チュニジアのテロのニュースを見ようと CNNのウェブサイトを開けたら 飛び込んで来た、このニュース。
昨年の6月に、ダラスで、二人の警官 (一人は白人のようです)が、 ねじ回しを持ってドア口に現われた 統合失調症の39歳の男性(黒人)を 撃ち殺した時の、 ポリスが携帯するヴィデオレコーダーの ヴィデオがCNNで公開されました。
この男性、武器の「ねじ回し」を捨て なかったので、 二人の警官に5発の銃弾を撃ち込まれて 亡くなりました。
CNNによると、家族は11月に ダラス警察に対して裁判を起こしましたが、 昨日のこのヴィデオの公開で、 事件はまたヘッドラインに取り上げられた というものです。
つい先日も、ロサンジェルスで 黒人のホームレス男性が 5人の警官に射殺されたばかり。
白人警官による黒人への、 (射殺という)究極の暴力。
ずいぶん前にこのブログでも 書きましたが、 TVコマーシャルの中ですら、 全く無駄で意味のない<破壊>行為 が多いアメリカ。
暴力好き、破壊好き。
いまだに戦争映画を作り続け、 映画の中で人を殺し続ける。
これが彼らのメンタリティだと思われても 仕方がないでしょう。
そして人種差別。
本多勝一氏には、 当時のある種の若者に、 自虐史観をうえつけたという 負の影響もありますが、 1971年に出版された 「殺される側の論理」の中で書かれた内容は 2015年のアメリカでも 大して変わらないのではないか。
映画「ミシシッピー・バーニング」を ご覧になったでしょうか?
はっきり言ってこの国は、 「黒人」がいなかったら、 音楽もスポーツも全く退屈なものに なっていた可能性は十分あります。
こういう事件を目に耳にするたびに、 とてもやるせない思いにかられます。
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