2011年1月11日火曜日

何とかならないのか、銃に対する規制・・・

アリゾナに引っ越して、いつだったか、
フェニックスの混んだフリーウェイで、前にいたトラックに貼られた
バンパースティッカーに目が止まりました。
<チャールトン・へストンはわが大統領>
その横には、NRA(全米ライフル協会)のスティッカーも。

少し前のこのブログで仕事場の近くにある
<ピストルパーラー>のことを書きました。
息子が初めて、親がロサンジェルスから引っ越して住む
このフラッグスタッフを訪れた時、町で見つけた
<GUN SHOP>の看板をしきりにデジカメで写していました。
そして
こんなところにいたら殺されるで、と真顔で私たちに言うのです。
カリフォルニア、ウェストロサンジェルス育ちの彼は
初めて訪れたアリゾナで何かを敏感に感じていたのかも知れません。

銃の日常的な携帯が許される、数少ないアメリカの州の
中の1つであるアリゾナ。
先日のツーソンでの女性議員たち銃撃事件の後
CNNのニュースを見ていたら、
隣のドラッグストアにいたというその目撃者は
「銃声を聞いて、カウンターにいた女の子たちに伏せろと言って
自分もプロテクトのために銃を持っているから
あわてて外へ飛び出したんだ」
私は彼の「自分も銃を携帯してるから」という言葉に
まず驚きました。

古くはバトンルージュでの服部君射殺事件。
マイケル・ムーアが取り上げたコロラド、コロンバイン高校での
銃による無差別殺人事件。
ヴァージニア工科大学でのコリアンの学生による事件。
あの時も全米をかなりの衝撃が走りました。

それでも銃規制は遅々として進まない。
私は狩猟もあまりして欲しいとは思わないけれど、これは百歩譲って
多少は仕方がないとして、
それ以外の目的に銃が必要だとは思わない。
自己保身のためと言い出したら、そこからの悪循環が絶たないからです。

銃の規制の厳しさがその国の文明の進化度を表わすなら
アメリカは先進国の中でおそらく最低でしょう。





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