2011年2月9日水曜日

させていただきます

先日セドナのオフィスで、ガイドの
日本語を話すアメリカ人のSと日本語の
敬語の話になりました。
彼いわく、敬語はむずかしい。
いえいえ私たち日本人にとっても敬語の正しい使い方
ってとてもむずかしいのよ、と私。

私は小学校で習った丁寧語、尊敬語、
謙譲語という区別がずうっと頭に残っていて、
自分ではそれを自分なりに使い分けて来た
ようには思います。

昨今、これはもしかしたらゲイノウ人の
インタビューでの受け答えと
マクドナルドやファミリーレストランでの
従業員用接客<マニュアル>から始まったような
気がしなくもないのですが、必要以上に<謙譲語>が
使われているような気がするのは
私だけでしょうか・・・。

しかも単に「・・・でよろしいですか?」或いは
「よろしいでしょうか?」でこと足りるのに
「・・・でよろしかったでしょうか」までなっちゃうとか。

自分の<義姉からいただいた、○○>なんて言う
表現もインターネット上でたびたび目にします。
近親者と他人を厳しく分けていた歴史的名残りかも
知れませんが、たとえ義理のお姉さんであっても
謙譲語は使いませんよね。

私自身もまだまだ、と言うか敬語辞典があれば
手に入れたいところです。

人の名前のあとに<さん>や<くん或いは
<さま>をつけるというのもアメリカ人には
なかなか理解しにくいことでしょうね。
しかもビジネスでは自分の上司も外部の人の
前では「さん」をつけないで
<呼び捨て>にするということも。

まず<呼び捨て>という概念自体、アメリカ人には
おそらく理解できないでしょうね・・・。

長男、次男、長女、次女・・・という表現がある日本語。
男兄弟はブラザー、女姉妹はシスターで
済ませる英語の表現。
(お姉さん、お兄さんの概念もなし)

言語文化も含めて、日本の文化は多分に
「年齢による序列」があります。
それが21世紀になっても何十代はこんな洋服
なんていう女性雑誌のテーマにもなり得るのでしょう。

「年齢による序列」に猛反対したい部分もあるし、
それこそが日本の社会の秩序を維持している
と思う部分もあるように思えて、
私自身の結論は出そうにありません











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