21世紀から原始時代に戻れって・・・？今度はパレオダイエットだって

ローフードレストランが出来始めたのは
もうけっこう前のことです。
メニューは要するに火を通さないもの、
生のもの。
私は実はそんなカフェなど怖くて（笑。だって
何を食べさせられるのか・・・）
入ったことはありませんが。

今やヴィタミンからプロテイン、
ヴィタミンなどサプルメントから、
RAW（材料が生）と表示されている様々な
自然食品が出回っています。

その流れもあるのか、今日ナチュラルグローサーズ
でもらった無料の雑誌には
＜パレオダイエット＞という食事法が
紹介されています。

Paleolithic って旧石器時代の意味。
要するに人類がまだ農耕も酪農も知らなかった
時代の食事を実践するというダイエット法。

興味のある方は日本語でパレオダイエットで検索
すればすぐに出て来ます。

ただね、私に言わせれば、アメリカ人は
単に食べすぎ。
ソフトドリンクとジャンク（ファースト）フード、
白い砂糖、甘いだけのスナックをやめて、
少し体を動かせば、かなり減量できると思いますが。

確かに野生の動物は＜料理＞なんてしません。
＜火＞というものを知らなかった時代の人類も
狩猟、採集の生活でした。

でもね数百万年か知りませんががたち、
人間は＜火＞を使うことを発見し、
材料を美味しく食べる調理法を生み出したのです。

今さら旧石器時代には戻れません。
もちろん＜生＞で美味しいものは色々あるでしょう。
日本食で言うならお刺身やお寿司のにぎり、冷奴。
でも焼き魚も煮魚も、湯豆腐もお鍋に入れるお豆腐
だってとっても美味しいです。

ただしお肉はいわゆる＜Grass Fed＞のものを
と書かれていますが、そんなのは当然でしょう。
パレオダイエットじゃなくても、
アメリカで、いまどき普通に飼育された牛や豚や鶏は
成長ホルモンから遺伝子組み換えの飼料たっぷり。
そんなものが体にいいわけないのですから。

アメリカ人よ、目覚めなさい。
（ドラマ「女王の教室」の天海祐希の口調で）
って目覚められるわけないか。

要するにこれは＜欲望＞の問題なのです。
アメリカ人の超肥満は＜欲望＞の肥大した
結果に他ならないのですから。
そしてその欲望を支えているのは
かわいそうだけど＜食文化のなさ＞かな。