シルヴァーが高いと・・・

シルヴァーが8月22日以来の高値です。
こんな状況ではシルヴァーを買いに来るのは、
限られたお客さんだけ。
白人のシルヴァースミスのレオ、ジェイ、
日本でも名前の知れた何人かのナバホの
シルヴァースミス、
そしてホピ。
ニッケルを買って行くナバホのお客が増えています。

 お店ではシルヴァーの切れ端や作りかけの失敗作等を
スクラップとして買います。
その際、板やワイヤーの使い残しや
切れ端のシルヴァーを
クリーンスクラップ。
その他をファイリングとして買い取ります。
買い取ると言っても、トレードで買い取り額を
クレジットに、それを使って買い物をする
というシステムです。

↑の2枚の写真、両方ともクリーンスクラップで
買い取ったものです。
が、最初のは昨日、ナバホのレギュラーのお客の
持ち込んだもの。今日調べたらニッケルでした。
下の写真のスクラップはシルヴァー。

こちら側も時間があまりなかったりしたら
1つ1つチェック出来ないので、
こういうことが起こります。
私は今なら大体色を見て、シルヴァーかニッケルかの
区別がつきますが、それでも念入りにチェックします。
シルヴァーと混ざっていたら、確かに
見分けはつきにくいです。
最初からそれをわかって持って来る人だっています。

不思議なことにホピは（私の知る限りですが）
ニッケルは買わない。
シルヴァーがどんなに高くても、量は少しでも
シルヴァーを買って行きます。
え、あなたが、と思うような人でも
シルヴァーは高すぎると言って、ナバホはニッケルを
買って行きます。

これって何かを象徴しているのでしょうか・・・。