2017年5月19日金曜日

ペットサウンズのコンサート その1)アメリカの悲劇、人間太ったらおしまい







昨日はダウンタウンへ
ブライアン・ウィルソン率いる
「ペットサウンズ」のコンサートへ行きました。


大工事中のダウンタウン。


めったに来ないので、
会場のキヴァオーディトリアムが
コンヴェンションセンターの中にあるとは
わからず、
(地図には別々に印がついています)
またまたそのあたりをぐるぐる。


でもその前に駐車場を探さないと。


というわけで結局一時的に車を停めた

そばのホテルに入って
たずねたら、
コンヴェンションセンターのパーキングの場所と、

夕方6時以降はメーターにはコインを
入れなくてもいいのでフリー、
ホテルのそばに停めていれば、
セキュリティも回って来るから大丈夫だよ、
と親切に教えてくれました。


結局車はそのままにして、
通りを渡ったところにある

コンヴェンションセンターへ。


中に入ってキヴァオーディトリアムはどこ
なのか聞いたら、上の階だよ、と。


そう、キヴァオーディトリアムは
コンヴェンションセンターの中にありました。









私たちが着いたころはまだ時間も早くて、
人もまばら。

コンサートのグッズ売り場も
開いたばかりって感じ。








コンサートは7時半スタート。

人が集まり始めたのは7時頃からです。







ホールには2階席はなく、
扇型に椅子が置かれています。







前座はなく、7時37分にコンサート
は始まりました。








エスコートされてステージに出てきた
ブライアン・ウィルソン。








ギターのアル・ジャーディン(真ん中)
とブロンディー・チャプリン(右)。


ブロンディ・チャプリンはあとの二人より
9歳若いのですが、
顔はキース・リチャーズ、
動きはミック・ジャガー、
そして歌い方に私はふと忌野清志郎
を思い出しました。


ブライアン以外の二人は体型も細くて、
アルはエネルギッシュにギターをかき鳴らし、
チャプリンはステージを動き回ります。


最初の部がほぼ1時間で終わりましたが、
まだ他のメンバーが演奏している間に
一人でキーボードから立ち上がり、
頼りない足取りでステージのそでに消える
ブライアン。


大丈夫かしら?


と思ってしまうほど弱々しい足取り。



長年のアルコール、ドラッグ、過食で太りすぎて
あごから下が見えない。


なかなかハンサムなのですが、
やはりこうなってしまってはね‥‥。



✨  ✨  ✨


コンサートに来ている人たちの年齢は
ブライアンたちと同世代の男女が多く、
当然高いのですが、
若そうな観客も含め、
ほとんどの人たちは
見まごうことなく太っています。


肥満〜巨大というレベルで。


あの人たちは一体どの時点から
太り始めて、
あそこまでの巨漢になったのかしら。


何だかね、私たちはちょっと
悲しくすらなりました。


あんな自分を見て、情けなくならない
のかしらねえ、と私たちはつい言葉を交わす。


まわりを見てもみんな太っているので、
自分が特別だとは思わない
のかも知れません。



セルフコントロールが効かなくて、
ひたすら食べ続けた結果でしょう。


これはアメリカの1つの悲劇です。


世界の中の「裸の王様」。


アンタたちはビョーキだ、
と誰も言わないから気がつかない。

















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