2011年8月12日金曜日

相互扶助、国民皆保険

読売新聞の国際欄に
<医療保険の加入義務化は違憲、米高裁>という
記事がありました。
時の大統領がこぎつけた法律(医療保険制度
改革法)に高等裁判所が違憲だという判断を
下したのです。


かつて私の母がよくこぼしていました。
お父さんはこんなに社会保険を払っているのに
病院に行ったこともない・・・。

確かに日本では国民健康保険から脱することは
出来ません。
健康で病院に縁のない人も国民健康保険料は
収入に応じて徴収され、
その中から医療費が支払われる。
それをアメリカ人は不公平だと感じるのですね。
確かに不公平かも知れませんが、それが
国家の相互扶助というものです。
自分は病院にも行かない健康体なのに、保険料だけは
徴収されている。でもいつか自分も
お医者さんや病院のお世話になるかも知れない、
その時のことを思えば、これも仕方がない、
と思えないのですね、アメリカ人は。
だって(誤解を恐れずに言うなら)アメリカ人って
自己チューですもの。
相互扶助なんてとんでもない。
世界でアメリカがやっていること(戦争、日本の基地)
を見てもわかるでしょう。

オバマ政権は連邦高裁に上訴する見通し、と
載っていましたが、どうなることやら。
国民皆保険なんて夢のまた夢でしょうね、
この国では。





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