2011年4月22日金曜日

Red Montain Trail


標識は目に入りつつも、いつも通り過ぎるのですが
今日も通り過ぎた後、思い直して逆戻りして
標識のあった砂利道を曲がりました。
進んで行くと、車両進入禁止のサインがあちこちに。
でも車のタイヤの跡はあるのです。
途中で引き返したら、向こうから1台の車が・・・。
ナンバープレートは黄色いアラスカのものです。
すれ違いざまに窓を開けてたずねました、
「ここは車は走っていいの?」
「だってトレールヘッドはこの先だから。
僕たちも去年初めて来た時は迷ったんだよ、
あの看板にね」

この時もすれ違って私はハイウェイに戻りかけて
いたけれど、すぐまた逆戻り。
彼らがトレールを行くのだったら、自分も歩いて
みようと。
だって恐らくこんなことめったにないし、わざわざここまで
トレールを歩きに来ることはないでしょうし・・・。


車を停めて、あなたの後から行くからという
カップルの言葉を後に、私はさっさと
歩き始めました。
上の写真は私がいつも眺めるサンフランシスコ
ピークスのちょうど反対側からの眺めです。 


不思議なことに松の木がどれも、
上の写真のように、半分土に埋まったようで、
背も低いのです。 


彼らが言うにはトレールはあの赤い山の
麓まで 通っているらしい。
Red Mountain ・・・赤い山。
実はちょっとその名前にも惹かれたのですよね。


こんな感じでトレールは続きます。
しんとして聞こえるのはどこかで鳥の鳴き声、
そして風の音だけ。
ちょっと心細いですが、後ろから彼らが来ていて
とりあえず 一人ぼっちじゃないことがわかっているので
安心です。

遠くからも見えた赤い部分の岩山の右隣は
細かく砕けた溶岩 のようです。

サンフランシスコピークスもそうですが、
フラッグスタッフ周辺は(元)火山だらけ。
この RED MOUNTAIN は火山の噴火で
流れ出た溶岩で出来たものではないか、というのが
例のカップルのだんなさんの話です。



金曜日の真昼間、まるで in the middle of nowhere
みたいなところを一人、歩いている。
最初は昨日亡くなったと知ったMさんのことを
考えながら。
そのうち頭もからっぽになる。

この後景色はまた不思議な様相に変わります・・・。

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