2016年7月5日火曜日

高学歴、家庭は富裕層、「土を喰ふ日々」



かつての日本の学生運動のリーダーたち、
オームが起こしたサリン事件の犯人たち、
今回のダッカでのテロ犯たち、
何でみんな<高学歴><富裕層出身>なのか。


ここがキーポイントだと思うのですが、
それにしてもなぜそうなるのか。


おそらく偶然の一致ではないのではないか
と私には思われるのですが。



(発展途上国での話です)貧しい、ろくに
学校にも行けないような人たちは
おそらく生きて行くだけで精一杯。

ニュースだってろくたま見ていないかも
知れません。


リッチな家庭に育ち、
私立学校や有名大学に行けるような子供たち
はおそらく、<アメリカナイズ>された
生活環境の中で育ち、
生きて来たのではないでしょうか。


サリン事件の犯人たちだって、
頭のいいエリート、
何不自由なく育って有名大学に行き、
土も虫も空の青さも夕焼けの美しさも
おそらく知らないまま、感じないままある日、
麻原の説く<ユートピア>に吸い込まれて行った
のではないでしょうか。



「イスラム国」のジハード戦士の募り方は
まさに麻原が説いた、
自分たちは狙われているという嘘の被害妄想説
と同じではないのかという気がします。



✨✨✨



水上勉の「土を喰ふ日々」という
本がありました。


この8年前にはアリシア・ベイ・ローレル
という女性が書いた
「地球の上に生きる」という本が
出版されていました。

シンプルなイラストも楽しくて
あ〜今も持ってたらなあ。


とにかく人は地球の上で、土に触れて
自然とともに生きるという文化が
広く若者の心に響いた70年代から
80年代以降アメリカは、そして
おそらく日本も含めた
世界の先進国は、
<マテリアルガール>ならぬ、
<マテリアルピープル>へと進化or退化を
遂げて行くのです。



先日亡くなったイランのキアロスタミ監督
(本日のブログにも書きましたが)
は生きることの厳しさ、シンプルさ、
人生のこっけいさとしたたかさを
イランの砂色の景色の中に
しっかりと再現させて、
実感させてくれた映画監督でした。



ゴキブリにあたふたする私に、
人間は虫とも同居して生きるんだから
とメールをくれたフラッグスタッフで習った
ヨガインストラクターのエドワード、
死ぬわけじゃなし、と
私を一括した家人。


まあゴキブリはともあれ、
人様だってこの地球に生きる生き物の
一つなのだという意識、認識から外れると
どこかで狂い出すのかも知れません。



イラク、シリアの爆撃された町の写真を目に
するたび、私は生きてはいないだろう
50年後には、
一体どうなっているのだろうと
時々考えます。


こんな愚かな殺戮は一体
終わることはあるのでしょうか。


アメリカ主体の同盟国が何かの手を
打たない限り、
終わりのないテロは続くのでしょうね。



心がずっしりと重い今日この頃です。
















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