2014年8月21日木曜日

アメリカとスリフトショップビジネス












⬆の写真は、昨日、
仕事場のグッドウィルで撮ったもの。

表の売り場ではなく、
裏の作業場の一部です。









このそばには、
衣類などを圧縮する機械があり、
おそらくこれらの衣類や、
リネン類は、
グッドウィルのウェスト店やセドナ、
コットンウッドのお店でも
売れなかったものだと思われます。


こういう風に圧縮されたものを
今度はパウンドいくらで、
別の業者に売るのです。


それが海を渡って、
アフリカまで行ったりするのです。









衣類、布類だけではありません。

⬆は全て、ぬいぐるみ。










青い段ボールでまとめている奥は
全部売れ残ったぬいぐるみ。


ものすごい量でしょう?









アメリカではおそらく、
どんな小さな町に行っても、
1軒くらいはスリフトショップがあると
思われます。


もちろん大都会には大規模な
グッドウィルや、
サルヴェーションアーミーが何店舗も。


私が働くグッドウィルも、
広い店内の大部分を占めるのは
衣類で、
ラックには常時、ほぼ25000着が
ハンガーに掛かっています。


作業場には、キッチン用品、アクセサリー、
靴、電化製品など、
それぞれのステーションには
毎日あふれんばかりの、
トートと呼ばれるプラスチックの
衣装箱のような箱が
積み上げられています。


寄付で、衣類の次に多いのは
キッチン用品。
特に食器です。


プライサーは毎日、
一生懸命それぞれの担当のものに
値段を付けては売り場に出しますが、
それでも裏で、
値段付けを待つ商品が、
減ることはありません。

時にはオーヴァーフロー、
モノがあり過ぎる時も。


日によっての
多少の波はあるものの、
1日の売り上げは何千ドルにものぼります。






これだけのビジネスが成り立つのは、

アメリカ人の価値観、
生活スタイルに根ざす部分が大きいと
私は思っています。


どれが最初に来るというわけではありませんが、
まず、アメリカ人は、一般的日本人のように、
他人が使ったものを使うことに
こだわりがないない。


日本のリサイクルショップで
買ってくれるのは、
かなり程度のいい、
ブランドものの衣類やバッグ類、
それか未使用のお祝いのお返しや
引き出物など。


「お古」という言い方があるように、
なかなか他人さんの使ったものを
また使う習慣自体があまりありません。



次に、一般的アメリカ人が、
コーヒーの味に始まり、
何でもに、あまりこだわりがない、
そのものの用途をこなしてくれたら
いいという、価値観。

もちろん値段は安けりゃいい。

安いウォールマートの存在価値が
あるわけです。


それから、大事なポイント。


アメリカ人は消費好きということです。


この町で見ているだけでも、
<安い>スリフトショップで、
特に女性は、日常的に、
どれだけの洋服を買っているか。


圧縮された衣類の量を見ても
わかるでしょう?


食べ過ぎ(⇒肥満)、
買い物し過ぎ(⇒グッドウィルを儲けさせ過ぎ)、
アメリカはとんでもなく
アンチグリーンだと思います。











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