ホピのイヤリング、ホールマークはYaya's Rattle

一昨日たまたまダウンタウンのプチテカ
に寄ったら、
すらりとしたセンスのいい女性が
スティーヴと話していました。

モンタナから避寒でツーソンに行くという
シニアのカップルが、
プチテカに立ち寄ったのでした。

彼女がプチテカで欲しいものがあるのですが、
スティーヴは、彼女が持っているジュエリー
とのトレードはしないというので、
それでどんなものを持っているのか、
私が見せてもらいました。

私が惹かれたのは、
下のホピのイヤリングです。

家に帰って、作者も調べてみました。

流れるようなロングヘアーカチーナの
モチーフですが、
それに続くプレイヤーフェザーも
すばらしいカーブでカッティングされています。

イヤリングの長さは６センチ。

けっこう長いです。

これがホールマーク。

作者はアーネスト・ホンヤクテワ。

ジュエリーメイキングは兄弟（お兄さん？）
のロバート・ホンヤクテワから学んだと
説明にあります。

それでロバートのページを探したら、
彼は、私もサンダーバードで働いていた時に
シルバーを買いに来て話している
リロイと兄弟でした。

リロイはトリニやルーシーたちのお父さん
グレン・ルーカスから習い、
ロバートはホピギルドで学んだとのこと。

二人とも出身はセカンドメサの
ミションゴヴィです。

リロイは２０１１年、フラッグスタッフで
車にはねられて亡くなりました。

そして彼らの父である
ニールソン・ホンヤクテワは、

G.I.Billでしたが、
戦争帰りのヴェテラン用の
ジュエリーメイキング
クラスに出たきり、
その後はジュエリーは作らなかったと。

そして１９５１年には亡くなっています。


ミションゴヴィに行くことはあまり
ない私ですが、
トリニたちはミションゴヴィ出身だし、
ミションゴヴィにいたリロイが
トリニたちのお父さんである
グレン・ルーカスからジュエリー作りを
習ったのはごく自然の流れだったのかも
知れません。

リロイは一時期ルーシー（・ルーカス）とも
カップルでしたが、
彼女と別れた後、
フラッグスタッフに引っ越していたのです。


１つのジュエリーから始まり、
そのジュエリーをめぐるホピの一族の話。

リロイがグレン・ルーカスから
シルバーを習い、
兄弟のロバートがホピギルドで
ジュエリーを作っていたそんな時代に
タイムスリップ出来たら！