2011年4月25日月曜日

こんなことが書かれていた・・・


本の処分をしなくてはと手にした1冊の本。
買ったまままだ読んではいませんでした。
1979年初版発行となっています。
いつだったかロサンジェルスのブックオフで買ったもの。

私が初めてアメリカに来た1978年、大岡信さんは
アメリカを旅していらっしゃったんですね。
西部編を読んでいたら、思わぬ発見がありました。
CAMERON TRADING POST が出て来たり、
オブシディアン(黒曜石)で矢じりを作る
おじさんの話とか。
果ては大岡さんのガイドである、若いモルモン教徒の
男子学生がホピとナバホについても興味深い
ことを言っています。
彼はモルモン教徒で日本に宣教師として
行っていたことがあり、日本語を話します。

ナバホとホピでは文化の質がまったく違うね、
だから仲が良くないね、ぼく、地図を見るのが
大好きだし、インディアンのことにも関心あります・・・

そうなんですね。
長い歴史があるのですね。
私が今の仕事場で働き始めて同じことを感じたのは
当然だったし、それこそが真実なのでしょう。


大岡信さんは長い間朝日新聞に「折々のうた」を
連載されていましたよね。
1931年2月生まれとあるので80歳です。

この本、当時でも1400円は安くはない値段です。
でもLAのブックオフで何と1ドル。
古い本ですが、買っておいて良かった。
一体どんな年代の方が売られたのでしょう。

歌は世につれの言葉ではありませんが、
古本屋も世につれで、本を読む世代が下がって来ると
売りに出される本も変わって来て、
最近は私などが興味を持つ本の数もおのずと
減って来ているのがわかります。

それでも古本屋って楽しいですよね。
日本、アメリカを問わず・・・。



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