2015年3月19日木曜日

この映画見たい!

[浅利そのみ]仲間と笑顔で…人生の走り方を想う

  • (c) 2013 Neue Schonhauser Filmproduktion,Universum Film,ARRI Film&TV
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 「人生に、引退はありません」。将来、仕事を引退して、子育ても終わって、また自分の時間が増えたときに、何をやっていると思いますか?
 私はまだ夢がたくさんあるので想像がつきませんが、一つ言えることは「笑いながら、走り続けているだろうな」ということ。
 いくつになっても楽しめる趣味や仲間に出逢であえた感謝の気持ちは大きい。何歳から始めたって構わない。その一歩を踏み出せば、達成感や満足感に満ちあふれた世界が待っている――。「走ること」の楽しさや幸せ、家族や仲間がいる心強さを、私は改めてみしめています。
 今回はそんな私が、走っていたからこそ出逢えた映画をご紹介します。
 3月21日(土)から公開となる「だまりハウスでマラソンを」。ランナーもそうでない人も、た人はみんなハッピーな気持ちになると思いますよ!

主人公は、70歳を超え、白ひげが特徴のおじいさん・パウル。実は彼、メルボルン・オリンピックで金メダルを取った伝説のマラソンランナー。今でも元気に走っているかと思えばそうではなく、最愛の妻・マーゴの病気をきっかけに、2人で老人ホームに入居することに。本当は2人で今まで通り暮らしたいのに、仕事が忙しい一人娘・ビルギットに負担をかけないため、家を出ることを選択する。
  • (c) 2013 Neue Schonhauser Filmproduktion,Universum Film,ARRI Film&TV
    (c) 2013 Neue Schonhauser Filmproduktion,Universum Film,ARRI Film&TV
 
 しかし、心身ともに健康なパウルは、工作をしたり、歌を歌ったり、子供だましのようなレクリエーションやホームの規則にとらわれる施設側の態度にどうしても耐えられない。そこで、ウン十年ぶりに再びマラソンに挑戦することを決意する。目標はベルリン・マラソン完走! 「昔のあなたとは違うのよ」と初めはあきれ顔だったマーゴも、パウルの熱心な姿に影響され、昔のように練習メニューの作成やタイムの計測など、サポート役に復帰。パウルをあざ笑い、喧嘩けんかが絶えなかった個性的なホームの入居者たちも、彼の走りを観て、若き日の英雄と気付く。やがてみんなでパウルを応援しようと、ホーム全体がにぎやかで活気があふれていく。

 ところが、大会が近付いたある日、妻が倒れてしまうアクシデントが! 最大の理解者を失い動揺するパウルを、施設側は「老人性うつ」と診断して、自由に走ることすら許さない状況に。果たして、パウルはベルリン・マラソンに出場することができるのか……。

家族を愛すること、人生を楽しむこと、挑戦を続けること

  • (c) 2013 Neue Schonhauser Filmproduktion,Universum Film,ARRI Film&TV
    (c) 2013 Neue Schonhauser Filmproduktion,Universum Film,ARRI Film&TV
 この物語は、監督のキリアン・リートホーフが2001年に見かけたある新聞記事からスタートしました。うつ状態に陥っていた高齢の男性が、奥さんから「あなたが走らなければ、私はあなたのもとを離れます」とき立てられ、本当にマラソンに挑戦したという小さな記事。監督はこの作品が長編デビューで、その記事をもとにドイツでも関心の高い高齢者問題や介護事情を盛り込んで、11年の歳月をかけて、1つの作品に創り上げました。
 主演はドイツが誇る国民的喜劇俳優ディーター・ハラーフォルデン。彼は役作りのため9キロの減量を行い、その体当たりの演技で見事、78歳という史上最高齢でドイツ映画祭最優秀主演男優賞に輝いています。
 この作品を観終えたとき、走ることが純粋に持つ“パワー”や素晴らしさに加え、「家族を愛すること」「自分の人生を思い切り楽しむこと」「何歳になってもチャレンジし続けること」の大切さに胸を打たれ、涙が流れていました。
 そして、いろんな家族の形があり、価値観も考え方もそれぞれだけど、監督が盛り込んだ高齢者問題や介護問題は今の日本でも真剣に考えていかなければいけないテーマ。ただハートウォーミングなだけでなく、この先の「自分の人生の走り方」を考えるきっかけを提示してくれる、そんな物語でした。
 ちなみに、ディーター・ハラーフォルデンは、今でも毎日走り、自由に体を動かせることを喜んでいるそうです。



        ☆     ☆    ☆    ☆    ☆




2013年製作のドイツ映画。


この映画の監督も、

撮影の半年前からジョギングを始めて、

6ヶ月で11キロ体重が減ったのだそうです。


浅利そのみさんのこの映画の

紹介の文章を読むだけで、

心が温まります。



家人との会話、

アメリカでは出来ない映画やね。

「コクーン」という映画が昔、ありましたが、

あれとは全然違う。



予告編を見るだけでも、

面白い!見てみたい!

って思います。


若い人ももうそんなに若くない人も、

心温まるだけでなく、

現代の様々な問題も提示されています。



お話は変わりますが、

綾小路きみまろさんが、中年の女性方を前に、

歩くことは<社会貢献です>

と面白おかしく話しておられたのを

日本に帰っていた時に、テレビで

見ましたが、

まさにその通りだと思いました。


自分に出来る範囲の運動、

歩いても、走っても、

それは体の細胞の活性化、

脳をも活性させるのですから。


大勢の人が健康になることは

実際問題として、

膨れ上がる老人医療費を減らせることに

つながる⇒社会貢献です。





一昨日ルート66を走った時に出会った

アンさんのように、

他人と競争しなくても、

タイムを気にしなくても、

走るのが好きだから、走る。


動機は様々でしょうが、

こんな女性、すてきです。

カッコいいです。



走るって楽しいですよね!




そうそう、映画のタイトルは、


<陽だまりハウスでマラソンを>です。


hidamarihausu.com







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