2014年4月3日木曜日

こんなところで‥‥「生き残った人びと」、リバーモア原子力研究所と(カリフォルニア)ワイン







ずっと本の整理をしていますが、
買ったまま、まだ読んでいない本も
何冊かあります。

いつ、どこで買ったかも覚えていない、
上坂冬子さんのこの著書。

上下刊なのに、<下>しかなくて、
でも買ったのにはわけがありました。

「生き残った人びと」
というのは、まさにあのヒロシマの
<原爆>から生き残った人々のことを
意味していたからなんです。

著者が、アメリカで、
広島の原爆で生き残った人々を
取材した記録です。


この本を手に取り、
あ、これもまだ読めていない、と思いつつ
目次を開けて、目に飛び込んできたのが、
「就職先は原子力研究所」という章です。


1936年、サンタモニカ生まれの、
ジェイムズ野本さんについて
書かれた章です。

苦労をして電気関係の専門学校に進んだ彼は、
(以下抜粋)

やがて卒業資格を生かして就職のために
サンノゼに移ってきたのである。
就職先は核兵器の研究でよく
知られている、
リバーモア原子力研究所であった。


リバーモア原子力研究所






少し前に、セーフウェイでたまたま
(安かったので)買ったワイン、
COCOBON。


これが以外と美味しくて、それで
一体どこで作られているのか
ラベルを見たら、リバーモアだったんですよね。

リバーモアなんて聞いたこともなかった
ので、検索したら、
もう60年以上も前に出来た、
原子力研究所がある町だったのでした。


この本によると、広島で被爆した日系人、
ジェイムズ野本さんは、ここで10年間
働いていました。






たまたま美味しかったワインから
たどりついた、
リバーモア原子力研究所。

買ったまま、長いこと、
開けてもいなかった本、
「生き残った人びと」に出ていた

リバーモア原子力研究所。
カリフォルニアワインと、
ヒロシマ(の原爆)が交差する‥‥。



こんなことを書きながら、
私は今日も、セーフウェイで買って来た
<ココボン>を飲んでいるのですが‥‥。
















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