2016年7月8日金曜日

暴力と悲劇の連鎖、終わらない差別








昨日ジムからの帰り、雨が降り出したかと
思ったら、ちょうど南に走るほどに
雨が激しくなっています。

アパートに着く頃には文字通りの
土砂降り。

大きな雨粒がパーキングのコンクリートに
叩きつけられていました。


まもなくその雨も止み、
虹が出たかしら、と思いつつ、
太陽の具合を見て、出てないかもと
外に出て確認しませんでした。


しばらくしてゴミ出しに外に出たら、
やっぱり出ていたのですね。

上の写真の真ん中より少し右よりに
ピンクっぽい線が判別出来るでしょうか?











その後の夕暮れの雲もすばらしく
こちらの写真はカメラに収めました。












今日はニュースの記事は転載しませんが、
昨夜のダラスでの事件に
もうただただ言葉が出ません。

「白人警官を殺したかった」
という言葉を残していた
警察のロボットに爆破されて殺された
黒人の射撃犯。


今月5日のルイジアナ州バトンルージュ
(ハロウィーンの夜に、日本人留学生の
服部くんが殺された町です)で、
黒人男性が警察によって射殺されました。


この男性は食品店の前でCDを売っていたところ、
ホームレス(人種は公表されず)が
お金をしつこくせびるので、
彼は持っていたピストルを見せたのだそうです。

のだそうですというのは
CNNでは the source said となっているからです。

どこの世界でも「死人に口なし」です。

そのホームレスが自分の携帯電話から
911に電話したのだと。


(いやはやいつも思うことですが、
私があちこちで見たホームレスはみんな
携帯電話を持っている
ことに驚きます)


それでやって来た警察がその男性を
地面に押さえつけて、
バンバンバン。

その映像も拡散しています。



6日にはミネソタ州ミニアポリス郊外で、
テールランプが壊れていると警官から
車を止められた男性が、
運転免許証と銃所持の許可証をズボンのポケット
から出そうとしたところを
警官に5発の銃弾を撃ち込まれて
亡くなりました。












同乗していたガールフレンドの
ダイアモンド・レイノルズさんがスマホで
撮影した生々しい動画も瞬く間に
ネット上で広がりました。

上の2枚の写真はCNNの別の画像、
彼女がインタヴューを受けている
時のもの。



テールランプが壊れていると警官に
車を止められた彼女のボーイフレンドは
免許証と銃の所持許可証をズボンのポケット
から出そうとした時に、
まず腕を撃たれ、
その後、5発の銃弾を撃ち込まれて
亡くなりました。


気丈にもその一部始終をスマホで
撮影したダイアモンドさん。

その動画も瞬く間にショックとともに
広がりました。










車の後部座席には彼女の4歳の娘さんも
乗っていて、やはり何が起こったかを
見ていました。






今まで彼は警察に捕まったことも
指紋を取られたこともない、

と最初のうちは必死でボーイフレンドのこと
を話していた彼女も
ついに最後は号泣してしまいます。


そりゃそうでしょう、
何の罪も犯していない自分の大事な人が
警官に目の前で殺されたのですから。



そして昨夜のダラスでの事件。


「白人の警官を殺したかった」




2014年、ミズーリ州のファーガソン
で起こった、丸腰だった若い黒人男性が
警官に射殺されて以来、
警官により、あるいは白人によって
黒人が殺される事件が
後を絶ちません。


enough is enough


もうたくさんだ


そのたびに黒人たちが言う、
この言葉を何度耳にしたことでしょう。



でも白人の警官を殺しても何の解決にも
ならないじゃないですか。


目には目をでは何の解決にもならないし
銃に銃では悲劇の連鎖が続くだけです。


まず銃規制。



<世界の警察>であるはずのアメリカが
この無法状態では
世界に示しがつかないでしょう。



そして黒人差別。


先日も、とあるマーケットのレジで
顔見知りになった私と気持ち良く会話した
キャッシャーの白人女性、
次のお客さんが黒人で、彼が何かを聞いている
のですが、いかにもつっけんどんな口ぶり。

アジア人の私には愛想が良かったのに。


こういうのを目にするとアメリカでの
白人の黒人に対する差別意識って
理屈や理論や学習ではおそらく解決
出来るものではなくて、
体に染み込んだものなのかしらと
思ってしまいます。


それがかつては自分たち(白人)の奴隷だった
という歴史から来ているものなのか、
単に肌の色に対するものなのか、
私にはわかりません。


家人が(皮肉を込めて)白人にとって黒人は
肌が黒いことだけで罪なんだ、と。




そう言えばテキサス州は銃の携帯が
許されている州で、
ホルスターに入らないライフルとかは
肩にかついで携帯出来るんですってね。


恐ろしい!!!





















































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