ホピのバスケットが＄1.99！

グッドウィルは5月22日から
新しいロケーションでグランドオープニング。
もうそっちで働いているメンバーもいます。
今の広さの何倍もの規模なので、
新しいメンバーも次々と雇っています。

先週から＜WARE＞（食器やキッチン用品等など）
のセクションのプライサーとして
雇われた男のコ。
余計な口もきかないし、終わったらきちんと
掃除して、まじめそうです。
時々マネジャーたちが彼のステーションを
のぞいて、付けた値段のチェック等しています。

今日、たまたまセールスフロアに出て行ったら、
ホピの100マイルクラブのTシャツを着た男性が
カートを押して買い物をしています。

100マイルクラブのレジストレーションはもう
始まったのかしら、と聞いたら、
もう始まっているとのこと。

どこから来てるの？
セカンドメサだよ。
セカンドメサのどこ？
ションゴパヴィだよ。
私友だちたくさんいるわよ。
ホピのレースも走るし。
ルイス・テワニマね？
ええ、オライビも他のレースも走るよ。

友だちってションゴパヴィの誰よ？
リッキーとか、リサとかジェラルドとか・・・。
もしかしてそれを聞いてちょっと安心？したのか、
メールアドレスくれたら、レジストレーションの
フォーム、フォーワードするよ。
　
彼の名前はステュワートさん。
その彼がこんなかごがあったよと見せてくれた
この、ホピのヤッカの茎で作ったバスケット。
11月のバスケットダンスの時に
オトコ衆が激しい取り合いをするこのバスケット。

これ、古いものだよ。ほら、枠も木の枝なんだ。
と見せてくれたバスケットの、
少し見える枠は確かに木です。
いまどきのバスケットはみんな私の前の職場で
売っていた金属の丸い輪を枠に使います。

今はみんなメタルなんだよ、と彼が言うので、
知ってるわよ、私、それ売ってたから。
彼も私の前の職場のお店をことを知っていて、
ああ、あそこね、と。

値段、いくらなの？
と見せてもらったびっくり。
たった1ドル99セントです。

写真撮らせて、とロッカーからあわててカメラを
取り出して、持って来たら、
ステュワートさんが値段をはずそうとするので、
いいの、値段はつけたままで。

これラッキーだよ。
価値知らない人が値段付けたから、と私。

だってたぶんこのバスケットの値段を付けたのは
新しいメンバー。
こういうものに対する知識が全くなかったから
他の誰かかマネジャーに、いくらに付けたらいいか
たずねることもしなかったのでしょう。
単なる古そうな＜かご＞だと思って、
ベースの＄1.99の値段を付けたと思われます。

誰が寄付したのか、価値を知ってた人か否か。

それにしてもステュワートさん、よく見つけました！
ホピの人に買われて良かった。
これはほんとに超グッドディールです。
マネジャーや、ネイティヴのものには詳しい、
今は休職中のサンドラだったら
とてもこんな値段では出さなかったでしょう。

ステュワートさん、いい目をしてますね！
うれしそうにバスケットをつかむステュワートさんです。
↓

☆

そうなんですよね、これがスリフトショップの
まだ面白いところ。

シニアマネジャーのウィリアムは
同じカテゴリーのものを何人かのプライサーが
値段を付けるので、同じもの、似たようなものの
値段がまちまちにならないように、と
ミーティングでも注意を促していますが、
それははっきり言ってむずかしいです。

値段の付け方はその人の価値観とも大きく
関わっています。
自分の好みのものにはつい高く付けるという傾向が
あると私は見ています。
自分にはどうでもいいものには適当に付けるとか・・・。

このホピのバスケットも価値を知らないプライサー
だったから何のギモンも持たないで、安い値段を
付けたんでしょう。
しかもこれが棚に出たのは日曜日で、
日曜、月曜とウィリアムもオフでしたから、
誰もチェックしなかったんですね。

高価なもの、価値のあるものをプライサーが
見落として、マネジャーの目にも留まらずに
フロアに出たものを見つけた人はラッキー
ってことですね！

☆余談☆

今日も仕事の終わり間際にまとめて、
サングラスの値段付けをしたのですが、
私が知らなかったブランドのもの、
（と言ってもそんなにすごく高価なわけでもありません）
ちょっと良さそうなので
ベースプライスより少しだけ高い値段を付けて
いましたが、念のためにアシスタントマネジャー
のジョーシュに見せたら、
何と、値段は25ドルに跳ね上がりました。

ね、ホピのバスケットと逆のことが起こります。