2011年1月5日水曜日

朝、5時半。気温は-23℃

喉が痛くて目が覚めて、時計を見たら5時。
もちろん外は真っ暗。
蜂蜜生姜湯を作ろうとキッチンに行って、ベランダに置いてある
温度計を見ようと。
でもベランダへのドアが凍り付いて開かない!

ウェザーチャンネルで気温を見たら-2度。
これは華氏なので摂氏なら-23℃。
ちなみにアラスカはどのくらい寒いんだろうと、アンカレッジと
フェアバンクスの気温を見たら、そのどちらよりも
このフラッグスタッフの方が寒い・・・。
アンカレッジは-1℃、フェアバンクスですらただ今-11℃。

すごいなあ、ここの寒さって。
密閉性の低いアリゾナの建物の造りは、ヒーターの温度設定を
高くしても、あまり家中が暖かくなる感じがしない。
外の気温が低すぎるというのもあるのでしょうが。

こんな寒さの中でも風邪もひかず(少し風邪気味ではありますが)
今のところ仕事も休まず行けているのは、
多少でも日常的に体を動かし、食べ物に気をつけて
オレンジジュースをいっぱい飲んで、ヴィタミンCを摂るように
心がけているおかげでしょうか。
風邪をひいたら何よりも、食べ物が美味しく頂けなくなる
のと、(私にはこっちの方がもっと大事?)ワインが美味しくなくなる
というのが1番悲しいこと。
毎日美味しくワインを飲めるように、風邪に気をつけなくては・・・。

免疫力、自然治癒力、もちろん「脳力」も
様々な<ちから>が年齢とともに落ちて行きます。
前にもここで書いた、予備校の入学式での古文の先生の言葉通り、
下りエスカレーターに乗っている私たちは、何もしなかったら
どんどん下って行くだけ。
何もしなかったら様々な<ちから>は落ちるばかり。


先日公共放送のテレビ番組で「白頭ワシ」を追った
ドキュメントをしていて、思わず目が離せなくなって、
あまりテレビを見ない私が最後まで見てしまいました。

木の枝や水草を運んで来ては巣を作るオス。
やがてカップルになり、メスは卵を産み、それを2羽交代で暖める。
冬の嵐の中、えさを求めて飛び立ったメスは戻らなかった。
(あとでテレビカメラが雪の中で死んでいるメスを映していました)
お腹を空かせたオスは結局、卵を捨てて、自分だけ生き残ることを選びます。

別のところで孵ったヒナたちは成長して、初めてのフライト(?)、
そしてえさ取りに挑戦です。
自然界は厳しい。
引きこもってなんかいられない。

新しい年が始まって、今年は何をしたいというほどの決意も
今のところ思いつかない私ですが、少なくてもこの歳でも仕事があり、
働けるということはありがたいことです。
それは逆にこんな田舎だからというせいもあるのかも知れません。

とにかく健康で働けて、日々美味しくワインを飲めたら、
こんなに幸せなことはありません。

小確幸>って小さくても確実な幸せ。
ちょっと古いエッセイの中に出ている村上春樹さんの造語ですが、
人生、これが一番かも・・・。



0 件のコメント:

コメントを投稿