2011年4月8日金曜日

危ねぇ、いらねぇ、原子力発電所



1988年に発売されたCOVERSの中の1曲、
サマータイムブルース。
忌野清志郎の詩が飛びっきり秀逸で飛ばしています。
歌の中の原子力発電所は美浜原発がモデルとも
言われています。

日本初の原発は東海発電所。
1966年運転を開始しています。
敦賀がその次で1970年、福島原発が1971年。

東海発電所は1960年着工。

広島、長崎に原子爆弾なるものを落とされた
わが国は敗戦後、10年もたたないうちに原子力発電所
の建設を考え始め(これについては読売巨人オーナー、
正力松太郎の尽力多し。巨人なんてクソくらえ)、
戦後15年にしてすでに原子力エネルギーに
手を出したということですね。
原子力、放射能というものの威力と恐怖を
嫌と言うほど知らされたはずのこの国の政治家たちは、
喉元過ぎたら・・・で、ビジネスと効率だけしか
考えなかったということですね。

多くの原発は1970年代に運転を開始しています。
高度経済成長の陰に原発あり、なのでした。

学生時代、残り火的学生運動の中で知り合った
工学部の先輩たちが反対運動をしていて、
彼らがよく現地に行っていた「伊方原発」は
反対運動の甲斐なく1977年運転開始。

それでも住民の反対で白紙撤回になった原発も
ありました。
ひとつは三重の芦浜原発。
1963年に発表があって、2002年に撤回。
1980年代初め、和歌山県新宮市に住んでいた
ことがあり、原発誘致の話は聞いた記憶があります。
村が真っ二つに分かれていると・・・。
長い期間をかけて、ここは白紙撤回になったのでした。
ビジネスより自然ときれいな海を守ろうとした
漁民を含めこの地の人々の力を今、讃えたいです。

もうひとつは新潟巻原発。
新潟にはすでに柏崎原発がありましたが、
巻原発は住民の猛反対もあり、1982年申請、
2004年取り下げ。



藤沢周平が言っています。
100年後に評価される政治家でないと・・・
みたいなことを。

少なくても原発に関わる東芝と三菱、日立
以外のメーカーの電化製品を
買いましょう!!!



1979年ロサンジェルスで学生だった私は
クラスの先生が教室に貼っていたポスターで
北カリフォルニア、サンルイスオビスポでの
原発反対運動のことを知ります。
当時、ジャクソン・ブラウンが逮捕されていました。



1989年サンタフェに住んでいた時、原子力に
反対するデモ行進に参加しました。
確かロスアラモス原子力研究所までの
ゆったりとした、ピクニックのようなデモでした。
その時にあったコンサートでは、屋外で
太陽発電機からの電気ですべてをまかなっていました。
22年前、今思い出しても、その徹底したコンセプトは
大したものだったと思います。
それくらいやらなくっちゃね、原発に反対するのなら。



コンサートでどれだけ照明や花火を使ったからって
人は興奮するかも知れないけれど
感動するとは限りません
感動はシンプルなところにあるように思います。

今、すべてのこと、ものを見直すのに
いいチャンスですよね。

LIVE SIMPLY

やはりこれに尽きるでしょうか・・・。




















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