2014年4月24日木曜日

エルクの角、満載!









午前中にダウンタウンの郵便局に
行こうと、メインの道路に出るために
信号待ちしていたら、

向かい側のお店のパーキングに停まった
トラックの荷台に目が釘付け。


(近眼なので、度付きサングラス越しでも
はっきり見えなくて)まさか蛇ではなし(笑)、

あれは動物の角だよね‥‥








大きなピックアップトラックの荷台と

牽引している小型トレーラーにも
どっさり。









どれも大きい!

重そう!









アイダホから来てるのかな?








ビジネスの話でしょうか、
ずっと携帯電話で話し続けています。








彼の名前はリチャードさん。

彼は鹿の角のディーラーで、
トラックに積まれた<エルク>の角は、
みんなフラッグスタッフで
「買った」ものなんですって。


鹿は秋口には角が落ちます。

それを拾う人がいて、彼はその人たちから
買っているのだそうです。


彼いわく、トラックの荷台と
トレーラーに積んだ角、全部で5万ドルは
かかっていると。


トレーラーに積んだ角はみんな白っぽい色で、
なぜかたずねたら、
これは古い角なんだと。

(鹿から角が)落ちた後、
太陽に晒されてこうなるのですって。










ちなみに英語で<角>は
horn か antler 。


雄鹿の角のように1年に1回、
生え替わる角はアントラーです。


アラスカにいた時、生え替わりの時の
角が落ちた後の痛々しい姿を見たことが
ありますが、
フラッグスタッフにも当然、鹿も
エルクもたくさんいて、
秋口には雄鹿の角は、森や林の中でひっそりと
落ちているのでしょうね。





リチャードさんはこのビジネスを
20年やっているのだそうです。


私が写真を撮っている間にも、
車を停めて、彼に話しかける人。


みんな売ってもらえるか聞くのですが、
リチャードさんの答えはノー。

ではこの角たちは、どこに売られるか?

中国、特に香港、そして韓国なのだそうです。

彼らは粉にして薬にするんだ、と。

そう言えばロサンジェルスでも、
アンカレッジでも、
韓国マーケットで、鹿の角入り滋養強壮剤
みたいなものを見たことがありました。


それにしても色んなビジネスがあるものですね。


角を拾って売る人、それを買って輸出する人。


鹿のお肉はくせもなくて、とても
美味しいですが、
生え替わるのに落ちる角も人間の役に
立ってるいのですね。


と言うか、人間って古代から動物の恩恵を
受けて来たのですね。




2 件のコメント:

  1. 虹をさがす者2014年5月2日 3:06

    北海道の動物園でもエゾシカのツノを拾って加工したアクセサリーとか売ってます。
    でも薬にするなんてスゴイですね・・・

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  2. 実は私も小さいものがあれば、売ってもらないかたずねましたが、小さい
    角はなかったんです。
    エゾシカの角のアクセサリー、見てみたいです。
    このあたりでは、エルクや鹿の角で作ったシャンデリアなどもありますよ。
    でも民間薬?を作るなんていうのは、きっと中国や韓国に古来から伝わる
    ものなのかも知れませんね。

    小旅行中で、返信遅れました‥‥。

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