2014年9月13日土曜日

発電量、全米1の原発1基、火力発電所6カ所、アリゾナの実態










今週号のナバホ・ホピオブザーバーの
1面、下に載っていた記事は、
ワシントンからのニュースで、
9月3日、アメリカ環境保護庁が、
アリゾナ州にある6カ所の
工業施設に、
大気中への排出物質の新しい規制値を
設定したというもの。


右側に写っている、グランドキャニオンに

かかる、空の灰色の部分が
その煙でしょう。


カリフォルニア、ユタ、アリゾナ、
ニューメキシコの4州で、
合計17カ所の、
グランドキャニオンを含む、
国立公園や自然保全地域への煙排出を
規制するものですが、
17カ所の中の12までがアリゾナに
あるのだそうです。









⬆の地図で規制の対象になる施設が
表示されていますが、


「確かに進歩だとは言えるかも知れない
けれど、
例えばナバホジェネレイティング
ステーションや、
他の発電所からの煙は
相変わらず、
グランドキャニオンの空を汚している」

と、グランドキャニオントラストの
グランドキャニオンプログラムディレクター
である、ロジャー・クラークさんは
話している、と記事では書いています。


アリゾナ州にある火力発電所は6つ。


その2つは私も、車でそばを通ったことが
あります。


ナバホジェネレイティングステーションは
アンテロープキャニオンへ行く時に
通ったペイジに、


チョラパワープラントは、
フリーウェイ40番を東へ、
ギャロップやアルバカーキに行く途中の
ジョセフシティという場所にあります。



めったに通りませんが、
ジョセフシティの火力発電所からは、
いつももくもくと煙が上がっています。



調べついでに、
フェニックスの西にある、
原子力発電所のことをちょっと検索して
調べてみました。


何と発電量では全米1みたいです。


そばには当然、海はありませんが、
ギラリバーという川のそばに
建っているようです。


フェニックスのダウンタウンから
たった45マイル(72キロ)。


そりゃ建設にあたって、
フェニックスやスコッツデールの住民が
反対したのは無理もないでしょう。


昨年にも放射能漏れがあったみたいですが、
当然新聞には、
外には漏れていないし、
従業員にも問題なしと出ていたようです。


ここで作られた電気が、
わが家の灯りを点し、
冷蔵庫を冷やしてくれて、
こうやってコンピュータが使えてる。


その電気は少しですが、
ロサンジェルスにも運ばれている。



人間、完璧はあり得ないので、
事故はつきもの。


でも事故さえなけりゃいい、
って言うのでもないのが、
原発のやっかいなところ。


核のごみは一体どうするの?


その処理法も解決策もあいまいなまま
こんなにたくさん原発、
作っちゃった私たち。


そしてあの狭い日本にクレイジーと言える数、
54基もの原発。


グランドキャニオンを覆う、
火力発電所からの黒い煙。


全世界の原発から上がる白い煙。


それが全部、私たちの吸う空気を
汚してる‥‥。


大いなる人体実験。


ウラン。


聖なる土地に埋めておけば良かったのに。

































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