2016年5月13日金曜日

アルバカーキまで運んだもの その2)クンクンシー 十九の春inナビィーの恋














ロサンジェルスにいた時に、
三線を習っていました。

ずいぶん前の話です。


仕事場で出会った沖縄出身の女性が紹介
してくれた、彼女が習っていた先生の
三線教室に通っていたのです。


沖縄には強烈な思い出があったり、
THE BOOMの島唄や
映画「ナビィの恋」が大好きでした。


初めて参加した時に
何を弾きたい?と先生に聞かれて、
即答したのが「十九の春」でした。

それを聞いた先生や他の生徒さんである
沖縄のおばぁたちから冷やかされたのも
今は懐かしい思い出です。

この曲にも思い出がありました。


毎回生徒さんの女性が沖縄の
手料理を作って持って来て、
練習が終われば宴の始まり。

宮古の泡盛で盛り上がると、
先生の美声で歌われる、聴いたことも
ない沖縄民謡が心に沁みました。

のりのいい歌ではおばぁたちが
立ち上がって踊ります。

私はあのカーチャーシーの手の動き
が固いと彼女たちから手ほどきを受けたのに
なかなか上手くはなりませんでした。

三線の先生も今は亡き人。

あの時のおばぁの一人がもらって欲しいと、
大きなガラスケースに入ったきれいな沖縄人形を
もらい、それは結局、
私の引っ越しでまた別の
沖縄女性の手に渡りました。









三線の楽譜はこんな縦書き。

弦を押さえる指の位置を示しています。

名前を思い出せずに今調べたら、

クンクンシー(工工四)
と呼ばれるものですね。


三線は引っ越しの際に胴のヘビ皮が大きく
破れてしまっていて、持って来ることも出来ずに
捨てました。


でもこの楽譜集は捨てられなかった。


日本に帰った時、総集編の「ちゅらさん」
を見て、初めてNHKの朝ドラで泣きました。




いつかまた
沖縄に行けることはあるのでしょうか。


あってほしいです。





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