2011年9月1日木曜日

9月の(勝手に)シャガール

「マンドリン弾き、またはデイヴィッドの横顔」


今月のシャガールが描いたのは自分の弟。
この時すでに結核にかかっていて、
1918年に(クリミア戦争の)クリミアで亡くなったとあります。
1911年に故郷を後にして、1914年になってやっと
戻ってフィアンセのベラと結婚して、そのあと
家族や親戚との再会、親交を深めますが、戦争が
勃発してロシアに長く留められます。
その間にまるで自分のふるさとや家族を残そうと
するかのように、絵をたくさん残しました。
弟を描いたこの絵はその中のひとつのようです。

シャガールと言えば、愛や幻想的なイメージの
絵しか知らなかったですが、
こんな家族の肖像も描いていたのですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿