなっているのか、
本人自身のいらいらや鬱憤を晴らすという場合も
多いのではと想像します。


遺族を訪問した橋下知事が謝罪して言った行政の責任。
学校、校長、教育委員会。
誰も、どこも、何も機能していなかったということですよね。

こんなことが2度と起こらないように、
って言うのは簡単なのです。
いじめによる自殺があるたびに原因究明に
全力を尽くしますなどと言っていて、
これも一向になくならないです。

1つの県や市だけの取り組みではだめなのです。
国を挙げてでないと・・・。

日本の将来を担う子どもたち、
それも年々減っている子どもたちが死んでいってる
という状況なんですよ・・・。
ただの一人でも死なせてはいけないと
取り組まないといけないはずなのに・・・。


外国にいてこんなことを言うのは簡単だし、
かと言って今の私に何か出来ることがあるとも
思えませんが、せめてこれを読まれた方が、
日本の将来のこと、
子どもさんがいる方なら、彼らの未来のこと、
真剣に考えてくだされば・・・。

そんな思いをこめて。










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