2016年3月6日日曜日

「日本死ね!!!」のインパクト



匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」について、安倍首相が「本当か確認しようがない」と国会で答弁したり、国会議員らが「本人を出せ」などと野次を飛ばしたりしたことについて、本当に困っている人がいるんだと行動する人が出てきた。あるTwitterユーザーの呼びかけで3月4日夕方、約20人が国会前で「#保育園落ちたの私だ」 など書かれたプラカードを持って立つ、無言の抗議行動を開始。5日午後には、約40人が国会に集まった。



ハフィングポストからの記事です。


✨ ✨ ✨


少し前の匿名投稿サイトに載った
「保育所落ちた日本死ね!!!」ですが、
そのインパクトは強かったのですね。

国会前での抗議行動。

匿名である以上、実際本当に起こっているか、
確認しようがない」という
安倍首相のおバカな答弁への返答、反撃。


こういうのはすべきだと思うし、
こういう声と行動からしか世論と政治家
を動かせないのだと思います。


それとは別に私が気になったことを今日は
書いてみます。

「⚪️⚪️死ね!!!」を含めての
彼女の投稿の中での言葉使いです。


⚪️⚪️死ね、って表現、本当に激しいし、
品もないし、多分20年以上前なら
どこやらの落書きにはあったかも知れませんが、
公共の目にはほとんど触れなかった言葉
ではないでしょうか。

もちろんその激しさ故にこれほどの
インパクトを持って広まったのは事実でしょう。



昨今、いじめる相手がターゲットに
面と向かって
お前なんか死ね!
という言葉を吐いたり、
メッセージで文字にして送ったり、
投稿サイトで書いたり、
という現象が行き渡ってしまっている
のでしょうか。


この投稿者に接触した記者によると
彼女は30代前半らしい。


ブログの中の言葉づかいもすべて乱暴な
<男子言葉>。
ひとりごとのように書いたと話しているそうです。


書いている内容から見ても、彼女は
ニュースもきちんと見ている人のようです。


それでもあえて私が言いたいのは
こういう言葉づかいはよろしくないのでは
ないかということです。


もし私が書くとしたら
例えばタイトルは「‥‥日本死ね!!!」
であっても、本文はきちんとした日本語の
文章で書き、
最後に「まさに日本死ね!!!」というぐらい
怒りでいっぱいですとくくるでしょうか。



✨ ✨ ✨


日本語には男言葉と女言葉があり、敬語が
あります。

私が昨今感じるのは例えば敬語ひとつを取っても
くずれてきたと言うのか、
正しい敬語の使い方を知らない人が増えた
のではないかということです。

もちろん私だってパーフェクな敬語の
使い方ができるわけでもありません。

でもおそらく小学校の時に習った
基本的な敬語の使い方は覚えています。

敬語には丁寧語、尊敬語、謙譲語の
3種類があり、
例えば自分の家族や親戚に敬語は使わない、
会社の外で他者との会話では
上司のことも呼び捨てにする、等々。


例えば日常的に使われる
「お持ち帰り」という言葉。

お店側がお客に対して
「お持ち帰りになさいますか?」
とたずねる言い方ですよね?

それをブログなどで、
自分が「お持ち帰りにしました」と書いている
のには私はちょっと
違和感を感じてしまいます。


自分の伴侶や親戚に対して
「‥‥させていただきました」という使い方
は間違っているはずです。

やたらと名詞の前に<お>をつける人も多いですが、
自分の伴侶の<お仕事>、
自分が<お散歩>に行きました、
という表現にも古い人間である私には
なじめません。

特に若い女性は誰に対しても常に
「ていねいでありたい」という
気持ちがそういう表現に出るのかも知れません。



ナショナリストと(もしかして)言われても
美しい日本語をなくしてはいけないと
つくづく思う今日この頃です。

































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