2018年1月16日火曜日

rBGH (rBST) 人口成長ホルモンが体にいいわけがない


✳️以下は昨日の産経新聞の記事です✳️


「文春」「AERA」の「ホルモン漬け輸入牛肉が乳がんを増やす」は科学的根拠があるのか?
成長を促すために「ホルモン剤」を使った米国やオーストラリアの牛肉の話題が、週刊誌やネットニュースで取り上げられている。「“ホルモン漬け牛肉”のせいで日本で乳がんが増えた」「日本は外圧でホルモン剤を使った牛肉を輸入せざるをえないのだ」といった調子で、不安に思っている人も少なくないだろう。しかし、実際はどうなのだろうか。
「EUが禁止しているから危険」は本当なのか
 例えば文春オンラインは「ホルモン漬けアメリカ産牛肉が乳がん、前立腺がんを引き起こすリスク」(2017年11月16日付)という記事を掲載。17年6月に亡くなった元アナウンサー、小林麻央さんを引き合いに出しながら「日本人に乳がんなどホルモン依存性がんが増えたのは、米国からの輸入牛肉が増えたことが一因。なぜなら米国産牛肉は“ホルモン漬け”だから」としている。
 「AERA」(14年5月発売号)にも同じ内容の記事が載ったことがある。が、いずれも
 (1)EUが1988年に家畜への使用を禁止したホルモン剤が、米国では依然使われている
 (2)その米国産牛肉を日本が輸入し続けている
 という2点を問題視している。一部の消費者団体も「EUが家畜への使用や、使った牛肉の輸入を禁止している」ことを前提に、「ホルモン剤を投与した牛肉は危険」と主張するが、果たしてそうなのだろうか。
ホルモン牛肉紛争
 米国やカナダ、オーストラリアでは、家畜の成長(肥育)を促す目的で牛や豚にホルモン剤を投与している。
 一方、EUは(1)家畜へのホルモン剤投与(2)ホルモン剤を使った牛肉の輸入…のいずれも禁止にしている。
 このEUによる輸入禁止を巡る米国との対立は「ホルモン牛肉紛争」と呼ばれ、98年のWTO(世界貿易機関)裁定でEUは負けている。ホルモン剤の使用が人の健康に悪影響を与えることの、科学的根拠を示せなかったからだ。
 負けたが、EUは高率の関税賦課などのペナルティーを支払いながら、なお米国のホルモン剤使用牛肉の輸入を禁止し続けている。
 この結果、まことしやかに語られるのが「EUでは89年に肥育ホルモン剤使用牛肉の輸入禁止後、乳がん死亡率が大きく下がった」という説だ。
 しかし、WHO(世界保健機関)によると、乳がん死亡率は欧米で90年代をピークに減少している。肥育ホルモン剤を使っている米国でもEU同様に下がっているのだ。
 日本とは比べものにならないぐらい牛肉の消費量が多い米国で乳がん死亡率が下がっているのだから、牛肉へのホルモン剤使用と乳がん死亡率に因果関係はない、と考えるのが妥当ではないか。

科学的根拠といったらこれではないのか
 ホルモン剤には2種類ある。1つは、もともと動物の体内にあるものを製剤化した「天然型」。もう1つは、科学的に合成した「合成型」だ。
 食品の安全性と品質に関して国際的な基準を定める「国際食品規格委員会(コーデックス)」(事務局・ローマ)は、「合成型」ホルモン剤について「残留基準値」を設定している。
 残留基準値は、人が一生涯にわたって毎日、摂取しても健康への悪影響がないとされる量(一日摂取許容量)をもとに設定される。その範囲内なら、その食品の安全性は確保されているという目安だ。
 「天然型」については、適正に使用される場合の残留は「人の健康に対して危害となる可能性はない」と、残留基準値を不要としている。
 日本も同様のスタンスだが、「自然に含まれる量を超えてはならない」という条件をつけている。
 日本に輸入される牛肉は、ホルモン剤の残留基準値が守られているか水際でモニタリング検査している。
 厚生労働省によると、2006年4月1日から17年3月31日の間に検査したアメリカ産やオーストラリア産の牛肉で、残留基準値を超えたものは1件もなかった。
 肥育目的でホルモン剤を使った米国産牛肉であっても、少なくともこの10年で“違反”した牛肉はなかった、ということだ。

ホルモン剤とサシ
 内閣府の食品安全委員会が「牛の成長促進を目的として使用されているホルモン剤」に関する「ファクトシート」(科学的知見に基づく概要書)を公表している。
 これによると、日本では1960年代に「肥育」目的の「天然型」ホルモン剤が承認され、実際に使われたが、99年を最後に農水省に「肥育」のためのホルモン剤の承認を申請する業者はいなくなり、現在に至っている。
 なぜ、日本で申請する業者がいなくなったかについては、2016年に河野太郎・消費者庁担当相(当時)がブログでこんな説明をしている。
 「肥育ホルモンを与えると赤身の肉の割合が増えるため、サシ(脂肪)を求める日本の生産者には投与するニーズがない」
 日本でホルモン剤が使われなくなったのは、霜降り肉を求める生産者が嫌ったからで、安全性とは無関係ということのようだ。
 なお、日本でもEUでも、「治療」目的のホルモン剤使用は行われている。つまり、EUの牛肉にもホルモン剤を使用したものはあるのだが、このことは問題にされていない。
疑似相関というトリック
 週刊誌やネットニュースの記事は、日本人の乳がん増加と牛肉のホルモン剤投与を関係づける推論をしている。
 文春ネットの記事は「細胞ががん化するまでに20~30年かかる→1970年代から米国産牛肉の輸入が増加→いま40~50代に乳がんが増え続けているのは30年前から食生活が変わったせいだ」としている。
 しかし、この推論は「疑似相関」に過ぎない。疑似相関とは、無関係なもの同士にあたかも関連があるように見せかける統計を使った“トリック”のことだ。
 例えば、「携帯電話を使うようになったから乳がんが増えた」「女性が大学へ行くようになったから乳がんが増えた」などの推論を統計データ付きで導き出すことも可能だ。
 日本の豊かな食生活は、6割を海外から輸入することで成り立っている。その恩恵に目をつぶり、科学的検証もなく“フェイクニュース”をまき散らすのは、そろそろやめてほしい。


🌠


この記事を読んでまず私がカチン
と来たのは(苦笑)、
これを書いた女性記者、
「科学的検証もなく”フェイクニュース”を
まき散らすのは、そろそろやめてほしい」
という結び方です。

そう言うのなら、まず文春オンラインや
AERAの記事がフェイクであると言う
確証を得てからにしてほしい。

そう思いませんか?


🌠


私はアメリカのいわゆる普通の
スーパーマーケットでは
食材の買い物をしないので、
アメリカ人を含む世間一般の人々が
どんなミルクやチーズを買い、
どんなお肉やチキンを買っているのか、
全くわかりません。

ミルク、牛肉、鶏肉はオーガニック
またはオーガニック&グラスフェッド
のものしか買わないのですが、
さすがにチーズはそう言うわけにもいかず、
(もちろんオーガニックミルクが原料
のチーズも売ってはいますが)
少なくてもトレイダージョウズ
で買うチーズにはたいてい、
原料のミルクはNot treated with rBGH 
(rBST)と表示されています。

NO GMOの表示には勇み足のTJですが、
ミルクに関しては、
この表示があるので助かります。


rBGH人口成長ホルモンは、
牛が持つナチュラルなホルモンから
移遷し操作により人口的に作られた
成長ホルモンです。

牛に注射されて(当然のことながら)
牛の成長を人口的に早めます。

この人口ホルモンは何のことはない
あの悪名高いモンサント
が開発したものです。

遺伝子組み換え作物と
ラウンドアップという超強力な
除草剤を世界中に売りまくる会社です。


アメリカではこのrBGHが人体に及ぼす
影響について様々な研究がなされて、
そのリポートもあるようですが、
もし仮に乳癌や前立腺癌の原因
とは言えなくても、
遺伝子組み換えホルモンが
牛にはもちろん、
人間の体にだって言いわけはないです。


それにしてもこの記者の書き方、
しゃくにさわりますね。


産経ですからね、
とまでは言いませんが(笑)。



















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