2011年1月15日土曜日

グロック19は売り切れ


私の仕事場の近くにある<ピストルパーラー>のことは
このブログの昨年12月2日「フルーツパラーならぬピストルパーラー」
で紹介?しました。
読売新聞の記事(1月14日付け)<議員銃撃、容疑者使用の半自動ガン
売り上げ伸長>という記事を見ていたので、今日、
このピストルパーラーに電話してきいてみました。

案の定?グロック19は売り切れ。
だってアリゾナだけで1日の売り上げが60%を越えたと、読売新聞の
記事には書いてありました。
グロック22は3日前に売れたのが最後で、グロック社製のピストルは
アウト・オブ・ストックということでした。
あの事件があったから?ときいてみたら、
この時期はたいてい在庫は少なくなるの、ということでしたが、
そうなの、とはきっと言えなくて、妥当な答えをしたのだと思います。

で、他にも用事があったのでランチタイムに、これも近くにある
ポーンショップ(日本で言う質屋さんのようなもの)に行きました。
ご覧のようにグロック22がありました。
グロックはオーストリア製。
自分の用事が終わって、マネジャーのロイに写真撮っていい?と
許可をもらって写しました。



たまたま私の担当だったマックス(マクスウェル)。
3ヶ月東京で住んだことがあって、日本はすばらしい、大好き、
としきりに言っていました。
音楽をやっていて、メールアドレス教えてくれたら、僕の作った曲を送るよ、と。
自分の名前を<サイダイ(MAX の日本語訳)>なんて、
茶目っ気たっぷりの彼の笑顔の後ろに並ぶたくさんの
ライフルとはあまりにも隔たりが・・・。

両親はセドナに住んでいて、ここで働いてお金を貯めて、
もうすぐLAに行くんだ、と言うので、
私はLA出身(みたいなもの。だってLAで長かったから)、
そうそう、出てった方がいいよこんな小さな町は、ってつい言っちゃいました。



この時にたずねるのを忘れてあとで電話してマックスにききました。
あのグロック買いたいんだけど、何が必要?
アリゾナのID、バックグラウンドチェックに15分くらいかかるかな。
(たった15分?!!)
どこに照合するの?
アリゾナの何とかっていうオフィス。
それって州内だけなの?
う~ん、FBIも関わってると思うけど・・・。
でもきみなら何の問題もないよね?

お金は払っても、3日間は実際には手に出来ないんだ。
(その理由をきく時間はありませんでした)

ね?

この小さな町で私が思いつくだけでも銃を扱うお店は4軒。
そこにスポーツ洋品店、量販店を入れたらちょっとした数です。
こんなに身近に銃があれば、映画やテレビのドラマの中でぐらいしか
銃を見ない我々日本人が想像する、本物の銃に対する
<コワイ>というイメージなどないのでしょうね。

保身用に一丁買っておこうか、ぐらいの感覚なのでしょう。



ねえ、グロックってオーストリア製でしょう?
どうしてアメリカ合衆国のポリスがオーストリア製のピストルを使うの?
という私の質問に、マックス・ザ・<サイダイ>の答え。
グロックはね、見た目も一番シンプルで(確かにそうでした。ベレッタとかに比べても)、
軽い(スミス&ウェッソンなどよりも)、そして使いやすく、壊れにくいんだ。
この前スワットのトレーナーだっていうすごい人が来て言ってたんだけど、
何十人も一度に銃の訓練させるけど、
グロックは壊れる率が一番低いんだって。

なーんだ、壊れにくいというのが一番の理由?
日本車が売れるのと同じ理由じゃん・・・。



いずれにしろ、由々しき事態です。
あんな事件があって、このアリゾナで、またアメリカ中で
銃の売り上げが増えているのです
<VICOIOUS CIRCLE >から逃れられないアメリカ人。
どうすれば彼らのこのパラノイアを断ち切れるの?







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