2011年1月30日日曜日

ホピでダンスのはしご?


朝焼け。

5分後にはこんなに空の色が違っています。



出発は9時。
まずは先々週に農業シンポジウムで行った、
モエンコピへ。
でもプラザに着くとすぐにバッファローダンスは終わって
次のダンスが始まるまで待つよりは、と
私たちは次なるヴィレッジ、サードメサの
バカヴィへ。
ここではディアーダンスが行われています。
ディアーダンスを見るのは初めて。
モエンコピからバカヴィまでこんなに遠かったとは・・・。
あとできけば45マイルだとか。
でも1時間近くかかりました。

<鹿>は白く塗った杖のような(グリースウッド?)木を
両手について現われました。
これで4本足の鹿です。
たくさんのトウヒの枝葉を頭からすっぽり、
カチーナのマスクのようにかぶり、
頭には本物の鹿の角。
左右の角の間にはコットンの糸に例の
プレイヤーフェザー(イーグルの羽)を
4枚くっつけています。
顔はトウヒの葉で覆われて見えないのですが、
何かで目の部分が作られています。
(そこまではっきりとは見えませんでした)
そしてしっぽにはやはりトウヒの枝を1本。
それが体の動きに合わせてぴょんぴょんとはねて、
後ろに回した白いキルトの長いフリンジも
ゆらゆら揺れます。

腰をぴょこぴょこ振る動きも何だかかわいくて
思わず見入りました。
ディアーダンスの後はバッファローダンス。
2匹のバファローに扮した男性と2人の小さな女の子。
鹿皮を片方の肩から
巻いたウォリアーの男性の5人だけが踊ります。
でもドラムと歌い手は15人くらいいました。

今は彼女の息子さんが住む、元はマリィの
お母さんの家。
ダンスが終わったあとそのプラザの家を訪ねたら、
マリィがフェニックスから戻っていました。
<マリィのヘアータイ>でブログで以前
紹介したことのある、あのマリィです。

さあ、食べて、とダンスの時のホワイトコーンの
シチュー、自家製のパンをふるまってくれました。

マリィの息子のアキマはアーティスト。
絵が上手です。
写真の後ろに飾ってあるのもすべて彼の作品。
絵も描くし、ダンスで纏うキルト、サッシュベルトも
織ります。
マリィのだんなさんは白人なので、アキマは
ミックスですがお母さんがホピなので
ホピを名乗れます。

この後、キコツモヴィに寄ったら、踊りは
ちょうど休憩中で、そこで出会った知り合いの
シルバースミスからションゴパヴィでもやってるよ
と聞いて、すぐにセカンドメサへ。
ここでは普通の(黒い毛皮をかぶった)バファロー
ダンスと、白い毛皮の
ホワイトバファローダンスをやっていました。

黒い毛皮のバファローダンスを踊っていた
一人の男のコは高校生くらいでしょうか。
かれは黒人とのハーフでした。
ダンスの動きが大きくて、はっきりしていて
とても印象的。
彼もきっとお母さんがホピなのでしょう。
ここでもダンサーは5人。
男子2人、女子2人にハンター(?)

2年前に同じくションゴパヴィで見た
バファローダンスとはまた違っていました。



久しぶりに訪れたホピの村々。
今日はファーストメサのワルピ、セカンドメサの
ションゴパヴィ、キコツモヴィ、サードメサの
バカヴィ、ホピのリザヴェーションの中で一番西側に
位置するモエンコピ、とあちこちで
ダンスがあったのですね。

バカヴィのディアーダンスは、
マリィの妹ファーンですら見たのは初めてって
言っていました。
それを見れた私たちはラッキーでした。

ディアーダンスはちょっとコミカル、
バファローダンスは(私が見た範囲でですが)
ホピのダンスには珍しく勇壮なダンスでした。

1月もあと1日でおしまい。
1月の最後の日曜日はバファローダンスを
追いかけて、ホピの村をめぐる1日となりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿