2014年9月20日土曜日

再びグランドキャニオンのウラン鉱山のこと










今週号のナバホ・ホピオブザーバーの
記事から。

1面ですが、下枠の小さな記事。


グランドキャニオン周辺の、
100万エーカーの土地にあるウラン鉱山
で、ここ20年間は、新しくウランを採掘する

権利を取り下げるという、
アメリカ内務省の決定をめぐって、


周辺のトライブや、
グランドキャニオントラスト、
シエラクラブなどの環境保護団体側の
弁護士と、各種産業団体など、
採掘を進める側の弁護士が、
口論し合っているという内容です。









⬆の写真が、
<キャニオンマイン>というウラン鉱山。


グランドキャニオンへ行くのには、
フラッグスタッフからなら、
180番ハイウェイを北西へ、




Valle という小さな町で、
ウィリアムズから走る64番線と合流し、
1本道になって、
道路は北へ向います。



突き当たりがグランドキャニオンの

入り口ですが、
その少し手前に、
Tusayan という町があり、



その Tusayan から
6マイル南東方向にあるのが、この

キャニオンマインだそうです。


80年代に採掘が始まり、
その後のウランの値段の下落で
1992年には採掘はいったん中断され
ましたが、再びウランの価値が上がって来た
のを受けて、
採掘の再開が浮上したというわけです。

(米国森林局のホームページより)


記事によると判事の裁定が、
2週間以内に出るということです。




フラッグスタッフから1時間ちょっとで
グランドキャニオンです。


キャニオンマインは
ここからだとグランドキャニオンに行くより
近いということですね。


もちろん、ハイウェイ沿いにあるわけでは
ないでしょうが。




日本はもとより、アメリカも含め、
世界中の原発推進派の人たちが、
原発を容認し、もっと原子力発電を、
と、政治を進めるほどに、

それはめぐり回って、

きっとグランドキャニオン周辺のウラン鉱山を
めぐる採掘、再開派を
後押しすることになるのでしょう。




ナバホとフェニックスの開発業者の
進める、
グランドキャニオンの南東側の
ロープウェイ建設や周辺開発のプログラム。


そしてグランドキャニオン周辺の

ウラン鉱山の採掘再開問題。


以前にも書きましたが、
グランドキャニオン周辺には、
何百という大小のウラン鉱山があるのです。




今日もきっと世界中からの
観光客の目を見張らせているはずであろう、
グランドキャニオン。


でもその周りで起こる、
開発と、人類と地球を
破壊への危機にさらすかも知れない
おそろしい鉱物の採掘、
という2つの黒い波。



グランドキャニオンにロープウェイ?


そんなの、見たくない!



(もちろん、どこでだって嫌だし反対ですが)

グランドキャニオンのそばで
ウランの採掘?


やめてくれ!
















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